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「本当に大切な10冊」は、「紹介するのが本当に大変な10冊」であることが分かりました。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第320号●2022年5月28日(土) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ えー、今日も「『本当に大切な10冊』じゃなくて9冊」のリストから、書籍紹介をしようかと思ったのですが、次の本を見たら、日米関係の内実を暴露した「知ってはいけない」がリストに上がってて、「うーん、これを紹介するのは重いなぁ」と書く気力がなくなってしまったのでした。 「えええ? それ本当のことなの?」という話が紹介されてるんですけど、あんまりさらっと紹介するような内容でもないので、これは「まぁ立ち読みでもいいから本屋でちょっと手に取って最初の10~20ページくら読んでみてくださいな」と言うに留めておこうかな、と思います。 で、「知ってはいけない」を飛ばして次の本を紹介しようかな、と思ったんですけど、次が「アダルトチルドレン」と来た。これも簡単には紹介できないんですよねぇ。 アダルトチルドレンというのは、親子関係が「機能不全」を起こしている人を総称して語っているわけですけど、このアダルトチルドレンという「一群の子供たち」が存在しているのだと「発見」されたのが、ソーシャルワーカーとかヘルパーさんとかの職業の方たちによるものだった、というのが、ある意味、全てを物語っているんですね。 簡単に言うと「きわめて現実的な存在」「現場でのみ観察される事象」ということなんです。 アダルトチルドレンという言葉は、聞いたことがある方もおられるかもしれませんが、実はこれ、学問的には全然定義されていないし、医学とかそういう分野でも取り扱われていません。本当に「現場」から発見された特定事象なんです。 なので、解説しはじめると、チョー難しくなってしまうんですよねぇ。 で、僕も上手に解説できる気になれないので、「とにかく読んで」と解説を放棄したくなってしまうのです。 ただ、ポイントは「アダルトチルドレンは自分がアダルトチルドレンだと気付いていないことも多い」という事だけは言えます。なので、あなたがアダルトチルドレンだという可能性もあるのです。(そうではない人が多数派ですが、それでも6:4とかそういう比率なんじゃないかなぁ。特に日本では。) で、アダルトチルドレンの問題には「依存症」という、より大きな問題が関係してきまして、これはアルコール依存症だったり、ギャンブル依存症だったり、恋愛依存症だったり、すごく多様性があります。 ともあれ、この「アダルトチルドレン」という一冊を読んでおくと、少なくとも「ああ、世の中には、こういう種類の人もいてるんだな」という人間理解の幅が生まれますので、その意味では大変有用な書物なのですよ。 ああ、本当はもっともっといろいろ書かないと全然意味が伝わらないんですけどなぁ。まぁ、「アダルトチルドレン」の話も、ここまでにしておきます。 なんか、今日のメルマガはとりとめない感じになってしまいました。 ごめんなさい。 「本当に大切な10冊の本」って、自分で選んでおきながら、いざ紹介するとなると超ムズカシイ! 内容が深くて濃すぎるんですね。 これ、その他の本も、ほぼ全部そうです。 これはやっかいなものに手を出してしまったなぁ。たぶん、全部「常識の外」にある重要知識なんだと思います。なので、「わかりやすく」「カンタンに」説明することがしんどいんですね。 ま、ちょっとずつでも紹介していきます。 ということで、今日はここまで。 ではまた明日。 --------------[KID'S SIGNAL No.320 -了-]--------------- もし、僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 共感してくれそうなご友人に、以下のアドレスとともに、 メルマガを紹介していただけると嬉しいです(*^_^*) よろしくお願いします! ●メルマガ:KID'S SIGNAL/ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルと登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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