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今日は久しぶりに書籍紹介。「ふせんノート」に関する書籍です。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第109号●2017年2月10日(金)
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%name_sei%さん、いかがお過ごしですか。
少しずつ春めいてきている今日この頃、僕はひたすら、自宅の事務所部屋を整理しております。
さて、今回は久しぶりに本の紹介です。
昨年末から手帳での作業を少しマメにやるようになっているのですが、
ToDoの整理など、なかなか快適で、
その流れから「貼ってはがせる付箋(ふせん:ポストイットなど)」を
手帳に貼り付ける機会が増えたのです。
そこで、まえまえから気になっていた「ふせんノート」に関する書籍を読んでみました。
図解人生がはかどる「ふせんノート」
坂下仁・著
フォレスト出版
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4894517477
ふせんは、ToDoを一枚一項目でリストアップして優先順位で並べ替えたり、思いついたアイディアをとにかくメモして、
あとでそれを分類したりするのに便利で、前からけっこう使っているのです。
実際、数年前にブログで書いた「ふせんの逆貼り」の記事などは、かなりの反響をいただいています。
●ポストイットは逆貼りでアウトラインプロセッサになる。
http://kidscomp.exblog.jp/20031841/
で、実際にToDo、アイディアメモなどにふせんをどんどん使うようになると、
これが実は「管理」するのがけっこう大変なんですね。
基本的にポストイットなどのふせんメモは、用紙のサイズ的に、「知的生産の技術(梅棹忠夫:1969年岩波新書)」における
「こざね」としてしか使えないのですね。
原稿を書くための「タネ」と言っても良いと思いますが、「部品」にしかならないのです。
これが京大式カードのようにB6くらいのサイズがあれば文章を書きとめることもできるので、
起承転結のある、ひとつのまとまりのある「文章」「知識」「情報」として機能するのですが、
ふせん単品ではちょっと無理です。
なので、ふせん単独での活用はけっこう難しいのです。
ふせんだけを持ち歩いても、ふせんは裏にノリがついているがゆえに、カードのように
「繰る(くる:重ねる・広げる・順序を入れ替える・関連性のあるものをまとめる)」
ということができないので、それだけではとても不便なのです。
そういう再剥離(貼ってはがせる)ふせんメモのデメリットを大きく削減しているのが、
この「ふせんノート」の考え方で、とにかくふせんに書いた「ネタ」をノートにどんどん貼って行って
ToDoの分類整理や、アイディアの練りこみに活用しましょう! という趣旨の本なんです。
まさに、この書籍で紹介している「ふせん+ノート」という使い方を、
僕は前々から、けっこうやってまして、
この図解本はその「ふせんノート」の全てをあますことなく伝えてくれている感じがして面白かったです。
本当は、この「ふせんノート」の書籍に関しては、同じ著者の書籍で、
しっかりと文章のある単行本版のものが出ていて、それがかなりヒットしています。
この「図解版」は、その「ふせんノート」の考え方を写真や概念図をふんだんに使って
解説してくれているもので、とても読みやすくておすすめです。
この著者は「ふせんノートこそ最上!」という感じで強力にプッシュされてまして、
思い入れは強いようですが、僕が前々から「ふせんノート」を使っていた経験から言うと、
1.ノートが分厚く・大きくなる
2.「編集可能」なので「変更できない真剣さ」が削がれる
というデメリットはあるなぁと思っています。
長くなるので詳述はしませんが、この図解本では「ノートは事務所や自宅にA4のものを置いて使う」
という手法が推奨されてまして、「おお、よーわかってはるなぁ」とは思いました。
「A4サイズのノート」というのはかなり大きいですよ。
でも「ふせん」をアイディアメモとして使うなら、どうしても面積がたくさん必要になるので、
「おおきなノートを使う」のは必然だよなぁとしみじみ思ってしまうのです。
僕も一時期A4のクリアファイルをノート代わりに持ち歩いていた時期があるのです。
でも重いし、デカイし、取り扱いが大変なので使わなくなりました。
だから「自宅でのみ使おう」という提案なのでしょう。
それと、「ふせんノート」は通常なら一枚のノートの上に付箋の紙も貼っていますから、
ノートの厚みが単純に2倍になっちゃうのも欠点のひとつ。
メモの量が多く、出先でもメモしたい僕には不向きな手法でした。
でも、そういう欠点を理解した上で使いこなすなら、「ふせん+ノート」での活用方法は、
確かに、すぐ書け、整理や並べ替えなども手軽です。
転記の手間も減らせますし、パソコンでのカットアンドペーストに似た機能をノートに持たせることもできます。
アイディアをより深く展開するにも効果的でかなり利便性の高い方法だと思います。
特に、アイディアを練ったりする経験が少なかった人や、
はじめての仕事に就いて、慣れない間ToDoをたくさんリストアップしないといけない
若いビジネスパーソンなどには、かなり、そうとう、強力なツールになるのは間違いありません。
ということで、メモを取り慣れていない人や、
メモをたくさん取って、そこから考えを深める、ということをあまりやったことのない人には、
とても良い手法なので、オススメしたいと思います。
ということで、ではまた次回。
[了]------(2017.2.10 旧暦:睦月十四日 )
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