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■パソコンの常識の一大事です!
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第146号●2021年12月5日(日)
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ということで、「キーボードが危険!」の続きです。
「ホームポジション」という、指を置く基本の位置を明確にしないで、ブラインドタッチは決して身につかないのですね。
そのホームポジションをどうでも良いとしてしまうと、指を置く位置が不明確になって、いつまでたってもブラインドタッチを身につけることはできません。
ホームポジションを「守らなくて良い」というタイピングの書籍が、大手を振って販売されていることに僕はとても驚いてしまったのです。
どうも、いまの世の中では、キーボード操作をするということ自体を軽く見ているフシがあって「キーボードの見ながら打ちでも、それなりのスピードで入力できていれば、それでタイピングは出来ているのだ」ということになっているようなのです。
一切キーボードを見ずに文章入力のできる「パーフェクトブラインドタッチャー」の僕としては、こういう風潮はとても危険に感じるのですね。
なぜかと言うと、「キーボードのチラ見」をわずかでも許してしまうと、「キーボードを見るクセ」が体に染みついてしまい、生涯矯正できない「悪い癖」となって残ってしまう可能性がとても高いからなのです。
というか。
そもそもブラインドタッチというものは、身につけるための練習時から「いっさいキーボードの文字を見ない」で身につけるのが基本なんですね。
すべての文字位置をホームポジションからの「方向と距離」でのみ判定するんです。
そういう練習の仕方をしていると、そもそも「キーボードを見る」という事自体をしないのです。
キーボードを一切見ずに文字入力ができるようになると、いったいどういう世界が現われるのか?というと、例えば文章を書く時に、自分が頭で思い浮かべた言葉や文章が、パソコンの画面に「自動的に浮かび上がってくる」という感じになります。
「魔法やん!」と思うかもしれませんが、でも、その通りなのだから、他に言いようがありません。
キチンとしたパーフェクトなブラインドタッチを身に付ければ、文章はパソコンの画面に、思っただけでホワッと浮かび上がるように出てきてくれるのです。
この、ほんとうに魔法のような素晴らしい技能を身につけるにはどうしたらいいかと言うと「一切キーボードを見ずにキーを打つ練習をすればいい」と言うだけの話なんですよ。
でも、世のパソコンをお使いの大半の方々がやっているのは、「キーボードの見ながら打ち」です。
キーボードの「見ながら打ち」は、キーボードを見て、自分の打ちたい文字を探しているので、その「探している」間は、自分が書こうとしていた文章を忘れることになります。
忘れてしまっては困るので、頭で文章をキチンと記憶しながら、キーボードを見て打ちたい文字を探す、という事になります。
この「キーを探す」という事と「文章を覚えておく」という事を並行して行うのは、脳にとってはとても大きな負担になります。文章を書くにはかなり大きなデメリットです。
しかも、やっとキーを見つけて画面に視線を異動させると、「公園」と書きたかったのに「講演」になっていたり、それどころか「こえん」とキーの抜けがあったりします。
これらのことはブラインドタッチでは決して起こることはありません。
なぜなら、目はディスプレイだけを見ていて、キーボードは一切見ておらず、指の先の簡単な動きで、ひらかなを完璧に入力し終えているからです。
本当にブラインドタッチが身に付けば、思い描いた言葉が、パソコンの画面に自動的に現われてくるような感覚になるのです。
こういうメリットのすべてが「最初からキーボードを一切見ないで、ホームポジションからの距離でキー位置を確かめる」という事から生まれているのです。
そう考えると、書店で販売されているこの「キーボード練習の書籍」が、とても罪作りで世の中に害悪をまき散らしているよなぁと思わざるを得ませんでした。
ブラインドタッチに関しては、いろいろとお伝えしたいこともあるので、また書きます。
次回はまた全然違う話題になると思います。それではまた!
[KID'S SIGNAL No.146 -了-]
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