■DIYと自己実現って、「イメージ化」という意味でよく似てます。
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[KID'S SIGNAL]  キッズシグナル●第169号●2021年12月28日(火)
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みなさんこんにちわ。

寒くなって来たので、子供部屋の内戸を作っていまして、おおむね完成したのです。

で。

この内戸の自作をするにあたって、やってきたことが、自己実現のための「イメージ化」のテクニックとすごく共通するな、と思ったんです。
そのことについて、ちょっと話してみたいと思います。

DIY、Do It Youreself. というのは「自分でやってしまう」というような意味ですが、おおむね、大昔に「日曜大工」と呼ばれていた、素人の大工仕事の事をあらわすと思います。

で、僕は寒い地域に引っ越したので「内戸・内窓・二重扉」のたぐいを、家の中に取り付けたいという思いからDIYを始めたわけです。

その過程で、当然ながら、インターネットの情報はものすごく重要なんですね。
いまや、大工仕事のプロレベルのノウハウですら、ブログ記事やらホームページなどでたくさん紹介されていますから。

そういうものを読めば、だいたいの概略は掴めてしまうわけです。

でも、これ、知識を得ただけでは、実はなかなか「やってみよう」というところまではたどり着きにくいんですね。
なぜかモチベーションが上がりにくい。

それでも、とにかくなんとかしなきゃと焦るので、いろいろ調べていくわけですが、そんな時、たまたまYouTubeで、各種のDIYの動画に出会うわけです。

そしたらこれが！
とにかくモチベーションがすごく上がるんですね。
不思議と上がる。

それも不思議なのが、内戸を作ろうとしているのだから、内戸の作り方が参考になる、というわけでもなくて、その周辺のちょっと関連したような動画の方がモチベーションアップには効果的なんです。

まったく関係ない動画でもいいんですね。DIYに関わる周辺情報でもいい。

そういうものをたくさん見ていると、なんと！ 驚くことに脳みそは動画にだまされて、まるで自分がそういうたくさんの現場を踏んできたような、妙に達観してきたような心持ちになるんですね。

ここがすごく大事なんです。

動画でDIYの制作過程などを見ていると、本当にたくさんの案件をこなしてきたような不思議な実感が勝手に湧いてくるようなのです。

そういう気持ちになってから、あらためて内戸の作り方などを見ていると「いや、そこはこういう具合にしてもいいんじゃないの？」とか、まるでプロのような気持ちになってしまうんです。
実際には何も経験してないんですけどね。

それはやっぱり「イメージ」によるビジュアル化が完成しているからなんですね。
多様な動画を見ていると、自分が作りたい内戸の総合的なイメージが「ホワっ」と自動的に浮かんでくるんです。

この最初のイメージが大事なんですよ。

思い描いたイメージが実用的でリアルなものになっていれば、あとは何をどうしたら良いか？　は、自動的に思いつくんですね。不思議なことに。

何か自分の考えていることを「実現したいなぁ」と思ったら、この考え方を使うとすごく効果的だと思うんです。

とにかくまず「理想の姿」を仮にでもいいから想定してみて、何度もイメージングを続けていると、その理想状態に、どうやれば到達できるのかを自動的に「思いつく」んじゃないかな？　と僕は思います。

一度お試しになってみてはいかがでしょうか？

とりあえず、今日はそんなところで。

では、また。

[KID'S SIGNAL No.169 -了-]

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