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メモしたことを再読して生かしやすくする「一本線ノート術」を紹介します。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第260号●2022年3月29日(火)
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%name_sei%さん、こんにちは。
さて、今日は前々から紹介し続けている、
●「メモ、ノート、手帳を使いこなすための Stationery Book 42」
http://www.kidashigeo.com/stationery35/stationery_book42.pdf
で紹介した書籍の内容解説シリーズです。
今回紹介するのは、
●「アイディアがあふれ出す、行動が加速する1本線ノート術」
https://amzn.to/3JQlWs2
です。
「1本線ノート」というのは、ステノノートとかステノブックと呼ばれている、横罫のページの真ん中に、縦に一本線が入っているフォーマットのノートを使ったノート術なんですね。
ステノブックというのは、こういうものです。
●ステノブック
https://amzn.to/3tMFAj3
ステノブックは、もともと速記などで使われているノートだそうで、横罫ノートの真ん中に縦一本の罫線が入ることで、ノートを左半分と右半分に使い分ける使い方がしやすくなっています。
この「1本線ノート術」という書籍は、この縦一本の罫線が入ったノートを使うことで、縦罫線の左はインプット(各種のメモや読書した時の抜き書きなど)に使い、右は、そのインプット情報を再読した時の気づきや、その気づきを「行動」に落とし込むためにどうすればよいのか? などを書き込んでいこう! と提案している書籍です。
ノートの左にインプット、右に自分の気づきなどのアウトプットを書くことで、情報整理がパターン化され、外から得た情報と、自分の内面から出てきた情報の区別がつけやすく、頭がすっきりするだろうなと、フォーマットを見ただけで思います。
著者の吉沢ゆかさんは、左右振り分けで情報を整理した上で、次の行動を決めて行動していこう! と提案されていますが、僕は特に行動に落とし込まないでも、単に情報整理をしていくだけでも、頭がかなり整理されると思うので、このノートの使い方はかなり実用的だなと思います。
これは、何がポイントかというと、「ノートを再読する」という事を強制的に行っている、というところが素晴らしいわけです。
このあたりは、このメルマガでも今年の1/23に一度紹介した
●脳を「見える化」する思考ノート
https://amzn.to/3eWs1FB
という書籍の中でも書かれていることです。
とにかくノート術の基本は、「読み返して考えを深める事」なんですね。とにかく再読する、ということが超大事なんです。
この「再読」の大事さについては、思考ノートを紹介した僕のブログ記事
●ノートは「再読」することが死ぬほど大事。
https://kidscomp.exblog.jp/18713662/
にも書いています。
で、この「1本線ノート」は、「再読して考える」という手法を、どんなテーマに応用できるのか? ということを、山のように集めて、事例集・ケーススタディ本として整理してあるところが最大の紹介ポイントだと思います。
「再読して考える」ということを、●自分への質問、●知人との会談、●ビジネス課題の発見と解決、●ビジネスプランの立案、●読書ノート、●部下のマネジメント、などなど数多くのテーマに展開して紹介してくれているところが素晴らしいのです。
少し「行動に落とし込む」というところにばかり気が行ってしまっていて、「じっくり考える」系のネタがないのが残念な気もしますが、トータルでは、実用性の高い書籍だと思います。
一種の「再読して考えるノート術」の展示会というつもりで、いろいろ試してみると良いかもしれません。
ということで、今日はここまで。
ではでは、また明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.260 -了-]---------------
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