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ライターに文章作成を依頼するというのは、どういう意味があるのでしょう。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第280号●2022年4月18日(月)
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%name_sei%さん、こんにちは。
先日ブログ「コトノハコトバ」のアクセス数などをチェックしていると、ずいぶん昔に書いたライターの役割についての記事の検索があり「懐かしい記事だなぁ」と思って、読み直しをしてみました。
読んでみると「あーこんなことを考えていたんだ」と思う位に、深く考えられていて、自分で書いておきながら「そうだよなぁ」と感心をしてしまいました。
記事として、面白かったのでそれに連なる広報活動におけるライターの役割について書いておいた記事をいくつか読み直しました。
どれもなかなか深い。
そもそも、企業における、広報活動は、簡単なように見えて、意外と難しいものです。特に「文章を書く」と言う項目は、誰でも文章くらいは書けるものだから、簡単であるように見えてしまいがちなのですが、本当はかなり専門知識を必要とする、高度な技術なんですね。
特にこの10年20年と言うスパンの中で、広報や販促の主要な舞台が印刷物からウェブに変わって行き、その過程でかなり重要なノウハウが、ごそっと失われていったのではないかと思っているのです。
例えばの例で言うと、ライターが企業の担当者を取材して文章を制作する、という基本ノウハウなどは、かなり弱弱しくなったように思います。
そもそもWEBでは、「一ページ」という概念がないので、文章の長さはいくらでも長くできます。そしてランディングページをはじめとして、販売に直結するページというのは、購入に際してお客様が不安になる「不安解消情報」(これを僕はカウンターコピーと読んでいます。)を徹底的に紹介することでして、これらの不安がある程度解消されなければ、お客様は購入に至りません。
まず、こういう長い文章は、プロでないと書くことが困難です。長い文章を興味を低下させずに読ませるには、しっかりとした構成力と、読者の興味を持続させ続けるだけの表現の面白さが必要だからです。
では、短い文章なら素人に書けるか? というと、実はこれ「何を省略して、長い文章をどうコンパクトにまとめるか」という技術が必要なので、長文を書くよりもっと難しくなっちゃうんですね。
そういう事を考えると、ライターに取材をさせて、原稿を作ると言うのはとても重要なノウハウだ、ということになるわけです。
お話を聞いてその本質を端的にまとめる。あるいは専門用語だらけの会話を一旦咀嚼して、専門用語をご存じではない一般の方々にも内容がよくわかるように解説要素を入れながら文章を制作する。
このようなコミニケーションの「お作法」を踏まえないと、なかなか「大勢の方に伝わる文章」というものにはなりにくいんですね。
そんな「多くの方に伝わる文章」を制作するには、一番詳しい方にお話をうかがって、それをライターが良いあんばいにまとめて文章化する、というのが、もっとも効果的な方法なんです。
しかし、今ではこの手法がかなり軽視されるようになってしまいました。
軽視されてどんなことになっているのか? どうしてライターに頼んだ方が賢いと言えるのか?ということがよく分かる記事が、以下の2本です。
よかったら読んでみてください。
●発信力のある企業なら、取材できないライターを雇ってはいけません。
https://kidscomp.exblog.jp/23150387/
●「文章は誰にでも書ける」なんて思ってないですよね?
https://kidscomp.exblog.jp/23228114/
多分「なるほどなぁ、その通りだなぁ」と思ってもらえると思います。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日、お会いしましょう。
--------------[KID'S SIGNAL No.279 -了-]---------------
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