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「袋ファイルと超整理法とWIファイル、その3:WIファイル」をお送りします。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第312号●2022年5月22日(日)
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%name_sei%さん、こんにちは。
今日は「2022年に、紙の情報整理の方法を考える」シリーズの第三回にして完結編です。
いや、完結編と言うほど「これが結論だ!」というのはないんですけど、いろいろと思い至っていることがありますので。
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私の紙類の整理方法 2022年版
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●「WIファイル」とは何か
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WIファイルとは何かというと、これ「ダブルインデックスファイル」の略なんですね。
で、これは見出しの付け方に親子関係の構造を最初から入れておく、という考え方なんです。
パソコンを使っていたら、フォルダを作って、その中に細目用のフォルダを新たに作ったりする。
ああいう仕組みを袋ファイルに持たせたものなんです。
で、この「WIファイル」をうまく説明してくれてるページはないかなぁと検索してみたら、驚いたことに、今日僕が書こうとしてたことのほとんどを上手にまとめてくれているページがありました。
なんとなんと! 驚くなかれKOKUYOのページでした!
えええええー、一企業がWIファイルをその名称まで使って紹介しとるんかい! すげーな! と驚くことしきり。
ページをあわてて、最後まで読んだら、僕が紹介したい「WIファイル」の書籍を書いた刑部恒男さんの最新のご著書の紹介まで載っていて、「僕が書くことないやん!」と驚いたくらいでありました。
さすがにすごいな、KOKUYO。やっぱり専門家は違うわ。よーわかっとる。
クリヤーホルダーファイリング:KaTaSu<カタス>ホームページより
●ダブルインデックス(WI)式ファイリングなど:KaTaSu<カタス>活用術
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/katasu/katsuyou/
このKaTaSu<カタス>というページを、いまさっきいろいろと見てたんですけど、すごく完成されてる!
2022年におけるビジネスシーンの紙の整理手法として、ほぼほぼ完璧だと感心しました。
なので、ちょっと書きたかったことの内容を本質部分だけに絞ります。
具体的な書類整理のあり方は、このKaTaSuのページを見れば、ほぼOKだと思います。
で、書類整理の基本単位を「角二封筒」ではなく「クリアホルダー」にしているところも、「ふつーのビジネスマン」の現実に寄り添った正しいアプローチだと思います。基本的に文句はないです。
「カタス」というネーミングが、「書く(見出し・タイトルをつける)」「立てる(書類をボックスなどにいれて立てる)」「捨てる(サイズや期間などを決めて捨てる)」という基本ルールをまとめたものだ、というのも本当に素晴らしい。
で。具体的な手法はKOKUYOさんのページにまかせて、僕が今一番言いたいのは、
●昔は仕事の情報は紙でどんどん入ってきていた。しかし、いまは紙の情報は大きく質が変わっている
ということです。
いまは、基本的なお知らせとか連絡とか、基礎資料とか提案とか企画とか、そういうものの、おそらく80%は、メール等のネット経由で来ているはずなわけです。
だから、昔のように、「なんでも紙で保管しておかなきゃ」という用途は、ほぼほぼPCに置き換えられているはずなのです。
じゃあ、紙で管理している情報ってどんなものなの?
という問いかけこそが、いまの時代はとても重要だと思うのですね。
その情報は、大きく二つに分かれると思うのです。それは、
●紙でプリントアウトしておきたい最終決定事項やみんなで共有することが前提となっている情報
●個人的に思いついてメモを取ったり、情報収集した、とても個人的な紙情報
だろうと。
で、今回僕がWIファイルを紹介したかったのは、上記の「個人的な思い付き」などの系統の整理の話なんですね。
WIファイルは見出しが親と子の二つが用意されている、というのは、複数の情報を、より上位の概念でまとめるとか、(KOKUYOのページではインド・タイ・中国と集めてきたファイル群を「アジア」でまとめる、という例が紹介されてます)逆に、大きな計画を小さく分解して計画立案するとか(たとえば旅行の計画を立てて、観光予定地ごとの情報、ホテル候補、各種パッケージツアー情報に細分化していくとか)に便利なんです。
こういう「見出しの統合・細分化」を行うのに、「上位分類」と「下位分類」が明示されていると、とても便利だし、この「統合するタイトルを考える」とか「計画の細目化を立案していく」ということこそが「考える」という行為でして、いまの時代は、この「見出し付け」こそがもっとも重要な紙の情報の整理の要諦だと思うのです。
昔は50音であれ、使用頻度であれ、それは周りから大量にやってきた「外からの情報」の整理のためのものだったと思うのです。
しかし、いまは、そういうことはほとんどがパソコンの検索機能で整理できてしまいます。だから50音も使用頻度も、普通に使えるから、さほど重要な機能ではないのです。
そうではなくて、WIファイリングによって、仕事や作業から「意味」を抽出して、「上位概念」と「下位概念」で独自のキーワードを選択していくことで、発想や合理的な行動基準などを「発見・開発」していける、ということが大事なんだと思うのです。
その意味でWIファイルの考え方はとても重要だよなぁと思っているわけです。
とまぁ、これはまだ、ちょっと思い付きで考えた程度の話なんですけどね。
でも、例のツイストリングノートメモで、なんでもメモって、統合したり細目化したりを頻繁にやっていって、こういうことにたどりつきました。
まぁ基本はノートテイキングが基本なんですけどね。
でもA4用紙とかも必要だよなぁと最近は思ってるのです。ネットで見た情報とかもプリントして保管とかすると利用度が上がりますしね。
また、小さなメモに書いたことも、複数枚を一枚の大きな紙にプリントして読み返しやすくするというのも便利だと感じてますし。
ということで、少しとっちらかった内容になりましたが、これが「2022年の紙の情報整理」の僕が気にしている重要テーマ、ということです。
ではでは、また明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.314 -了-]---------------
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