■ブラインドタッチは「修得に時間がかかる」と思うから、「修得に時間がかかる」んです。
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[KID'S SIGNAL]  キッズシグナル●第161号●2021年12月20日(月)
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先日、ブラインドタッチができれば、マイクロソフトのオフィスソフトも、とてつもなく簡単に操作できるようになる、という話を書きました。

と同時に「ブラインドタッチ習得には一週間しかかからない」という話も書きました。

たった「一週間でブラインドタッチになる」という話は、ブラインドタッチ修得の基本を知らない方には驚きの情報かもしれません。

しかし、実際のところ、文字入力をするなら「ローマ字入力」を選べば、覚えなければならないキーの数は19個~22個程度なので、指の移動感覚を無意識下するのにそれほどの時間はかからないのです。

一週間と僕は言ってるのですが、これも30分×7日間という設定ですので、全部で３時間半です。
ブラインドタッチを学ぶための専門講座なども存在していますが、そういう講座の中には午前中の2時間とか3時間で修得させるというコースもあるくらいなのです。

でも、世の中には「ブラインドタッチは修得に時間のかかる専門性のとても高い技術」というイメージはかなり定着しています。

というか、実際、

「もう何年も練習しているけど、なかなかブラインドタッチにならないねぇ」

と嘆いている人も相当数いるはずです。

1週間で修得できる技術が、どうして「何年も練習しているのに身につかない」のでしょう？

おかしいと思いませんか？

この理由を僕ははっきりとつかみました。

理由は、


●「修得に時間がかかる」と思っているから、「修得に時間がかかる」


ということなんです。

なんだそれ？　どういうこと？　と思いましたか？

でもこれ、かなり本質的な話なので、そうなんだからしょうがない、ということなんです。

通常、ブラインドタッチができる知り合いというものは、そうそういませんから、多くの人が「修得に時間がかかる」と思い込んでいるのですね。

なので、その考え方のまま習得方法を探すと


●「どうせ時間がかかるなら、楽しみながらやるのがいいじゃないか」


という話になりまして、


●ゲームタイプのブラインドタッチ練習ソフト


で練習を開始してしまうんですよ。

で、ゲームタイプの練習ソフトはどういう仕組みになっているかというと、「基礎から積み上げる」ということをせずに、いきなり「単語をキーボードから入力させる」という仕組みになっているんです。
たいていの「練習ソフト」というものが、そうなっています。

それでどうなるか？　というと、こんなもの、いきなり打つわけですから「キーボードを見て文字を探す」しかないわけです。

で、結果として


●キーボードを見て打つクセが体にしみついてしまう


というブラインドタッチとは真逆の結果になります。

だってブラインドタッチは


●キーボードを一切見ずに打つクセを体にしみこませる


手法だからです。

これはそもそもの練習方法が間違っていたのだ、ということなんですが、どうして練習方法の選択を間違えてしまうかというと、最初に「修得に時間がかかる」という事実ではない思い込みがあったからなんです。

実にもったいない話だとは思いませんか？
僕は、この構造がはっきりと分かったので、もったいなくてもったいなくて仕方ないわけです。
効果のない練習方法ほど無駄なものはないと思います。
個人の努力が報われないというのは、実に悲しい。なんとかならないものか？　というのがあるわけです。

では、どうしていれば、キーボードを見ずに打てるようになっていたのでしょうか？
答えは


●「キーボードを見ずに打つ」ようになるには「キーボードを見ずに打つ」練習をする。


なんです。

「は？　どういうことですか？　それが出来ないから練習方法を聞いてるんでしょ！」と思いましたか？
でも、そうなんだからしょうがない。

この件については、また書きます。ではでは、また。


[KID'S SIGNAL No.161 -了-]

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