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「ブラインドタッチ修得の手間」は「九九を覚える」のと同程度。これを日本人の標準的なPC活用技能にしたいのです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第427号●2022年9月12日(月) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ さて、今月に入って、10日間ほど、かなりこだわってブラインドタッチの話を書いてきました。 でも、ここまでブラインドタッチにこだわっているのは、やはりこの技能が日本人にとって、とても大事だと思うからなのです。 先のメルマガでも書いたように、「外人がPCをカッコよく使いこなしている」ように見えるのは、実際には、日本人がPCのキーボード活用に「ものすごく苦労する」ことが、あたりまえになっているからです。 欧米人のパソコンに対する「日常感」と、日本人のパソコンに対する「苦行感」は、かなり開きが大きいと思うのです。 しかし、このあまりに大きい彼我の差は、いまのネット活用があたりまえのワールドワイドな時代には、日本人にとってのかなり大きなハンディキャップになってしまうと僕は思うわけです。 漢字変換という特殊な工程は、おそろく削除はできません。 だから、この利便性の差は、欧米人と同じようにキーボードを「見て打ち」している間は、埋まることはありません。 そうなると、パソコンは日本人にとって生涯「使いにくい道具」のままになってしまう。 この差は、おそらく想像以上に大きくて、たとえば、このコロナ禍に大きく売上を落とした業界、たとえば飲食業の方などが、ネットの通販部門を作って売上減をなんとかしようと考えたとしても、その「ネット上での商売」への対応ができるスタッフ確保の問題から大きな弱点をかかえる事になってしまうでしょう。 コロナ禍で商売のあり方をネットシフトせざるを得なかった業界とそうではない業界はあるでしょうが、どちらにせよ「ネット対応」はせざるを得ないはずです。 ところがそこに「生涯使いにくいまま」のパソコンのキーボードの壁が、立ちふさがっているということなんです。 この壁はおそらく、欧米人にとってはさほど大きな壁ではないでしょうが、日本人にはかなり大きな壁になります。 だから「ブラインドタッチできない」ということは、かなり相当に大きなハンディキャップになるわけです。 しかし。 「大きな壁がある」とは書いたけれど、実際には「3時間~7時間」の練習で、この壁は超えられるし、この壁さえ超えてしまえば、逆に欧米人より快適にパソコンを使いこなしたりもできるのです。 たとえて言えば、小学生の時に覚えた「九九」。 あの「九九」と同程度か、もっと少ない手間で、ブラインドタッチは覚えられるんですね。 だから、このとても便利なスキルを、なんとか多くの方に修得してもらいたいと思っているわけです。 でも、PCキーボードの壁は「九九を覚えるよりラク」に超えられるのに、多くの方は「修得には何年もかかる」と思い込んでいて、「仕方ない」とあきらめているような状態だと思うのです。 この単なる勘違いで発生している、「心理的な壁」を、僕はなんとか壊してしまいたい、と思うのです。 そして、もっと言えば、一番大きな夢としては、「ブラインドタッチ習得の基礎」を小学校の基礎課程に組み込みたい、とさえ思っています。 ブラインドタッチ習得は、おそらく「九九」を覚えるより簡単です。だから、「日本人なら、みんな小学生の間にブラインドタッチを完全に身に付けられるよ」と言えるような社会にしたいなぁと本当に思うのです。 いまは、「ブラインドタッチを数時間で身に付けられるメソッド」が知られていないせいで、多くの若い人がゲームタイプの練習ソフトで練習してしまい、絶対に身に付けてはいけない「見て打ち」の悪癖を身に付けてしまったがゆえに、「いくら努力してもブラインドタッチになれない」と苦労している人ばかり、というのが現状なんですね。 特に若い方で、仕事上「快適なパソコン活用」をしたいにのうまく行かないとあがいているような方には、本当に「確実に身に付くスキル」を伝えたいと思います。 ということで、今日は、僕がブラインドタッチを強く「推す」理由について話しました。 ちょっとくどく話題にしてますが、この「本当は簡単なのに、実際には何年も身に付けられなくて苦しんでいる」という状況が、社会にあふれているのだ、ということだけでも、%name_sei%さんには、知っておいていただきたいなと。 そんな風に考えています。 ということで。明日も、この話題は続きます。 --------------[KID'S SIGNAL No.427 -了-]--------------- 僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 おともだちにメルマガ登録をおすすめください。 よろしくお願いします! ●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム https://www.itm-asp.com/form/?810 メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。 ●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもほんとうにありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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