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ブラインドタッチは最短、3.5時間(午前中いっぱい)で身に付くというのに…。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第418号●2022年9月3日(土)
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昨日書いたブラインドタッチの話をまとめますと、ブラインドタッチ(キーボードを一切見ずにキーを打つ方法)を身につけるには、最短で3~4時間あれば、「一応はできるようになる」ということでした。
本当のところは、「キーを見ずにキーが打てる」ようになっても、いままで「キーを見ながらキーを打つ」というスタイルで文章入力をしていたとしたら、その「これまでの習慣」の方がなじみが良いので、その良くないパターンに引き戻される可能性がかなり高いです。
なので、「ブラインドタッチがキチンと身に付くまで」という条件で練習時間を設定するなら、最低限で7時間だろうと思います。
昨日お話ししたのは、ここまでのことでした。
ということで、今日はここから先の話をします。つまり「たった3~4時間で身に付くのに、なんで世の中にはブラインドタッチの人がとても少ないのか?」ということですね。
ここがですね、実に深い深いお話なので、話がとても長くなってしまいます。
まず、先にブラインドタッチを学習するメリットを、もう一度書いておきますね。それは、
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ブラインドタッチを身に付けて得られるメリット
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1.頭で文章を思い浮かべただけで画面に文字が出る
2.頭でソフトの機能を思い浮かべただけで操作を完了できる
の二つです。
「え? 言ってる意味が分からない。そんな魔法のような話は聞いてもムダだ。私には関係ない」
と、思われたかも知れませんが、真のブラインドタッチのメリットを分かりやすく短い文章にまとめると、こういう言い方をするしかないのです。
ブラインドタッチは、「無意識の指の動き」に言葉やソフトの機能を載せるスキルですから、端的に言うと「思い浮かべただけで実行される」という感覚こそがメリットなんです。
まず、これが「本物のブラインドタッチのメリット」なのだ、ということを、頭の中だけで良いので、少し意識に留めておいてください。
この信じられないくらい便利な状態を、一応
●魔法レベル
と名付けることにします。
さて、では、逆に「ブラインドタッチが一切できない人」というのは、どういうレベルでしょうか?
これは「手でペンや鉛筆で文章を書いている人」という話になります。ブラインドタッチャーが魔法使いだとすると、手書きで文章を書くのは普通人ですね。
これ、実際に手でペンを持って文章を書いて、時計でどの程度の時間がかかるのかを測定してみれば良いですが、それはそれは、ものすごく時間がかかります。
いまやスマホやパソコンがあたりまえになって、フリック入力だとか、音声入力だとかで「超高速入力」ができるようになっているので、手書きする機会自体がかなり減っているのですが、それはそれは、ものすごく時間がかかるんです。
ここで知ってほしいのは、いまや「手書きで文章を書く人」というのはあまりいなくなってきた、ということです。
知り合いと実際に会うのではなく、何らかのメディア(メール・電話)を使ってコミュニケーションする機会の方が増えていて、そのメディアに(手書きの手紙)というのはほとんど入らなくなってきた、ということでしょう。
(もちろん女子学生とかが、小さな紙にメッセージを書いて友達に手渡したりすることは普通に行われてはいるでしょうけれど、それはせいぜい100字まで。あいさつ程度だと思います。)
で。
この「普通の手書き」と、「魔法使いレベルのブラインドタッチ」の間に、「スマホでメールのやりとり」というのが存在しているわけです。
いまや、「文字を書く」とか「文章を書く」というのは、大半のニーズが「スマホで文字入力」に置き換わってしまったと言っても過言ではないと思うくらいです。
で、この「スマホメール」の入力スピードは、「普通の手書き」よりも、圧倒的に速いのです。いや、そもそも、手書きだと書き間違えた時に消しゴムやら修正液やらが手元にないと修正することもできません。しかし、スマホメールだとボタンひとつで間違った文字列を簡単に消し去ることもできます。
トータルに「文章を書く利便性」を考えると、手書きより「スマホメール」の方が圧倒的に便利だったりするわけです。
実は、これが、世間の人がなかなかブラインドタッチが身に付かない、ひとつの大きな理由なんですね。
「スマホメール」であるとか、パソコンで言うと「キーボードの見ながら打ち」がありますが、そういう「手書きよりちょっと便利」という文字入力手段が、「普通」に存在しているので、そもそも「魔法レベル」のブラインドタッチを必要と感じない、ということがあるわけです。
つまり、
●スマホ・パソコンの文字入力は、ペンと紙の手書きよりうんと便利
ということですね。
だから、それ以上の便利さや快適さの事は、考えないし、必要とも思えない、ということなわけです。
ここまでのところ、頭にしっかりと入れてくださいね。
ということで、話は明日に続きます。
--------------[KID'S SIGNAL No.418 -了-]---------------
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