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KID'S SIGNAL NO:020
キッズシグナル:第20号
2014年7月4日(金)
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第20号 「お客さまは面倒くさがり」というのがメディアアプローチのキモです。

みなさん、こんにちは。
そろそろ夏に近づいてきました。本日は7月4日、アメリカの独立記念日ですね。

独立記念日というと、何やら政治的な特殊な日のように思うのですが、
当のアメリカでは、単に祝日でお休みという程度で、大統領が演説をするでもなく、
ただ花火大会やバーベキューパーティーが催される程度のお気楽な一日のようです。

何事もイメージと現場では大きく違っていたりするようです。
わたくしもこのメルマガでは、現場のリアルな感覚で書いていきたいと思っております。



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■オムニチャネルってごぞんじですか?
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さて今回は、WEBや印刷物など、メディアをどう選ぶべきか? というお話をしたいと思います。

というのも、最近オムニチャネルというものが話題になってきたからです。

%name_sei%さんは、オムニチャネルという言葉、聞いたことがありますか?

これは、リアル店舗からオンラインストアまで、あらゆる販売チャネル、流通チャネルを統合する施策のことで、たとえば、ネット通販で買った商品を仕事帰りにコンビニで受け取ったり、店舗にない在庫を即オンラインでおぎなったりと、あらゆる販路を融合してお客さまに購買機会を「すべて」を提供するという考え方です。

お客さまの生活スタイルが刻一刻と変化している現在、どのチャンネルがどのチャンネルに食われてしまうかわからないわけで、販売機会の損失を防ぐために、大手のコンビニなどは積極的にオムニチャンネル政策を進めているようです。

オムニチャンネルは商品販売の話ですが、お客さま本位のアプローチをする、という意味では、販売促進や広告などのメディアアプローチでも同じことが言えると思います。つまり、「販売促進を行うなら、あらゆるメディアでアプローチしましょう」という事ですね。

少し前に、WEBが台頭してきた時、旧来の媒体が淘汰されると言われていたものなのですが、実際には、この「オムニチャネル政策」が示すように、「どちらのアプローチもやっておかないと機会損失が大きくなる」というのが現実であるようです。



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■すべてのメディアに対応する「全部入り」がこれからの主流
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「どっちもやる」「すべてのメディアに対応する」という考え方が世の流れであるなら、「WEBがあるからチラシはいらない」とか、逆に「うちはチラシでうまくやってるからWEBはいらない」というような「従来メディアをWEBで代替する」「従来手法に頼って新しいメディアを使わない」という考え方は、おそらく明確な「間違い」になっていくでしょう。たぶんおそらく、正しくは「どちらもやっておかないと、ゆっくり機会損失が広がる」ということになるはずです。

なぜ、そういう予測が立てられるのか? というと、これが意外にシンプルかつ簡単な話でして、

●見込み客は自分の使い慣れたチャンネルしか使わない。

からなんです。
つまり、お客さまは、基本的に「超面倒くさがり屋」で、自分の見知ったメディアしか利用しない、というのが現実なわけです。

WEBで情報を取ってる人はWEBだけ。
新聞・専門誌で情報を取ってる人は新聞・専門誌だけ。
営業マンから情報を取ってる人は営業マンだけ。
店舗で情報を取ってる人は店舗だけ。

という具合。

たまに多少マメな人がいたとしても、2~3のメディアを併用する程度で、すべてのメディアを押しなべて全部見る人などというヒマ人は一人としていないわけです。そして実際、多メディア時代になるほど、メディアに目を通す時間がどんどん減るのですから、この「情報源は人それぞれ」という傾向はどんどん強くなるしかありません。フェイスブックやツイッター、あるいはスマホでの販促アプローチなど、新しい手法がどんどん出るほどに、どこかで、他のメディアに接する時間を削るしかなくなっていくわけです。

こうなると、逆に情報を発信する企業の側では、実は何かひとつ特定のメディアでの販促手段を取りこぼすと、重要な一定のコアターゲットへの情報伝達が欠けてしまう、ということにもなりかねないのです。
この問題への対処の方法は、本質的にはたったひとつ。「すべてのメディアでアプローチしておく」だけなんです。



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■「全部やれ」って言われたら、困っちゃいますよね?
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解決策は「全部やれ」しかない。
となると、

さぁ困った。

困りませんか?

だってメディアはどんどん拡張されていきます。
でも、そうそう多メディア展開できるほどの予算はない。
そうではありませんか?

WEBもやる、雑誌広告も新聞広告もやる、ツイッターもやらねばならないし、フェイスブックもスマホ対応も必要だ。それぞれに制作スタッフは必要だし、予算も時間も確保しないといけない。

いやー、それはちょっと無理がありますよね。
だったらどうするか?

これはまず

●メディアを超える強いメッセージを作る

という事が一番の解決策になります。
本来なら、メディアの特性を考えて、メディアごとに印象深い販促アプローチを考えていくのがまっとうなやり方ですが、そこまでのパワーをかけられない場合は、まず、どの媒体でも最低限伝えておきたい「共通メッセージ」を明確化しておくのが賢い方法です。

多メディア、それぞれへの出稿量や頻度などは少なくても、どのメディアでも「同じメッセージ」を投げかけておけば、お店にやってくるお客さまは同じマインドで商品を求めてくるようになります。



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■賢いメディアの使い方は印象的な「強いメッセージ」を共通で使うこと。
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このあたりは従来からの広告手法に長けている人なら、すぐに思いつくはずで、

●コンセプトの統一
●企業スローガンやキャッチフレーズの設定
●企業カラーやマークの統一

など、広告業界には、効果的な手段やノウハウがたくさん積み上げられてきています。
(逆にWEBマーケティング畑出身の人からは、こういう話があまり出てこないですね。)

企業は、時代の変化を超えて生き残っていくものですし、生き残って行かなければならない存在です。
多メディア、マルチアプローチというオムニチャンネル時代こそ、従来メディアからWEBマーケティングまでトータルなアプローチ、コンテンツづくりができるスタッフが必要となる時代でしょう。

KID’S COMPANY 木田茂夫なら、何かお手伝いできるかもしれません。

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