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何か定点観測してますか? 僕は、ずっとジャンプを読んでいます。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第188号●2022年1月16日(日) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ いかがお過ごしですか? 年明け、そろそろ仕事も本格始動して忙しさが出てきたタイミングなのではないでしょうか? さて。 どんなに忙しくても、日々、自分の力を高めるために、簡単でもいいから特定の行動を継続して行くと、なかなか面白いですよ。 そういう意味では、僕は社会の事を知るために「少年ジャンプ」を長年ずーっと読み続けています。 読み始めたのは、フリーザとスーパーサイヤ人の悟空が戦い始めたころ。ジョジョでは承太郎がDIOと出会う旅に出ていた時。幽遊白書は、戸愚呂兄弟が出る少し前。の、1990年だったと思います。 当時は少年ジャンプは印刷部数600万部を誇る化け物雑誌でした。現在でも200万部を売り上げていて、週刊少年漫画誌ではトップの部数です。 当時ですらマンガ・コミックスは多様化が進んでいて、「いまの流行り」を知るためには、いったいどれだけのコミックスを読まねばならないのか途方にくれるほどだったわけです。 もともとマンガは好きでしたから、よけいに絞り込まないとヤバいと思い「他はもう読まない」と決めてジャンプだけを読むようにしました。選ぶならナンバーワンだろうと。 で、結果としてどうなったかと言えば、上記の三本のマンガの話をすれば、かなり幅広い人と、雑談をすることができます。 また、数々のテレビ化作品もすべて原作から読んでいる状態(というか原作のみしか読んでない)なので、世代の離れた若い方ともけっこう楽しく盛り上がれるのです。 ワンピースやナルトは当然ながら、去年、今年なら「鬼滅の刃」でしょう。小学生とも難なくコミュニケートできるのです。 少年ジャンプは世界展開も幅広く行っているので、多分海外の方ともかなり話せる。そう悪いものでもありません。 うんとマニアックな話なら、ジャンプ以外で人気が出たマンガ家で、たとえば木多康昭 (「幕張」「喧嘩商売」「喧嘩稼業」)や、鈴木央(「ライジングインパクト」「七つの大罪」)などは、もともと少年ジャンプ出身ですから、「あの木多さんがこっちで描いてる!」とか「おお、この書店の大きな七つの大罪のポスターは、よくよく見ればあの鈴木央ではないか」とか、すそ野も広く把握できるのです。 僕に良く分からないのはジャンプ編集部が「残酷すぎる」と作品を認めず、そのまま他誌に流れて大ヒットになった「進撃の巨人」くらいでしょうか。「進撃」は本当にさっぱり分からない。 「ずっと続けて読んでいるのだから、ヒットの法則とか分かりましたか?」 とか聞かれますけど、そんなものは分かりません。だって「他とは違う」から面白いのであって、人気の出るマンガは圧倒的に個性的。ヒット作に共通項なんてないからです。 例えば、あの「ワンピース」なんて、第一作目の前に試しにジャンプに掲載された読み切り作品だった時から「腕が伸びるゴム人間を超極端な遠近法で描く」という、他に類を見ない超個性的な本質的魅力が満開だったわけで、こんなもの分析するとかなんとかの話ではありません。実際、「超極端な遠近法を使う」というのは、いまやワンピースのいたるところで使われていて、この描き方の魅力だけで、ここまで人気が続いたんだなぁすごいなぁと思わざるを得ません。 逆に学ぶことができたのは途中で打ち切りされた「人気が出なかった作品」たちの共通項ですね。おおむね、 ●個人を描くよりストーリを進めようとしている という事は言えるでしょうね。焦って中身をどんどん出そうとして、主人公の主人公たる魅力が薄くなってしまうというか。 ということで「コンテンツ制作」ということを考えているので、こういう結果になったわけですが、何をするにせよ、同じことをずっと続けるというのは、かなり大きな、強力な力になります。 僕もこのメルマガを出来る限りずっと続けていきたいなと思っているのでありますよ。 と言いつつ、このメルマガを書くようになってから、ジャンプを読む時間が削られてしまって、現在部屋に未読のジャンプが6冊半、残っております。やばいなー。 ということで、今日はここまで。 ではでは。 [KID'S SIGNAL No.188 -了-] _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ コピーライティングならおまかせを! コピーライター 木田茂夫 :kids@kidashigeo.com 携帯:090-8523-4204 --------------------------------------------- ホームページ:KID'S COMPANY http://www.kidashigeo.com ブログ:コトノハコトバ http://kidscomp.exblog.jp/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

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