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手書きのメモは、書いたと同時にプリントアウトされているのです。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第294号●2022年5月2日(月)
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先日から書き始めました「手書きメモの8つ利便性」の記事。いざ書き始めてみると、書いていて楽しいのですね。
多分前々から薄々気づいてはいたけれど、ちゃんと言語化していなかったことをちゃんと書けているという喜びなのだろうと思います。
ということで、今日は2番目のメリット(前は5番目に入れてたんですが、かなり重要だと気づいて2番目に上げました。)についてです。
●手書きメモは、書いたと同時にプリントアウトされている利便性がある。
これは、あまりに当たり前なので、多くの方が気づいていないのですが、手書きのメモは、書いた瞬間に紙に「プリントアウト」されているのです。
なので、スマホやパソコンだと、入力した後にプリンタに通さないと生まれない性質を最初から持っている、ということになります。
それはつまり、
●モノとして存在している
ということです。
パソコンやスマホに書いたデジタルの文字は、誰かに伝える、という役割だけがあるので、具体的な実体を持ちません。
表計算ソフトのデータも、自分が経験した日記も、どれもスマホの手触りとか、ディスプレイの輝度として表示されるだけで、どんなに情報内容が変わっても、手触りも視覚効果も、違うところは何もありません。
しかし、手書きのメモは、小さなメモ用紙一枚であっても、物理的な形と重さを持ち、それぞれの情報が、実在のものとして実感できます。
電話番号や住所のメモも、大きなノートに書き残した打ち合わせの内容も、全部別の「モノ」として存在しています。
そもそも、ノートの最初のページと最後のページでも、右手と左手の重さの感触が違うでしょう。
そして、ノートをめくって目的のページを見つけるにも、パラパラとページをずらし続けた親指の感覚がページごとに違います。
用紙に書駆れた情報は、そういう「モノ」としての「違い」を持ち、その記憶は抽象概念ではなく、身体感覚として記憶される、ということです。
こういう身体感覚は、実体を持たない「言語」ではなく、人間の原初の感覚と直結した「無意識領域」に刷り込まれやすいのではないか? と僕は思います。
なので、紙に書かれた情報は、記憶するのに手間がかからず、努力しなくても、明確な意識として体に定着しやすいのです。
この身体感覚をスマホやパソコンに求めるのは無理でしょう。やろうと思ったら、全ての情報をいったんプリントアウトするという二度手間が必要になります。
そんな手間なことはやってられませんよね?
だから誰もやらないし、だからこそ、手書きのメモは「書いたと同時にプリントアウトされている」という圧倒的利便性がある、ということになるのです。
ということで、今日はここまで。
明日もまた、「手書きメモの利便性」について書くと思います。
ということで、ではではまた明日お会いしましょう。
--------------[KID'S SIGNAL No.293 -了-]---------------
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