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タイプ練習ソフト「WEEK」は、最初から最後まで「一切キーを見ずにタイピングを修得できる」ように作ってあるソフトなんです。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第431号●2022年9月16日(金)
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ということで、昨日は、タイピング練習ソフト「WEEK」がローマ字入力専用だ、という話をしました。
とくに重要なポイントは、「JISカナ」入力で日本語を取り扱おうとすると、覚えるキーの数が半端なく多くなる、ということです。
カナだけで50個以上、しかも日本語文の中では意外によく出るアルファベット(企業名などで頻出する)が26文字、計76文字以上(ちいさな「ぁぃぅぇぉっ」などを加えると80を超える)ものキー位置をすべて指で自由に打たなければなりません。
これでは修得にとても長い時間(最低でも一か月以上)がかかるのです。
しかしローマ字入力は日本語入力に必要なアルファベットのキー数自体が少ないのです。
たとえば、QやVなどは日本語入力には必要ありません。小さな「ぁぃぅぇぉ」なども[la](little a の略)など、既存のアルファベットキーの組み合わせで行えるのでせいぜい20キー程度を覚えれば日本語入力はできますし、本文の中で企業名などのようにアルファベットそのものを打ちたい場合もローマ字とアルファベットはキーを共用しているので、覚えたスキルが完全に活かせます。
なのでローマ字入力でタイピングを覚えると覚えるキーの数自体がグンと少なくなるのです。
この「覚えるキーの数が少ない」という特徴は長期的視点に立っても大きな利点があります。単純に「指が疲れにくい」のです。
僕は最初は「JISカナ」でブラインドタッチを行っていたのでよく分かるのですが「JISかな」だと、右手の小指を酷使することになるんですね。
もともと「JISカナ」は右手小指に割り振られているキーの数が多いのですが、それに加えてEnterキー(決定キー)も小指で打つことになるので、本当に右手小指ばかりを使う事になります。
僕の場合で言うと、ウクレレ練習に通っていて、仕事も忙しかった時期に右手を使いすぎて右手小指周りが腱鞘炎になってしまったことがあるんです。
実はいまはローマ字入力で文章を書いていますが、実はこの腱鞘炎のリハビリの過程で指の痛みを軽減するためにローマ字入力を使いだし、指の負担が少ないのでそのままずっといまでもローマ字入力のままなんですね。
「JISかな」はキーボードに「ひらかな」が刻印されているため、どうしても安心感があってブラインドタッチを学ぶ時にも「JISかなで覚えたい」という人がどうしても出てくるのですが、ブラインドタッチは、
●キーボードを一切見ない入力方式
なので、
●キーボード表面の刻印は、何が書かれていようが、一切関係ない
んです。
ここのところが、パソコンの初心者や、タイピングの入門者の方にはピンと来ない点かもしれません。
重要なことは、
●ブラインドタッチは指の動かし方だけでキーの位置を特定する
ということなんです。
目は一切使いません。
目は常に画面=ディスプレイを見続けているのです。画面から目を離すという事自体がないのです。
ブラインドタッチは「ホームポジション」という「指を置いておく定位置」から、個々のキーがどの方向に、どのくらい離れているかを指に覚えさせていく入力メソッドです。
ホームポジションからの位置を把握しているから、その方向に指を動かしてキーを打てば「思い通りの文字が入力」されるわけです。
だから、本当にキーボード表面に刻印されている「文字」に意味はまったくないのです。一切キーの文字は見ないのですから。
そして、ブラインドタッチ練習ソフトの「WEEK」は、この「キーボードを一切見ない」という事を大前提として、
●最初から最後まで「一切キーを見ずにタイピングを修得できる」ように作ってある
ソフトなんです。
明日は、このあたりの話を少ししたいと思います。
ではでは、また明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.431 -了-]---------------
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木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com
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