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どうしてネットにはロクでもない「ブラインドタッチ習得法」があふれているのでしょうか? 僕にはさっぱり分かりません。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第441号●2022年9月26日(月) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ---------------------------------------- このメルマガは、 「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」 をダウンロードくださった方を中心に毎日発行でお届けしています。 「Stationery Book 42」の更新情報もお届けしますので継続的にチェックください。 ---------------------------------------- %name_sei%さん、こんにちは。 先日から、長々とブラインドタッチに関するお話を繰り返しやってきました。 私が提供する予定のブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」の市場調査もかねて、良く、ネットなどにある「ブラインドタッチ習得法」のサイトやYoutube動画を見たりしています。 しかし、そういう情報の中で時折、「ホームポジションは守らなくてもいい」と言う意見のサイトを見かけたりするんですね。 結論から先に言っておきますと、 ●ホームポジションを守らずにブラインドタッチは覚えられません が答えです。 他の答えはありません。 なのに、なぜか「ホームポジションは守らなくてもいい」というサイトがとにかく多いのです。 僕からすれば、なぜわざわざ「失敗する方法」を選ばせようとするのか? と思うのですが、最近すこし事情がわかってきました。 ひとつは、「競技ブラインドタッチ」を目標にしている人の「教え」です。 前にも書きましたが、入力スピードには「人間が文章を考える速度」という壁があって、それ以上のスピードには意味がないわけです。 しかし、「競技ブラインドタッチ」というのは純粋に入力スピードのみを競うものですから、膨大なテキスト見本をどれだけたくさん短時間に打ち込めるか?というのを競っているわけです。 こういう人たちは高速タイピングを実現するために「ホームポジションから出て行った指」を「ホームポジションに戻してからもう一度出す」ということを嫌がります。それをすると入力が遅くなるからなんですね。 こういう人たちが実は「ホームポジションはあまり杓子定規に守っていると入力スピードが遅くなる」と主張して、省略型の入力を推奨されたりするわけです。 でも、そもそも、「競技ブラインドタッチ」というもの自体、いまや存在価値がありません。テキスト入力なら、音声入力の方がはるかに速いですし、印刷物はスキャンすれば自動的にテキスト化されるソフトがどんどん出ているからです。 だから、そもそも「自分が考えた文章」を打つ以外の事にタイピング技術を使う事自体に意味がありません。まぁそういう無意味な事に血道を上げるなんて言うのは、はっきり言って「バカ」です。無視すべきなんです。 ところが、こういう人たちは、本当に入力スピードが「頭で文章を考えるより圧倒的に速い」んですね。 だから、何も知らない人が、その「速さ」に驚いて、練習方法から何から全部を信奉してしまうわけです。 もう一度いいますけど、「自分の頭で文章を考える」より速いスピードでキーを叩くんですよ? それって「何も考えてない」ってことでしょ? 考える事が苦手な人が、こういうスピードを目指すわけです。 考えなしにそういう事を目指しているのだから、バカでしょう。ここを本当に分かってほしいと思うのですが、世間では「成果を出したもの」が評価されることになっているんです。 いやー、バカだと思うよ、ブラインドタッチでスピードばっかり優先するのって。 こういう「スピードバカ」は、それでも、まだ「スピード上げる」という理由があるからよいのですが、そうではなくて、「自分がちゃんとしたブラインドタッチができていないから、身の回りにもそういう適当なやり方を教える」というとんでもない人もいたりするんですよね。 これも本当に困ったものです。 たとえば、「ホームポジションはFとJだけ守っていればそれでいい」とか断言したりするんです。 いや、ダメだから。 右手の人差し指は、少し左斜め上に伸ばして「Y」キーを打つことがあるから、「J」に人差し指を置いておくこと自体がかなり難しいのですよ。 これ、どういうことかと言うと、「Y」キーはローマ字入力における「拗音(ようおん)」の入力に使うからです。 「拗音(ようおん)」というのは、「ちゃ」だとか「きょ」だとか、そういう音(おん)ですね。 で、この拗音は、なんとなんと、驚くなかれ全部で36種類もあるんです。ものすごい数なんですよ。 だから、右手のホームポジションを「J」だけで代表させるのは、あまりに危険なんです。 そもそも右人差し指は「J」にとどまっていること自体がすくないからです。 ローマ字入力の構造をしっかりキチンと考えていれば、こんなことはすぐに気付くはずなのですが、なんなのでしょうね。 とにかく「基礎を繰り返し連数する」とか「初心者は基礎項目をキチンと守る」ということ自体を嫌っている人たちというのが一定数いてるようなんですよね。 いや、そんなことをしたら遠回りだから。 お願いだから「基礎」を無視するというおバカな発言はやめてくれと思うのです。 本当に意味がないんですけど、「何も無理して抵抗感の大きいホームポジション」は守らなくていいよ。 としている人は多いんですよねー。 いやー、本当に困ったことです。 タメイキがでてしまう。 まぁ今日はここまでにしておきましょう。ではでは、また明日。 --------------[KID'S SIGNAL No.441 -了-]--------------- 僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 おともだちにメルマガ登録をおすすめください。 よろしくお願いします! ●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム https://www.itm-asp.com/form/?810 メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。 ●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもほんとうにありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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