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「形にすること」が、改めて大切だなぁと思った話をします。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第110号●2017年2月20日(月)
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%name_sei%さん、いかがお過ごしですか?
私は、最近、自宅で仕事をしているがゆえに、運動不足を痛感しています。
なので最近は1日に最低5,000歩は歩くように、外に出てウォーキングするよう心がけています。
このメルマガも実は、その散歩の最中にネタを考えつつ、歩きながらの音声入力で書いていたりします。
運動ができてメルマガも書けて、まさに一石二鳥なのであります。
さて、今日は、前前から言い続けていますが、
印刷物を作るということの意味について少し考えてみたいと思います。
前にいちどご紹介しましたが、
私のコピーライティングの師匠にあたるFさんが
言っていたことを最近はよく思い出すのです。
昔はそれほど大事なことだと思わなかったのですが
ウェブの時代になって改めて「あー大切だな」と思うことが
増えたように思います。
たとえば、それは「形にすることが大事」というような一言です。
あれは確か、店頭でお客さまに住所をおたずねして、
それに対して「ありがとうございました」とお礼を伝えるためのポスターだったか、
机上パネルだったか、そういうものを制作するという企画を練っていた時でした。
僕が、
「店員さんは住所を聞いたら、必ず
ありがとうございましたって言うはずですよ?
それを、わざわざパネルやポスターにする意味がありますかね?」
と言ったんです。
すると師匠は、
「いや、これは、形にすることが大事なんや」
とおっしゃいました。
当時は若かったし、わざわざ印刷物を作るよりも、
店員が心を込めて「ありがとうございます」と頭を下げる練習を
させた方が効果は高い、という意識だったので、
そのポスターやパネルが、無意味に感じたわけです。
でも、最近では本当にこの「形にすることの大切さ」の方が
うんと大事だなという事を実感しはじめているのです。
例えば「ご来店ありがとうございました」と言う挨拶文を、
わざわざプリントしてレジに掲げていたとしましょう。
このプリントに対してあなたはどうお考えになりますか?
わざわざ貼りだしてあるだけで、
「お客様に対する感謝の気持ちを忘れないようにしよう」と、
店主や店員さんが意識しているのだろうな、
と言う印象を持つのではないでしょうか?
これが「形にすること」の本質的な意味なのですね。
「当然すぎる」ような一言でも、プリントして張り出すと
それはそのまま「心の声」になります。
心からそう思っているから形にしているのだ、という印象です。
だから「形にする」という行為は直接お客さまから
「信頼」をストレートにいただけるようになります。
これは多分、
誕生日に花束やプレゼントを持っていくことと
似たような効果なんだと思います。
感謝を「形」にすること。
それが大切なんですね。
たとえば、先日もこんなことがありました。
あるセミナーを聞きに出かけたのですが、
ある講師の方が、自分の講義内容をまとめたフルカラーのパンフレットを
全員に配っておられたのです。
内容は、講義の本当に簡単なまとめなのですが、
実に分かりやすく、写真も添えて作ってあったのです。
もうそれだけで他の講師とは信頼度が全く変わります。
この講座内容、サービスを、安定して提供しているのだなぁ
ということが、はっきりと伝わります。
印刷された内容と講義の内容が一致しているということは、
提供しているサービスがいつも同じであり、
誰に対しても自信と責任を持ってオススメしていると言うことを
実証しているようなものだからです。
また、こういうこともありました。
ずいぶん前の話ですが、
企業の広報の方が
「展示会の講演や、パネル展示では、
多少大げさに製品の特徴を誇張しても
問題にならないからいいんです」
と言っておられたのです。
「でも、印刷物だと揚げ足を取られたり、
ここで内容保証してるじゃないかと詰め寄られたりすることがあります。
だから、うかつカタチにできないんですよ。」
と言う事でした。
この事例が端的に表すように、
まさに印刷物は
「お客様への約束手形」
なんですね。
ですから、印刷物を作ると言うことは、お客様から見れば、
あなたが考えている以上に「この企業は本気なんだ」と信じていただける、
という事なんです。
特に最近は、WEBページが手軽に作れるようになってきたからこそ、
印刷物は、より強力な効果を生み出しているように思います。
このあたりの「WEBページがなぜ信頼度が低いのか?」という話は、
また別の機会に。
ともあれ、亡くなられたF師匠の「形にすることが大事なんや」と言う一言の大切さ、
あらてめて、本当に身に染みるのです。
[了]------(2017.2.20 旧暦:睦月二十四日 )
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