●バックナンバー一覧に戻る
どうやれば、一切キーボードを見ずに、ブラインドタッチを覚える練習ができると思いますか?
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第432号●2022年9月17日(土)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
さて、昨日は、ブラインドタッチ練習ソフトである「WEEK」が、
●最初から最後まで「一切キーを見ずにタイピングを修得できる」ように作ってある
とお知らせをしました。
では、この「一切キーを見ずにキーを覚える」ことを、どうやって実現しているのでしょうか?
それは昨日も書いたように、
●各キー位置を、ホームポジションからの距離で指に覚えさせる
というやり方をしています。
そして、これこそがブラインドタッチの基礎の基礎、誰であろうと守らなければならない最重要項目なんです。
もし、いま、あなたのお手元にパソコンがあるのであれば、そのキーボードの「F」と「J」のところをよく見てください。
この二つのキーだけ、他のキーとは異なる「印」がついているはずです。たいていは、小さな突起物がついています。
あるいはこの二つのキーだけ、他のキーより「凹みが大きい」という形態になっていることもあります。
FとJではなくDとKにマークがついている場合もあるようですが、これはかなり特殊な形態です。
これらの「印」は、ホームポジションを「指で触るだけで分かる」ようにするために付けられています。つまりそれだけ「ホームポジション」というものはポピュラーな存在だし、利用している人も多い、ということなんですね。
キーボード操作というものは、とにかくこのFとJのホームポジションマークに両手の人差し指をそっと置くところから始まるし、文章を入力している間、ずっとホームポジションの位置をキープし続けて入力しますし、入力し終えるまでホームポジションの位置を保持し続けるものなのです。
ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」は、練習問題であるドリル文章が全7題あって、この7つの練習問題を順に練習していくことで、ブラインドタッチが自然と身につくように構成されています。
特に重要なのは「キーの使用頻度」を重視した、その練習問題構成です。第一問がブラインドタッチから始まり、第三問でローマ字入力のかなめである母音の「あいうえお」が登場する、というように、実際に文章を入力する際に活用する頻度が高いキーから順に一文字ずつキーの位置を覚えていくように作られています。
パソコンの画面上に目安としてキーボードも表示してあるので、目でキーボードを見てキーの位置を確かめる必要すらありません。
つねに「Uは右手の人差し指の一つ上の位置にあるんだな」ということが画面で見て確認できるので、いちいちキーボードを見る必要がないのですね。
この「一切キーボードを見なくても練習ができる」ように作ってあることがとても大事です。
近年人気の「ゲームタイプ」の練習ソフトだと、画面上にキーボード図を表示することすらしていないものが多いですし、表示される課題単語もキーの使用頻度などの考慮はまったくなく、いきなりお寿司の魚の名称が出てきたり、ウケを狙ったのか特殊な固有名詞を表示して興味を引くなど、学習効果など一切考慮せずに「ウケ狙い」だけで作られているものが大半です。
しかし、そんな「ウケ狙い」は、絶対にやってはいけない「キーボードのチラ見」をいたずらに引き起こしてしまうだけで、学習効果としてはマイナスにしかなりません。
無駄というよりは害悪の垂れ流しと言ってしまった方が良いくらいです。
わざわざ、後で取り去るのに苦労する「悪いクセ」を植え付けてしまっているのですから、「まったくの初心者」より「より悪い状態」になってしまっていることがほとんどなんです。
「WEEK」の場合はキーの位置を知りたければ画面上でおおまかな位置は分かりますし、キーの一文字ごとに指をどう移動させるかを解説しています。
ローマ字入力で使用するキーの数は20個程度なので、一文字ずつ丁寧にホームポジションからの距離や位置を意識しながら覚えれば、それほどの手間はかかりません。
しかも、そもそも練習問題が、基準位置のホームポジションからはじまり、「良く使う順」に構成されていますから、練習自体が「実際に文章を入力する時の条件」を反映しており、実践への移行がスムーズなんですね。
という事で、明日は、この「使用頻度順に学習する」ということがいかに重要であるかの話をしたいと思います。
それでは、また明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.432 -了-]---------------
僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、
おともだちにメルマガ登録をおすすめください。
よろしくお願いします!
●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム
https://www.itm-asp.com/form/?810
メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。
●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ
記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ
http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm
いつもほんとうにありがとうございます。
木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com
バックナンバー一覧に戻る