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そもそもブラインドタッチは、「どの順番でキーを覚えるか?」が超重要だ、ということをご存知でしたか?
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第433号●2022年9月18日(日)
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台風が近づいてきましたね。今日は午前中に買い物や庭の荷物移動など、台風対策で時間が取られて、メルマガ発行が遅れてしまいました。すみません。
さて、昨日お伝えしたように、ブラインドタッチの修得には「使用頻度順に学ぶ」ということが大事だ、という話を進めていきたいと思います。
昨日もお話したように「ブラインドタッチ」がなぜ修得できるか? と言えば、「ホームポジション」という手の指を置く、基本位置があり、その基本位置からの「距離と方向」を指に覚えさせることで、キーボードを一切見ないタイピングが可能になっているわけです。
ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」は、全7問の「ドリル」を順番にこなしていくことで、ブラインドタッチが身に付くように組み立てられており、1問目、2問目は、このホームポジションを学ぶための基礎練習になっていますし、3問目では、日本語をローマ字入力で書く時に最重要となる「あいうえお」を現わす母音キーの練習をするようになっています。
ブラインドタッチの修得においては、実際にキーを入力する時にどれだけ良く使うキーであるか? というのが非常に重要で、使用頻度の高いキーほど繰り返し、たくさん練習する必要があるんですね。
なので、「WEEK」では、まずホームポジション練習からはじまり、ホームポジションを覚えたら、次に使用頻度の高い母音(あいうえお)キーを練習するようになっています。
とくに「あいうえお」練習ではドリル内容がホームポジションと母音キーとの位置関係を何度も確認させる課題文「あでじゅきろ」になっていますので、この練習問題を練習することで、実は「ホームポジションから指を伸ばす」ことはもちろん「ホームポジションに指を戻す」練習もできるように工夫してあります。
その意味ではホームポジションは、一打を打つごとに「出す」「戻す」の2ストロークが必ず必要になるので使用頻度がものすごく高いキーだ、ということになります。
ローマ字入力では「あいうえお」を打つ母音キーの使用頻度もかなり高いのですが、行って戻る2打がつねに必要となるホームポジションとはくらべものにならないくらい、良く使うキー位置だ、ということです。
多くのブラインドタッチ修得の解説本や解説サイトなどでは、「ホームポジションを守るようにします」とは書いてありますが、その「ホームポジションを守る」ということが、「出かけた指を家に戻らせること」だとまでは説明していません。
しかし、ホームポジションを身につける上で最も重要なのは、「ホームから指を出す」ことではなくて、「打ち終わった後に必ず指をホームポジションに戻す」ということなんですね。
この「指をホームに戻す」ということをキチンと「クセ」にしていない限り、「思っただけで画面に文字が出る」という快適な魔法のようなブラインドタッチは身に付かないのです。
ホームポジションに指を「戻す」動きは、意識して練習しないと身に付かないので、意識して、繰り返しての練習が必要になるのです。
思った文字が自動的に画面に出てくる、という感覚になるためには、
「無意識に、知らないうちにホームポジションに指を戻していた」という状態になることが理想です。
このことは、いつもビル建設を例に説明するのですが、基礎工事なくしてビルは建てられないということと同じです。ホームポジションは基礎工事であり、母音キーである「あいうえお」はビルの1階です。2階以上の高さを持つ建物は1階があってはじめて2階に登れるのであって、こういう基礎の練習を無視して、キチンとした完全なブラインドタッチの修得はありえません。
実際、文章を入力し始めれば、この「基礎」「1階」の感覚がたとえ話ではなく、文章入力をする場合の基礎構造を作っていると実感できると思います。
なかなかブラインドタッチが身に付かないという人は、実は、この基礎練習がキチンと身に付いていないから、次のステップである「子音キー」の修得につながらない、ミスタッチばかりになる、ということになります。
●キーの使用頻度順に練習する
というのは、実際に文章を書く環境でも、まったく同じですから、理にかなった練習方法なのです。
そして、この「基礎を身に付けてから応用に向かう」という構造を、練習者に必ず守ってもらうためにこそ、「WEEK」は全7問のドリルタイプの練習ソフトになっているわけです。
「WEEK」なら、確実にブラインドタッチが身に付く。
それは確信を持って保証したいと思っています。
ということで、今日はここまで。
明日は「入力スピード」をどうとらえるべきなのか? について改めて考え直してみたいと思います
ではでは。
--------------[KID'S SIGNAL No.433 -了-]---------------
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木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com
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