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ブラインドタッチを学ぶなら、不要なキーの練習は完全に省く。それから、学ぶキーも優先順位をつけて、順番に練習しなきゃ、ほんとうに時間の無駄なんですよ。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1079号●2024年7月29日(月)
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%ATTR0%さん、こんにちは。
昨日と一昨日で、ブラインドタッチを学ぶなら、「JISかな」や「親指シフト」などの「練習するキーの数が多い入力方式」は学んではいけない、という話と、学ぶべき「ローマ字入力」を練習するにしても、「日本語入力に不要なキーは後回し、あるいは学ばない」ということで良い、という話をしました。
というのは、練習するキーの数を減らさないと、全てのキーを
●無意識のうちに瞬間打ちできるようにする
という工程に、かなりの時間を取られてしまうからです。
ローマ字入力でのブラインドタッチは、
●「『か』と打つなら、『k』と『a』だな、だから、右中指を押してから、左小指を押すんだな」
というような「意識して考えながら打つ」というレベルで「打てるようになる」だけならせいぜい全練習時間3時間前後で充分なんです。
しかし実務上、利用に耐えるだけの能力にしようと思ったら、
●「『か』と思い描いただけで、指が自動的に、k→a と打ち終えてしまっている状態
にしないと役に立ちません。
これを僕は「無意識化」と呼んでいるんですが、とにかくブラインドタッチの実用性は、この「無意識化」にまで到達していないといけないわけです。
そのためには、「意識すればキーボードを見ずに打てる」ようになってから、数時間の練習が必要になるわけです。
ニュアンスとしては、「意識的に打てる」練習より「意識的に打てるキーを無意識化する」練習の方が時間がかかるように思います。
つまり、
●キーひとつひとつに対する練習時間がかなり長い
ということなんですね。
なので、ここで効率的に学ぶために、重要な考え方を「ブラインドタッチ練習ソフトWEEK」では採用しています。それは、
●キーの使用頻度順に練習していく
ということです。
ローマ字入力には必要のない「QVXC」は練習課題からは削除してありますが、それだけではなく、学ぶキーに関しても
●使用頻度を考慮して、よく使うキーから順に練習していく
という形に構築してあるわけです。
使用頻度順に練習していくとどうなるかと言うと、
●練習ではなく、実際に文章を書く時に、すぐに応用でき、打てている実感も得られやすい
ということがあるんですね。
練習の序盤から、いきなり実践で文章を書いている時に「お、けっこうブラインドできてるじゃないか」と感じられやすいんです。
この手の練習は、毎日少しずつ進めていくことになるわけですが、そうなると日常業務と練習とがどうしても混ざる状態になるわけです。
その日常業務で入力する時に「ブラインドで打てているな」という実感が日々どんどん高くなるのが「使用頻度順」での練習の良いところなわけです。
また使用頻度順に学ぶということは、実践での入力作業が「復習」にもなりやすいんですね。
ほんとうによく使うキーがブラインドで打てるようになるわけですから、練習すること自体が楽しくなってきます。
また、使用頻度順で練習すると、それだけ「基礎」となる部分こそを「無意識化」できるので、
●練習したけど、使わなくなってしまった。
とか
●途中で練習を投げ出して、我流の「見て打ち」に戻ってしまう
というような「リバウンド」の防止対策としても効果的なんです。
なので、いままで我流タイピングをやってきて、どうしてもキーボードを見て打ってしまう悪癖が体に取り付いてしまったような人にも、効果的な練習方法になっているわけです。
ということで、私が開発している「ブラインドタッチ練習ソフトWEEK」は、
●JISかな・親指シフトなどキー数の多い入力方式は排除
●ローマ字入力練習においても不要な「QVXC」などのキーは練習しない
●練習問題を使用頻度順のステップアップ方式にして、実務との接続をスムーズに
という独自の特徴を持っています。
そして、これらの特徴は、すべて
●最短期間で完全なブラインドタッチを身に付ける
というWEEKの基本コンセプトに沿った手法、ということなんです。
ということで、今日はここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1079 -了-]---------------
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