ストーリーと設定はとっても大事なのだという話。
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[KID'S SIGNAL]  キッズシグナル●第472号●2022年10月27日(木)
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%name_sei%さん、こんにちは。

今日はちょっと映画の話。ジェームス・ガンと言う映画監督をご存知でしょうか？

この人はマーベル映画で「ガーディアンズオブギャラクシー」と言うシリーズ映画を2作撮り、現在3作目を撮影中の現役の人気監督さんです。

この人がマーベルコミックスのライバル会社であるDCコミックス、その映画部門となるDCスタジオの経営トップ、CEOになったと言う話が伝わってきました。

アメリカにはコミックスの会社がいくつもあるのですが、マーベルとDCというのは一番大きな二大コミックス会社と言って良いでしょう。
マーベルがスパイダーマンやアイアンマン、DCがスーパーマンやバットマンを作っています。

ですから、ジェームス・ガンの移籍は、ライバル会社への移籍なので、ちょっと驚いたのですが、ジェームス・ガンはDC映画も制作の経験があり、しかも成功させた実績があるんですね。なので、これは良い人材を得たと言うことになるのかもしれません。

マーベルの映画と言うのは人気の秘訣はマーベルスタジオのトップであるケビン・ファイギと言う社長が非常に優秀だからです。

いかに優秀かと言うと、もともとコミックスオタクで、マーベルコミックスのほとんど全てのシリーズ、ストーリーを熟知し、制作される映画の設定や物語を全て結合し統一的な世界を全映画を通じて構築しているからです。

マーベル映画の成功は、このケビン・ファイギの存在なくして語ることはできないほどです


こういうトータルな戦略を、映画シリーズを通じて構築することができなかったDCの映画シリーズは、部分的ヒットはあるものの安定的な成功につながっていません。

個々の監督の裁量や才能に頼るばかりで、トータルな世界観の構築が出来なかったと言えます。

この問題点に気づいていたDCスタジオは、DCにおける「ケビン・ファイギ」探しを必死になってやっていたのですが、そこにやっとジェームス・ガンがおさまった、というニュースなのです。

もちろん映画制作と言うのは個々の映画が個性的でなければなりませんし、映画製作者の個性を活かさなければ、そもそも映画として成り立たないでしょう。

しかし、そのそれぞれの監督や映画ストーリーの個性を生かしながらも、全体として設定やストーリーが破綻していないと言うことが大切なのです。

今回DCスタジオの社長の立場に立ったジェームス・ガンは、この両方を成立させるにふさわしい人材と言えるでしょう。(僕はなかなか適任なのではないかと思っています)

実は今「ストーリーブランド戦略」と言う本を読んでいるのですが、これは企業がお客様にとってのストーリーをいかに構築し提供するのかと言うことを書いた本なのです。

お客さまを主人公とした「ストーリー」を構築しておいて、その枠組みの中でマーケティングを展開して行く事で分かりやすくてメリットの伝わりやすい企業広報活動ができる、という考え方の本です。

映画が、多くの人を魅了するように、人間はストーリーが大好きです。

ですからストーリーということを頭に置いて物事を進めていくということは、とても大切なのではないか？ と思います。

大きな枠組みの中でもストーリー設定を僕も考えていきたいと思います。

ということで今日の話はここまで。ではでは。

--------------[KID'S SIGNAL No.472 -了-]---------------

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