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今日は書籍紹介。「脳が教える!1つの習慣」を紹介します。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第442号●2022年9月27日(火)
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%name_sei%さん、こんにちは。
今日は久しぶりに、書籍の紹介をしたいと思います。
今日紹介するのは、
脳が教える! 1つの習慣 単行本(ソフトカバー) ー 2008/7/5
ロバート・マウラー (著), 本田 直之 (監修, 監修), 中西 真雄美 (翻訳)
https://amzn.to/3rdeIqx
という本。
何の本かというと、どうやって「良い習慣を作るか?」という事に関する書籍です。
習慣の力が、いかに偉大か? という事に関しては、誰もが知っていることです。
実際僕の経験で言うと、仕事場に通っていた時は、その通勤の電車の中だけで、年間100冊前後の本を読めていたからです。
何かを「習慣」にすると、それはそれは凄いことが出来るようになるんですね。
でも、実際に何か新しい習慣を身に付けようとしたら、なかなか大変だったりします。
よく新年などに、
「よし、今年は毎日日記を付けよう!」と決めて、結局続かなかった、などという事が良くありますからね。
それはもう僕なんて、そういう「三日坊主」のエキスパートであります。
続けよう、続けようと思って結局続かないということが、恐ろしく多いわけです。
そういう問題に対する答えを、この本は明確化してくれています。
答えはかなり単純で、
●達成目標を思い切り低くする
ということなんですね。
で、重要なポイントは、このハードルを下げる下げ方なんですが、もうとにかくとんでもなく低くする、と言う事が大拙なんですね。
この書籍で提示されている実例で言うと、離婚して二人の子供を育てる女性が、高血圧と疲労で、あるお医者さんを受診したと。
そして、肥満気味だった彼女は糖尿病、高血圧、心臓病など種々の病気にかかる、かなり高いリスクを負っていたのです
彼女は、シングルマザーで働きながら子育てをしているわけで、体の休まる暇もなく、金銭的にも時間的にも余裕のある状況ではなかったわけです。
こういう人が大病を予防するのに、もっとも効果的な予防法は、
●運動をする
ということなのは明らかだったんですね。だから、医者としては、必要最低限、「週にこれぐらいの運動はしてくださいね」と、本来なら伝えるべきだったわけです。
ジョギングをしなさい!
自転車に糊なさい!
エアロビクスのビデオを借りてきなさい!
というようなことです。
運動不足なのだから、ある程度の運動量をこなさないと、肥満傾向が好転したりはしないわけです。
しかし、彼女はもともとが運動が嫌いなタイプで、そんな運動習慣を身に付けられそうにもなかったわけです。
そこで、そのお医者さんはこう言いました。
「運動が必要なので、毎日テレビを見る時に1分だけ足踏みをしてください」
どうです? 分かりますか?
この運動、肥満防止に効果的な運動だと思いますか?
足踏みですよ? しかも1分だけ。
こんな量の運動がダイエットの役に立つはずがありません。
運動量が圧倒的に足りないのです。一言で言えば「役に立たない運動」だったわけです。
しかし、受診した彼女からすれば、「たったの1分? しかもテレビを見ている間だけ? それ良いじゃん」と思ったわけです。
「それなら、忙しい私でもできる!」
ということだったわけです。
そして、次に受診するまでの間、彼女はきっちり毎日足踏みを続けられたわけです。
そして医者に対して目を輝かせながら「次は何をすればいいんですか?」と聞いてきたというのです。
「役に立たない運動」をやって、実は「やる気」が湧いてきたわけです。
しかも一週間続いたわけですから、「習慣化」に大きく一歩を踏み出せていたわけです。
この場合、運動量がどうとかいう事よりも、「習慣化のチャンスを手に入れた」ということの方がはるかに重要だったわけです。
結局彼女は、この「足踏み運動」がきっかけとなって、1分ずつ運動時間を伸ばし、数か月後には、完全なフィットネスプログラムをやり遂げるまでに「進化」したのだそうです。
これ、全ては最初の「足踏み運動」が思い切りハードルが低かったからなんですね。
人間は、新しい習慣を身に付けようとすると「環境が変わる」ということに対して「恐怖」を感じるものなのです。
この本能があるから、さまざまな「やった方が良いこと」は、やる前から拒否されたりするんですね。
しかし、課題がとても小さいなら、この「恐怖」は感じることなく続けられるし、習慣にもなっていくというのです。
当然「やり切った」のであれば、達成感も得られますし、その「やり切った」自覚が、何事に対してもあきらめずに取り組む態度を身に付けさせるのです。
最初の第一歩が小さければ小さいほど、「恐怖」は感じにくくなるので、気軽に行動を開始できる、というわけです。
これは脳の仕組みに沿った「習慣獲得法」なので、かなり幅広く応用ができるそうです。
本当に継続的な「習慣」を身に付けたいなら、「恐怖」を感じにくい程度の、小さい小さい、マイクロサイズの「目標」を立てることが、実際には長続きする秘訣なんだそうです。
これは言えてるなぁと僕は思って、いまいろいろ実践しているところです。
本当に「大きな成果」を上げたいなら、まず目標を小さく小さく分割していって、最初のステップで「確実な達成感」を得てしまう事が大事なんですね。
そこで喜びが生まれる。
本当に小さな、役に立たないくらいの、大勢に影響を与えない程度の行動。
しかしそれが「達成感」を伴うなら、行動は日々拡大していく方向に広がっていくわけです。
ということで、
●目標ステップを、想定よりうんと低くする
ということが超大事、ということが書いてある書籍なのです。
これはかなり役立つ本だと思います。
おすすめですので、ぜひ一度読んでみてください。
ということで、今日はここまで。
ではでは。
--------------[KID'S SIGNAL No.442 -了-]---------------
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