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無地のノート3つのメリットの3つ目を紹介します。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第376号●2022年7月23日(土) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ %name_sei%さん、こんにちは。 さて、昨日までで、無地のノートの3つのメリットのうち2つを紹介しました。 二つのメリットとは、 1.スマホスキャナでコピーを取れ、デジタル加工しやすい 2.文字サイズをいつでも自由自在に変更できる。 の二点でした。 今日は最後の3つめのメリットを紹介します。 最後の三番目のメリットは、 3.表組などを罫線に邪魔されずに手書きできる。 ということです。 ここでは「表組」と書いていますが、実際には「図式、スケッチ、表組」くらいをすべて統括する「手書き図版」とした方が良いのですが、「ノート」という形式で、より一般的に使用頻度が高い具体例としては「表組」が多いだろうな、ということで、「表組」という表記にしています。 また、方眼・横罫用紙と無地の用紙を較べた時の例として、「表組」での使い方での説明がわかりやすいので「表組」という表現にしています。 実際、「表組」と言っても、実際に「メモ」することが多いのはコンパリソン(メリットの比較表など)のようなものだとか、特定ジャンルの複数のテーマ(商品・サービスであったり、企業の特性など)を分類するためのマトリクス(縦軸と横軸で異なる基準値が設定されていて、画面が四分割されているような種類の表)などが多いのではないかと思います。 もちろん売上高の表とか、そういうものもありますが、そもそもあまりに項目数の多い情報は、メモを取るより元データをもらわないと正確性が損なわれます。 最近では、「スマホカメラ」という「手のひら複写機」をほとんどの人が持ち歩いているのですから、その場で紙の資料やパソコン画面を撮影した方が賢明です。 メモで残したい場合は、その表を「概念」として残したい場合がほとんどでして、そういう種類の「表組」は、上記のコンパリソン(比較表)やマトリクス(機能性整理図)などのように、せいぜい数個×数個の項目の掛け算が限界です。 人によると思いますが、このような簡単な表組なら、方眼用紙の升目をなど気にせず、手書きで線をひくか、項目間の空きを多めに取って、メモを取るだけで、十分に意味を成します。 仮に線を手書きで引いても、線自体はグダグダですが、項目の関係性ははっきりと分かります。項目間の空間を少し開けてやる程度でも、コンパリソンやマトリクスなどの「意味」は問題なく書き写せるわけです。 世間では「方眼ノートだと表組が書きやすい」と言った記述を見かけますが、上記のような表組を、いちいち升目の数を気にしてメモしていたら、まともにメモを取る事自体ができなくなりますから、方眼ノートだから表組が書きやすいというのは、ほぼほぼウソとか間違いの類でしかないと思っています。 そもそも、ノートのタテヨコの幅は決まっていますから、「見た目のきれいさ」という点においても、ノートの横幅を3等分する場合や、7等分する場合では、項目ひとマスの幅は小数点以下のピッチになってきて、簡単には正確な位置決めができないわけです。 仮に方眼のピッチがすごく細かくて、1mm方眼のノートを使っていたとしても、小数点以下の位置決めはできないわけですから、実際には1mm方眼でも「線に沿って表組をメモする」のは、ぴったり収まらないことの方が圧倒的に多いのです。 なのに、なぜか「方眼用紙は表組に適している」とか「表が美しく描ける」と言った「都市伝説」がいつまでたってもなくなりません。 現実問題としては、メモする場合の行頭を揃える、という程度の意味しか持たないだろうなと思いますが、これもフリーハンドでほぼ問題なく揃えられます。 なので、方眼の升目の数を数えて、どこに項目を書こうか? などと考えているヒマがあったら、適当にタテヨコの罫線をフリーハンドで引いてしまうか、項目を見たまま書き写すかした方が、圧倒的にすばやくメモできる、ということになって、まったく方眼罫の意味がなくなってしまうのですね。 ですから、表組を描くには、方眼線は「邪魔」でしかなく、無地の方が圧倒的に手軽に表組を書き写せるということなのです。 当然、たとえば「集合」を表すベン図であるとか、「組織図」を書くとか、概念の「模式図」を描くとかも「罫線」という余分な基準線がない方が、圧倒的にすばやくメモできます。概念を図式で考えるというのはよくあると思うのですが、そういうことも無地の方が圧倒的にやりやすい。 方眼罫は百害あって一利なしだと思います。 (例外的に、タテヨコどちらの使い方もしたい場合のノートの罫線としての方眼罫や、ビルの姿を描き移すなどのように、スケッチする時に正確な垂直・水平が必要になる時、 あるいは、B4サイズなどの巨大用紙に非常に緻密なマトリクスのマッピングを行うなどの特殊な用途には方眼が向いているとは思います。でも、これらは、かなーり特殊な使用例だと思います。) ということで、 無地のノートなら、本当に罫線に邪魔されずに自由に表組などの図版を気軽に描けるのです。 この3日間で書いたことをまとめると、無地のノートは、 1.スマホスキャナでコピーを取れ、デジタル加工しやすい 2.文字サイズをいつでも自由自在に変更できる。 3.表組などを罫線に邪魔されずに手書きできる。 の三点がメリットのポイント、ということになります。 そして、この三点は、なんでもないことのように見えて、かなり応用範囲の広いメリットだと僕は感じています。 とくにスマホを持ち歩くのがあたりまえの現在では、これらのメリットは計り知れないとおもうのですが、それはまた別の機会に書きましょう。 ということで、今日はここまで。また明日お会いしましょう。 ではでは。 --------------[KID'S SIGNAL No.375 -了-]--------------- もし、僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 共感してくれそうなご友人に、以下のアドレスとともに、 メルマガを紹介していただけると嬉しいです(*^_^*) よろしくお願いします! ●メルマガ:KID'S SIGNAL/ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルと登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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