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■「電柱にぶつかる交通事故」が多い理由をご存知ですか?
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第154号●2021年12月13日(月)
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今日も「うまく行くやり方」についての記事です。
えーとですね。交通事故、というものがあります。
あの交通事故の事故写真で「電柱にぶつかった車」の写真を見たこと、ありませんか? ありますよね?
かなり多いパターンなので、見たことのある人は多いはずです。
見たことが多い、ということは、電柱にぶつかる事故がとても多い、という事です。
でも、考えたら不思議だと思いませんか?
だって、電柱は道路にそれほど林立してないからです。隙間なく電柱が立っているならまだしも、一本ごとに10mも20mも離れた場所に立っているのが普通です。
なのに、なぜ電柱にぶつかっている車が多いのでしょう?
実はこれ、人間は「考えた事を実現する存在だから」なのですね。
例えば、常日頃から「事故を起こしたらどうしよう」と考えていると、事故を起こしてしまいます。
人間には生存本能がありますから、どうしても「悪い事を想像して、それを避けよう」とする傾向が強いのです。
だから、運転している途中に急に人間が飛び出したとか、対向車がセンターラインをオーバーしたとかの緊急事態だった場合には、目の前に電柱を見たとたん「ぶつかってしまう」と悪いイメージが思い浮かんで、それを実現してしまうわけです。
見えたものに向かって突き進むのは、人間の本能とも言えますから、仕方ない側面もあると思います。でも、電柱を見ずにすり抜けられる道路の方を見ていれば、助かった事故も多いのではないかと思うのです。
そして、この考え方こそが、物事が「うまく行くためのコツ」なんです。
「危険を避ける」という事と「安全に運転する」というのは似ているようで全然別の考え方なんですね。
「危険を避ける発想」は、頭の中にイメージングしているのは、危険物である「電柱」です。
しかし、「安全に運転する発想」は、頭の中にイメージングしているのは、安全にすり抜けられるルート「道」なんです。
僕はこれを「電柱を見るな、道を見ろ」という言い方でまとめています。
実際、この考え方を、僕は探し物をする時に活用しています。
探し物をする時の口癖で、つい「ないなぁ、どこに行ったんだろう?」とつぶやいてしまう事はよくあると思います。
でもそのつぶやきを「どこにあるんだろう? ここかな?」に変えるだけで、探し物の見つかる率は各段に上がります。
この時、人間は自分の「無意識」という名前の検索サイトにキーワード入力をして脳みそをフル回転させているわけです。
「ないなぁ」とつぶやけば、その探し物が「ない場所」を思い出させますし、「どこにある?」とつぶやけば、その探し物が「ある場所」を思い出させる、ということなんです。
だから、普段から「電柱を見るな、道を見ろ」とつぶやいていれば、たとえ道に子供が飛び出してきても「安全なルートはどこだ?」と自分に問いかける事が出来、安全な運転を続けられる可能性がグンと上がるのです。
そしてこれは、人生のあらゆる問題に応用が可能です。
電柱という「アクシデントを避ける事」に注力するのではなくて、道という「安全な運行を叶えてくれる事」に注力するようにすれば、物事はうまく行く、ということなのです。
少し抽象的になりすぎましたので、今日はここまで。
ではではまた。
[KID'S SIGNAL No.154 -了-]
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