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チキンバターライスカレーが食べたかったのです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第130号●2018年6月15日(金) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 今日のお昼ご飯は何でしたか? 僕は昨日、打ち合わせに出た途中で食事を取った時、 「今日はカレーライスが食べたい!」 と強烈に思ったのであります。 それも、前に食べ損ねた、あるカレー店での「チキンバターライスカレー」というのが、どうしても食べたくなったのでありますよ。 前にその店に入った時は、注文をした後で、そのメニューに気づいたのですね。 「今度来た時は、これを食べてみよう」 そう思っていて、昨日はそれを思い出したのでした。 ということで、時間もお昼には少し早かったし、次の打ち合わせまでは時間もあったので、とにかく食べたいメニューだけ食べて、サッと出ようと思っていたのであります。 そのお店は、テーブル席もあるけれど、カウンターがメインで、まだ昼前だというのに、カウンターにはそこそこお客さんが座っていたのです。 僕もカウンターに座って、メニューを見直して、 「おお、チキンバターライスカレー、まだちゃんとメニューにあるじゃないか」と安心したのであります。 というのも、その店、なんだかメニューが多すぎて、どれがウリなのか良くわからないところがあって、いつ提供が終わるか不安だったからなのですね。 で、よし、頼もう! と思った時です。 僕の前に予想外の人が立ちはだかったのです。 いや立ちはだかったのですというとおかしいのだけれど、「思ってたんと違う」という人が現れたのです。 当然、お店のスタッフの人が注文を取りに来てくれたわけですけれども、そのスタッフさんというのが、おそらく多分、欧米系のアルバイトさんなんですね。 青い目で、彫りの深い顔立ちをした、もしかしたら北欧とかあっちの方の人かもしれないという肌の白い美しい女性でありました。 その、なんとも美しく、でも、なんだか場違いな感じの「イラッシャイマセ」に、思わず、心の中で「おお」と叫んでしまいました。 アルバイトスタッフが外人さんというのはたまに見かけるわけですが、それでも欧米系の人が出てくるのは珍しい。 「ヘェ~」と感心して、それでも一応食べたかった「チキンバターライスカレー」を注文して食べていると、時間はお昼に近づいて来て、テーブル席にもお客さんが入って来たのであります。 4人くらいの家族連れで、メニューを見ながら注文を考えている様子でした。 当然、そのテーブル席にも、さっきの欧米系美人バイトさんが注文取りに行くわけですね。 そしたら。 なんか、その注文の様子がおかしい。 なんかどっちも拙い感じの英語でやりとりしてるのですよ。 「あれ? さっきのあの人ちゃんと日本語で注文取りしてくれたけどなぁ」 と思ったわけです。 で、なんだ? と思って振り返って、そのテーブルを見てみると、どうもお客さんがアジア系の外国の家族連れだったようなのです。 距離が遠かったのでどこの国の人なのかは分からないのですが、とにかくその欧米系美人バイトさんには分からない言葉で話しかけられたようなのです。 そこで多分、急遽英語での注文になったようなのですが、なんかどっちもどう言っていいのか分からん! と言った応答を繰り返してる感じでした。 ガイジンとガイジンが、日本の中でサービスを受けて与えているという、そういう情景だったわけであります。 なんかね、「ああ、これがいまの日本なんだよなぁ」と色々な意味で実感したのであります。 ま、その実感の中身はちょっと横に置いておいて、少しだけビジネス的に気になったことがあったので、とりあげたいのですが、この欧米系美人バイトさんが、いったいどういう理由で雇われたのか? ということであります。 たまたま知り合いだったから採用したとか、まぁそういう可能性もあるでしょうけど、どちらかと言うと人件費の削減のために外人さんを雇った、という可能性が高いのではないでしょうか? でも、それは、もしかしたらいまの時代、お店のブランドが傷つく可能性にも頭を回すべきだよなぁと思ったのですね。 というのは、いまの日本は人口縮小状態で、労働人口そのものが大きく減っていて、人を雇うのにとても苦労するからです。 この「働く人が少ない」という状況に対処する方法は、いくつかあって、海外からの労働者を受け入れて、これまでの体制を維持しようという考え方と、人が少ないのだから、給料を上げてでも、人材を確保しようという考え方と、ビジネスモデルそのものを見直してサービスの合理化で人不足を解消しようという3方向くらいが考えられます。 どの方法を取っても、それは自由なのですが、一つだけ気を付けなければならないのは、このお店のようにはっきりとガイジンの方と分かる人を雇うと、その意図があろうとなかろうと「ああ、このお店のはガイジンさんを雇って人件費の削減をしようとしているんだな」と思われる、ということです。 これは、ブランドの構築としては、かなり損なハンデをわざわざ背負ってしまっているとは思いませんか? だって、労働人口は今後20年増えないのですよ? 今後、このトレンドは変わらないわけです。そして、人が少なくなれば、必然的に人件費は上がります。無理矢理いままでの賃金で回していこうとしたら、かなり無理がくるはずです。 なので賃上げは世の趨勢。それはつまり、人を大切にするということが、当たり前で、常識で、最重要に大切なことになるということなのです。 どうしてもそうならざるを得ない世の中で「もしかして、人を大切にしてない、賃金をケチってる企業なんじゃないの?」と思われることのデメリットは計り知れないはずです。それこそ、普通に高い時給をもらってる人が、そういう「買い叩いてるかもしれない」お店のスタッフになろうとはしないのではないでしょうか? だから、これからは本当に「人を大切にしています」「人と人が接する面談の時間を大切にしています」という積極的なアピールがどうしても不可欠なのですね。 僕が提案している最高級のカタログ・パンフレット製作サービス「ドラマチックパンフレット」も、究極の目的は、このビジネスで人と人が出会った瞬間を大切にするためのツールとして役立って欲しいからリリースしたのです。 明日消えてしまうかもしれない、いつ内容が変更になっても、その証拠も残らないウェブでの情報提供だけでなく、明日も明後日も、もしかしたら10年後も、変わらずお客様の手元で、あなたのサービスや理念、理想とする姿などを語り続けてくれる信頼のツール。 それがドラマチックパンフレットなのです。 商品やサービスを紹介するために印刷物を手渡すのではなく、ブランドを構築するために印刷物を活用する、という発想。 ウェブの時代だからこそ必要だと思いませんか? ガイジンバイトを使っただけで人件費削減が疑われてしまうように、ウェブの時代だからこそ、印刷物の導入はすぐさま面談という人と人とのホットなつながりを大切にしていると瞬間的にアピールができるのです。 ということで、気になった方は、またご連絡ください。 ではでは、また。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ コピーライティングならおまかせを! コピーライター 木田茂夫 :kids@kidashigeo.com 携帯:090-8523-4204 --------------------------------------------- ホームページ:KID'S COMPANY http://www.kidashigeo.com ブログ:コトノハコトバ http://kidscomp.exblog.jp/ ●文具関連ページ SD FAN CLUB http://www.kidashigeo.com/sd/ デジアナプロジェクト http://blog.livedoor.jp/kids1226/ --------------------------------------------- ブラインドタッチ練習ドリル WEEK 好評公開中! http://week.kidashigeo.com _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

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