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2024-07-16 「できている人」に「どうやってできるようになったか?」を聞く、というやり方をするのは、かなり効率が良いと思います。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1066号●2024年7月16日(火) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ---------------------------------------- このメルマガは、 「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」 をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。 「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。 それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。 ---------------------------------------- %ATTR0%さん、こんにちは。 昨日は、僕がライターなので、プロの方へのインタビューをする機会が多く、「専門家の現実と、世間一般の常識の乖離」に驚くことが多かった、という話をしました。 これは本当にびっくりするほど実例が多いのですが、(で、大半は忘れてしまいました。何か機会があれば思い出すかも、ですが)やはり、忘れられないのは、 ●印刷会社の入力オペレータの方に質問した時 の話です。 僕はライターだったのですが、けっこうな年齢ですので、若いころは「手書き」で「原稿用紙に書く」というスタイルで仕事をするのが当たり前でした。 でも、世間ではワープロなども発売されだしており、「いずれはタイピングも学習しないといけないのだろうな」とおぼろげながらには思っていたわけです。 で、ある時会社の「研修」で、印刷会社の現場を見学に出かける機会があったんですね。ちょうどその頃は、いまで言う「PhotShop」のような画像処理の専用マシンが話題になっていて、その画像加工で、何ができるのか? とか、どのようにして操作するのか? などを学びに出かけたわけです。 主軸はその高額な画像加工の専用機を、実際の仕事にどう生かして仕事を取っていくのか? という話だったんですが、僕はたまたま、そのデジタル加工のチームにいた、入力オペレータの方の動作に目が行ったわけです。 当時、やっと、ある程度の規模の企業には、導入されだしたワープロ(もしかしたら電算写植とか入力専用機だったのかもしれません)を使って、原稿をテキストに落とし込んでいる女性の入力オペレータの方がいたわけです。 見ていると、原稿とディスプレイの両方を見ながら入力はされていたわけですが、キーボードは一切見ていなかったんですね。 なので、 ●「こりゃすごい。さすがはプロだ。ものすごい研鑽を積まれたのだろうな」 と、想像したわけです。 なので、お仕事をされているところに「あのー、すみません、ちょっとお話を伺ってもいいですか?」と声掛けをして、 「いま、キーボードをまったく見ずに入力されてましたけど、この技能を習得するのに、どの程度の期間が必要だったのですか?」 と、質問したわけです。 僕のイメージとしては、一年とか二年とかはかかるだろうなと考えていて、でも、専用の習得コースなどがあるなら、半年で身に付くとかはあり得るよななどと考えていたわけです。 もし、半年で10万円とか20万円で学べるなら、そういう学校に通っても良いのかもしれないとか、そういうことを考えていたわけです。 そうしたら、その方の返答が、 ●「そうですねぇ、うーん、どのくらいだったかな? たぶん三週間くらいだったと思います」 という答えだったんですね。 「え? 何それ? そんな短期間でできるの?」 という驚きで僕は目を回しました。 「さ、三週間? 一か月かからなかったってことですか?」 「そうですね、一か月はかかりませんでした」 「え? それは、毎日朝から晩まで練習してとかそういうことですか?」 「いえ、仕事の合間に一日一時間とか30分とか、そんな感じです。残業で残って練習したことはありますけど。」 「その程度で、ここまで一切キーボードを見ずに打つことができるんですか?」 「ええ、できるようになりました」 「そ、そうなんですか。…(驚きで声がでない)。あ、それは誰か教師の方が来られてたとかそういうことなんでしょうか?」 「いや、この機械に練習ソフトが入ってるんです」 「あ、そうなんですか。なるほどー………。あ、ありがとうございました。」 「いえ」 というような会話でした。 これがもう、僕には衝撃だったんですね。 完全なパーフェクトブラインドタッチの人が、たったの三週間でその技能を身に付けている。 その事実に声も出ない驚愕を覚えたわけです。 ●それなら、ワープロの機械があったら、僕も「キーボードの見ず打ち」ができるやん! という事実に、会社に帰ってから、はたと気づいたというようなことなんですね。 で、ここから、会社にワープロ導入をする旗振り役をやり、自分で「JISかな」タイピングを身に付け、その後にローマ字入力の学習の簡単さに驚き、そしていま「ブラインドタッチ練習ソフト」の開発をやっている、ということなわけです。 で、ここで一番大切なのは、「キチンと完全なブラインドタッチができている人」を実際に見ている、ということと、その「本当にできている人」から具体的に学び方を聞いて教えてもらった、ということなんです。 ●できている人を知る。 ●その人に学び方を聞く。 このふたつこそが、超重要なことなんですね。 若い時に、こういう体験をしたおかげで、その後のライター稼業でも、「プロの方にお話を聞く」ということを、本当に大事にしてきたように思います。 実際、世の中には、 ●専門家の現実と、世間一般の常識の乖離 というものがあふれまくっているからなんです。 それはそれは、本当にとんでもないほど違っているものです。 そこを意識しておくかしないかは、人生において、かなりの大きな開きを生むと思いますね。 ということで、今日のメルマガはここまで。 ではまた明日。 --------------[KID'S SIGNAL No.1066 -了-]---------------

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