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「スマホみたいなパソコン」とは、ブラインドタッチを覚えた人の環境の事なのですよ。みんな分かってないけど。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第479号●2022年11月3日(木) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ---------------------------------------- このメルマガは、 「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」 をダウンロードくださった方を中心に毎日発行でお届けしています。 「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載してきました。 過去記事のまとめは、今日の本文のすぐあとにリンク先があります。 ---------------------------------------- %name_sei%さん、こんにちは。 今の若い人は、パソコンの操作とか入力を「スマホでやりたい」とか言うことが多いようです。 なんで彼らが、こういうことを言うかと言うと、当然スマホの扱いに慣れているからです。 特に文章入力は、スマホでかなり友人とやりとりをしているから、「スマホの方が扱いやすい」と思っていると思います。 しかし、スマホの入力が、なぜPCより快適に感じるのか? と言うことを真剣に考えている若い人は、ものすごく少ないだろうと思います。 ましてや、パソコンの文章入力がなぜこんなに七面倒くさいんだろう? ということも、恐らくは深くは考えないと思うのです。 多分「パソコンなんて古臭いよな。パソコンもスマホみたいに簡単に使えるようになったらいいのに」と考えているはずです。 (そういうおバカな層がiPhoneからマックブックに流れて、ひたすら世の中のWindows環境の不便さを呪う、ということになるのだと思います。いや、それ、そもそもスタートラインから間違ってるから。と言いたいけど、まぁ知らないものは仕方ない。) あのスマホの入力が、なぜ快適なのかと言うと、入力用のキーボードと、入力された文字が表示される部分が近く、視線移動がまったくいらないからです。 実は、スマホの小さい画面だと、入力した文字もキーボードも同じ画面内で確認できるから、ストレスが生まれないわけです。 この「視線の移動が無い」と言うことを、「快適だ」と思っているに過ぎないわけです。 しかし、ちょっと考えてみればわかるのですが、エクセルなど、仕事で使う大きめの一覧表などは、どう考えてもスマホで見るのは不便です。 入力する位置のセルと、キーボードとも物理的に大きく離れなければなりません。 仮にスマホ的にキーボードと入力された文字を一目で見れるところに持ってこようとしたら、ディスプレイをタッチパネルにした上で、画面に表示されている大きな表組の特定セルのすぐ横にスマホのフリック入力用のキーボードを表示させて入力する、というような事しかできません。 当然、こんなやり方だと、指をディスプレイに持って行って空中に浮かせたままフリック入力をするだけで腕が疲れてしまいます。 (これをアップルのスティーブ・ジョブスは「ゴリラ腕」と呼びました。ネーミングはうまいですね。でも、ノートパソコンの場合はディスプレイをタッチパネルにする意義はかなり大きいのですけどね。マックブックにタッチパネルを導入しなかったのは完全な間違いでした。閑話休題) 人によっては、「フリック入力のできる物理キーボード」をパソコンにつなげば問題は解決する、としている人もいるんですが、それも間違い。ディスプレイの文字と手元のフリックキーボードを切り替えて見ないとダメ、と言うのは同じことだからです。 どうしたって「キーボードの見ながら打ち」と同じことにしかなりません。 僕がこの問題を解決するなら、キーボードの側に「カナ漢字変換の確認用一行ディスプレイ」を備えさせますけどねぇ。ようは、キーボードを打つ指の位置と、カナ漢字変換の誤変換排除が、キーを見ながらできれば問題は解決するわけです。 でも、残念ならがそういう商品はありません。(多分WindowsでもMacでも、文字入力に関するインターフェースがかなり複雑なので、キーボードの入力側でカナ漢字変換をするのは相当に難しいのだと思います。ものすごく変換速度が遅くなるとかね。そういうことになる可能性がかなり高いです。) 結局、パソコン、PCの本質はディスプレイと言う大きな画面にあるわけです。 大きな大きな画面で大きな表やウェブページ、複数の多様な情報、などを表示させるからこそ、PCは効率が良いのです。 画面が大きくなれば、キーボードとの距離は離れざるをえません。 なので、ブラインドタッチはどうしたって必須になります。 これは本当に物理問題なので、多分避けようがないことだろうと思うのです。 完全なブラインドタッチをキチンと身に付ければ、それはまさに「大画面のパソコンをスマホを扱うように視線移動することなく自在に操る」ことになるので、それこそが若い人たちが望んでいる「スマホみたいなパソコン」ということになるわけです。 ブラインドタッチなら、キーボードと画面の視線移動が一切なくなるわけですから。本当にスマホで入力しているような快適な環境になるはずです。 だから、ここで今日のメルマガのタイトルにある「スマホみたいなパソコンとは、ブラインドタッチを覚えた人の環境の事である」につながるわけです。 ああ、話が長かった。 でもまぁ、そういうことです。 はい。 --------------[KID'S SIGNAL No.479 -了-]--------------- ====過去記事一覧==== https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm ==過去連載記事などのまとめ== ●文具関連名著42冊のうちのベストテン ●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ! ●「Stationery Book 42」ブックレビュー https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html" ●あっと驚くブラインドタッチの秘密 ●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か? https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html ------------------------------------------------ 僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 おともだちにメルマガ登録をおすすめください。 よろしくお願いします! ●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム https://www.itm-asp.com/form/?810 メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。 ●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもほんとうにありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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