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血液型のとても不思議な話をします。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第341号●2022年6月18日(土)
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%name_sei%さん、こんにちは。
すみません。今日のメルマガは超長いです。長くなるのでなかなか書けなかった話なんですが、今日は一気に書いてしまいました。良かったら読んでみてください。
もう、ずいぶん昔の話ですが、血液型に関する、とても不思議な体験をしたので、そのことについて書いてみたいと思います。
ライターになりたてのころ、けっこう大きなミスをしたんです。ミスの内容は覚えていませんが、クレームが相手の会社から僕が勤めていた広告制作会社の社長の方に連絡が行き、上司に呼び出されたのです。
部屋には社長と上司がいて「これこれの連絡があった」という話があって、社長は「とにかくすぐに謝りに行きなさい」と言ってたのですが上司は「もちろん行きますが、具体的にどんなミスだったのかの確認をしないと謝りようもないでしょう」と僕から話を聞いたわけです。
話をすると「これこれの事で、こういうミスになったのだな? なら、次からは必ず校正の時に僕か●●さんか、社長にもチェックしてもらえ」という話になりまして、それから謝罪に出かけたという記憶がありました。
出かけるタクシーの中で「謝罪に行くと言っても、どういう原因で起きたミスなのかも分からず、今後のミス防止対策も考えずに謝りに行っても、反省している、謝罪しているということにならんでしょ」と上司から教えられて「そりゃそうだなぁ」と深く納得したんですね。
その後、会社を変わったり、いろいろな方と出会ったりしましたが、ミスが起きた時は、
1.ミスの原因の明確化
2.再発防止策の策定
の二つを提示することが謝罪の標準的な「型」で、ごくごく一般的な考え方なのだ、ということを実感していました。
おおむね日本では、この考え方が主流だと思います。
で、僕が別の制作会社で仕事をしていた時も、仕事上でのミスを犯したんです。(またまた、このミスの内容も覚えていません。笑)
ミスについて上司、(当時は女性の上司でした)に報告して、「さぁ原因究明と対策やな」と思っていると、この上司は原因について確認もしないし、再発防止策の話などもいっこうにする気配がないわけです。
「で、木田君はどうするつもりなん」と聞いてくるだけなんですね。どうするつもりなんと言われても会社としての体制をどうするかは、一社員の僕には答えようがなく、まぁごく順当に「今後ミスを起こさないように…」と話をしかけたわけですが、
「いや、それは済んだ話でしょ? ミスが起きたのはしょうがない。ただ君は信用を失ったわけでしょ? それをどう取り返すかが大事なんじゃないの?」
と、話をさえぎって、思いもしなかった角度からの指摘を受けたわけです。
「どう取り返すか?」
いやね、それを聞いた時、なんのことやらさっぱり意味が分からなかったのですよ。ものすごく独自の変わった考え方の上司だなぁと思っただけでした。
なんて個性的な人なんだろうと。
で、そのあと何を話したかは覚えていないのですが、その上司と一緒に謝罪に相手の会社へ出向いたわけです。そしたら、その女性上司は、相手の部長さんに対して、こうのたまったんですね。
「このたびは申し訳ありませんでした。信頼を失うようなことをして大きな失態だと思っております。しかし、今後ともお取引はさせていただきたいと思います。申し訳ないですが、取り返すチャンスをください。」
と、こういうわけです。
その後の話の詳細は忘れましたけど、とどのつまり「取り返すチャンスをください」という言い方で、新しい別の仕事をもらったんですよね。
なんじゃそりゃ!
僕は心底そう思いました。
ミスをした仕事は継続的な仕事だったので、それはそれで謝罪もしたし、継続して発注は続く。それとは別に「取り返すチャンス」として、新しい仕事も取ってくる。
という、まぁ実に驚くべき結果を見せつけてくれたのでした。
なんじゃこりゃ?
いや、心底驚きました。この人はすげぇなぁと。仕事でミスして、そこから新規発注に結びつけるか? 理解不能でした。
世の中にはすごい人もいたもんやね、とその女性上司のことは仕事のできる「特殊な個性の人」と思っていたわけです。
そこから、10年もたったでしょうか、そういうミスの話はさっぱり全部忘れていたのです。僕はフリーランスになり、企業さん直のコピーライターとして仕事をいろいろやっていました。
企業さん直で仕事をすると、その企業の担当者の方と仲良くなることも多いわけです。
ある時、仕事の打ち合わせの後、みんなで食事に出かけたんです。そこで、どういう話の流れだったか、仕事でミスをした時の話になったんですね。
例のごとく、「仕事でミスをした時は、原因の究明と再発防止策の提案ですよね」という話をしました。ごく一般的な考え方だからです。
すると、その企業の担当者さんが「いやー、やっぱり、どう取り返すか? じゃないですか?」という事を言い出したわけです。
は? 「どう取り返すか?」 なんやそれ。なんか聞いたことあるぞ? え? どこで聞いたっけ?
もう、その一言で、過去の記憶がぐるぐるぐるぐると回りだしました。そして、「あ、あの女性上司が言ってたセリフだ!」と思い出したわけです。
僕はもうびっくりしたわけです。
あの「独特の個性」と考えていた「失敗したら、どう取り返すかを考えよう」という発想。あれが、あの女性上司だけの「個性」ではなくて、ある一定数の支持者のいてる「一般論のうちのひとつ」である可能性を感じたわけです。
「ある一定数の支持者」というのを考えて、僕はその部長に尋ねたんですね。
「もしかして、○○さん、血液型、B型ですか?」と。
失礼は承知しても、どうしても聞きたくなったわけです。なぜなら、その女性上司もB型だったからです。
すると
「え? そうですよ。B型です。それがどうかしましたか?」との返答が出ました。
やっぱり! ビンゴだ! と思いましたねぇ。
「いや、実は前に○○さんと同じように『取り返すことが大事だ』と言っておられた方がいて、その人がB型だったんですよ」とお話を続けたんですが。
この一件から、ちょっと僕なりに「血液型別、ミスをした時の対応の種類」を考えてみたんです。
すると驚くほどパターン化できることが分かったんですね。
まず、O型は一番最初に勤めていた会社の社長のタイプです。「とにかくすぐに謝りに行け」です。原因究明とか再発防止策とかどうでもいいんです。O型にとっては人間関係こそがすべて。だからミスが起きたなら、とにかく謝りに行くことそのものが大事で、他はどうでも良いわけです。
次にA型。これは最初に整理したように「原因の究明と再発防止策が固まってから謝罪に行く」というパターンです。日本においてA型は40%と最も数の多い血液型ですから、この「原因究明、再発防止」は、日本の標準、ということもさりながら、「A型はこんな風に考える」という事だったわけです。
そしてB型。これが「ミスしたものはしょうがない。未来志向でどう取り返すかが重要だ」という考え方なんですね。
いままで出会った方々の血液型を思い浮かべながら、どういう反応をしていたかを考え合わせると、驚くほど上記の3パターンにぴったりと重なってしまうんですよ。
それはもう、驚くくらい同じなんですね。
そもそも「どう取り返すか」という言い回しまで同じなんて考えられません。
この「ミスをした時の血液型別対応方法の違い」を発見して以降、似た状況が発生するたびに観察を継続していますが、この「ミスの対処法」に関しては、ほぼほぼ血液型と考え方の間に共通項があると想定するしかなくなっています。
こういう体験をすると、「血液型と性格との関係性には、科学的な根拠がない」とか言われても、まったく信用できなくなるんですね。
当然だと思いません?
「何言うとんねん。科学としての仮説より、事実の方が決定的に重要に決まってるやろ」という事です。
仮説の検証こそが科学なのですが、検証して、仮説を超える事実が出てきたら、それを認めるのが正しい科学なのであって、そこで「仮説」をごり押しするのは科学でも何でもありません。
ということで、「血液型と性格・考え方の間には、一定の関係性があると考えるより他にない」という結論になります。
みんさんはどうお考えでしょうか?
ということで、今日はここまで。
ではでは、また。
--------------[KID'S SIGNAL No.341 -了-]---------------
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木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com
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