バックナンバー一覧に戻る


なんだかペン付のWindowsタブレットが、かなり面白いんです。ご存知でした?
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
KID'S SIGNAL NO:028
キッズシグナル:第28号
2015年3月31日(火)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

みなさん、桜の花もほころび始めましたが、いかがお過ごしですか?
しばらくドタバタしておりましてメルマガの発行も滞っておりました。申し訳ありません。やっと少し余裕も出てきたので、もっとマメに書いていきたいと思っております。よろしくお願いします。

さて、ここしばらく印刷物のメリットについて語ってきましたが、私のこのメルマガには、文具やツールの使い方情報を求めて登録してくださった読者の方も、けっこうな数おられます。

ですので、今日は目先を変えて「ツール」に関するお話をしたいと思います。というのも、実はここ1年ほど、「ASUS VIVO tab note8」という8インチWindowsタブレットを気に入って使っているのですが、これが本当にかなり画期的に面白い製品なのですね。なので、これについてちょっと書いてみたいと思います。

このWindowsタブレットはMicrosoft Office付で、定価24800円という猛烈にお買い得な製品。(昨年までは49800円でした。今年2月から値下げです。)
プリインストールされている Office Home and Business 2013 をソフトだけ単品で買うと、どんなに安く買えたとしても2万数千円はしますから、ソフトを買ったついでにタブレットがタダでついてきた、というくらいにお買い得です。(ただし、このOfficeは、このタブレットでしか使えませんが。)

でも、このVIVOtab note8 の一番の魅力が、価格というわけではありません。
一番の魅力は、ペンを使ったデジタイザ入力が出来るという点なんです。付属の本体内に収納されている細いデジタイザペンで文字入力や、お絵描きが可能です。

メーカーHP
http://www.asus.com/jp/Tablets/ASUS_VivoTab_Note_8_R80TA/

「ペン入力が魅力だ」というと、「お絵描きなんてしないから、私には不要だ」と興味を失う方も多いかもしれないのですが、そう考えてしまうと、かなり大きな可能性を見落としてしまう、もったいない判断になってしまいます。といいうのも、ペンを備えたタブレットは操作性や使い勝手の面でかなり快適な環境を提供してくれるからです。

Windowsタブレットというのは、iPadが大人気になった後のいまでこそ、「iPadの後追い商品」のように思われていますが、本来は、Windows XP Tablet PC Editionという商品が2002年に出ていまして、 2010年登場のiPadより8年も前に登場していた大先輩のジャンルなんです。なので操作体系が実にこなれています。

多くの方は、ペンによるタブレット操作方法をご存知ないので、解説をしておきますが、ペンが使えるWindowsタブレットにおいては、ペンが完全にマウスの代替装置になります。つまりペンはイコール「マウス」なのだと考えてください。

実際、ペンを画面に触れさせずに、画面上数ミリ程度の位置まで持って行けば、その場所に自動的にマウスカーソルが現れ、タッチした段階でマウスクリックをしたのと同じ操作になるんですね。(この操作の実際を知らない人がすごく多いのですよ。説明すると「ええ? そうなの?」と驚かれる方が多い。)

しかも、2012年に登場した Windows8 からは、ペン操作に加えて、iPadと同じように「指で画面を触って操作する」機能が追加されました。ですので、Windowsタブレットには、画面に直接触れる機能が「ペン」と「指」の二種類がある、ということなんです。二系統のタッチ操作を必要に応じて自在に活用できるので、かなり快適で、2002年のWindowsタブレットよりも、2010年のiPadよりも快適な環境が生まれ、本当に理想的なタブレット操作環境が完成したなぁと僕は感じています。

「ペンと指のタッチ二系統だから快適」という話は、さまざまな媒体でもあまり語られていないので、あえて書いておきますが、おそらく今後はこれが当たり前になるでしょうし、一度この環境を体験したら、一系統の環境には戻れないだろうと思います。

しかも、この「ASUS VIVO tab note8」を触ってみて驚いたのですが、ペンでの手書きによる文字入力がかなり賢く便利なのです。(標準の設定のままではいろいろ不便なのですが、設定変更をするとかなり実用的になります。)

手書き認識というのは、手で書いた文字をPCが認識してテキスト文字に変換してくれるわけですから、絶対、必ず、どんな事があっても「手で文字を書く」より、必ず入力に時間がかかるわけです。つまり入力速度がかなり遅いわけです。当然ですよね?

ところが、この手書き入力を使っていると、とにかく快適でたまらないわけです。文字を書くのが楽しくて仕方ない。

これはいったいどういうわけだ?

と、かなり悩んだのですが、最近その答えが、かなりはっきり分かってきました。それは「手書き入力には同音異義語の選択作業がない」という事なんです。意味的に無関係な同音異義語を表示・選択するというのは、脳味噌にかなりの負担であるようなんです。
でも、手書きにはそれがない。
だから快適なんですね。
そこがよく分かりました。

「ASUS VIVO tab note8」にはマイクロソフトオフィスが入っていると書きましたが、このOffice Home and Business 2013には、OneNote という、まさに手書き入力の快適さを最大限に活用できるメモ帳&スクラップブックソフトが入っていまして、まさに紙の「手帳」や「ノート」に似た感覚でのタブレット活用が可能なんですね。

「ASUS VIVO tab note8」は8インチサイズなので、大人の男性なら、片手で持てるくらいの大きさで、ノートとしてメモツールとして活用するにも最適です。(質量が380gです)
バッテリーも丸一日充分に持ちます。

ということで、少しずつ紙のノートと役割を交換しつつ、試しながら、試しながら、実践でWindowsタブレットの活用・応用方法を研究しているところです。

2015年1月21日からは、やっとAmazonの日本語版「Kindle for PC」が登場したので、Windowsタブレットも書籍の代わりとして活用が可能になりました。(いままで対応してなかった方がおかしいのですが。) 380gの中に何冊でも書籍が入れられます。

ということで、「ペンと指」の快適操作環境で、紙のノートなみに使えるタブレットで、読書もしつつメモも取るという生活に、そろそろ本格的に入れるようになってきたのかな? と思っております。

今年はWindows10も登場しますし、本格的にWindowsタブレットが「使える」環境になるようです。
みなさんも、機会があれば、ぜひWindowsタブレットを体験してみてください。

ではでは。


-----------------------
p.s.

一応、アマゾンでの購入リンクを貼っておきますが、いまVIVOtab note8 は大人気で流通在庫が不足気味です。
なので、アマゾンで流通している商品は少々お高いです。ですので、このリンクでの購入はお勧めしません。
古い機種(ペンが使えなくなるという不具合が出る場合もあります)を売っていることもありますので、その場合は自己責任で。

できればヨドバシなどの店舗で購入されることをお勧めしますが、マメにお店を覗いてみないと、売ってないかもです。

ASUS VivoTab Note8 (アマゾン)
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/B00TMYLEAK
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/B00IN6RMN6
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/B00K737NGE

※注意
R80TAという型番が価格が下がってからの製品です。
M80TAという型番は昨年までの高価格版。違いはほぼ何もありません。Windowsが昨年から無料化されたので、そのせいで価格が下がったというだけです。


バックナンバー一覧に戻る