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「無意識さん」の力で、無敵に生きてみませんか?
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     ピンときたこと、ちょっとお知らせ!
     [KID'S SIGNAL]      キッズシグナル
     2015年8月7日(金)        NO:048
     旧暦: 水無月(六月) 23日(下弦/半月)

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いっこうに暑さがやわらぎませんねぇ。
私は、毎日汗を拭くために、日本手ぬぐいを(ここ数年日本手ぬぐいが好きで良くつかってるのです)二枚ずつ使ってしまっています。洗濯ものが増えて困ります。

さて、本日はしばらくぶりに書籍の紹介をしたいと思います。
紹介する本は、

無意識さんの力で無敵に生きる 
―思い込みを捨て、自由自在の人生を手に入れる方法―
By 大嶋信頼
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4434200151

というタイトルの書籍。

なのですが、なんだかふざけたタイトルですよね?
「無意識さん」ってなんや、他人事かい!
というような感じです。

ところが!

僕は、実は、このタイトルにやられてしまったんです。

タイトルを見ただけで、「この本を読みたい!」と強く思いました。

その時は、なぜそう思ったのか、いまひとつ分かってなかったのですが、読後に、なぜ読みたかったのかが自分なりに気づけたような感じです。

この著者の方の名前も知らず、どういう氏素性の人なのかも、なにも分からない状態だったのですが、たまたまマーケティングや深層心理に関して、アマゾンで検索していた時に「これもおすすめ」という形で表紙が表示されまして、タイトルだけで「すぐに読みたい!」という気持ちが止まらなくなって、すぐに大阪の紀伊国屋書店の在庫検索をかけたのです。

在庫検索をすると、書籍があれば店頭でその日のうちに入手できますから。

調べて見ると本町店にはある、ということだったので電話して取り置きしてもらい、即出かけて入手。もう貪るように読んでしまいました。こういういきなりの読書体験も珍しいのですが。

ということで、どういう内容なのかをざっくり説明しますと、心理療法の中でも「催眠療法」と呼ばれる手法に特化した内容で、ある意味、催眠療法のテクニックを具体的に学習するための書籍とも言えます。

でも、そう書くと、かなりイメージがずれてしまいます。
書籍の内容は著者が「天才的な催眠療法のお師匠さん」に師事しながら、いかに効果的な催眠療法の「スクリプト」を学んでいったか? というような内容なのです。

「スクリプト」というのは、いわばシナリオですね。心理的な問題や課題を抱えているクライアントに対して、何らかのストーリーを伴ったスクリプトを語ることで、こわばってしまった意識をほぐし、問題解決に取り組みやすくガイドする、といった内容でしょうか。

この「天才的な催眠療法のお師匠」と、弟子である著者の大嶋さんとの関係の、そのまた上に、心理療法家としては世界的な大天才である、ミルトン・エリクソンの考え方や方法論が、うっすらと上乗せされているという構造になっています。

僕はたまたま、ミルトン・エリクソンに関しては関連書籍を一二冊読んだことがあるので、書籍を手に入れてから「おー、ミルトン・エリクソンの流れをくんだ人の本なのかー」と安心したというか驚いたというようなことなんですが、ともあれミルトン・エリクソンと言えば、心理療法の世界では世界的巨人ともいえる方なのです。

その巨人のすごみを実践の中で感じ取るというような話が続きまして、僕としてはとても面白い本でした。

さっきアマゾンのカスタマーレビューを見て驚いたのですが、58人のレビューがあって、42人が最高得点の5つ星です。4つ星以下は5,4,4,3と少数派。とにかく圧倒的に「最高点!」という書籍なんですね。

なるほど。

さもありなん。

まさに、ミルトン・エリクソン流の「催眠効果」が出ている証拠です。

実は、この本は書籍全体がひとつの「スクリプト」になっていて、読み終わると、それなりに自分の意識的問題が解決したようなさわやかな気分になるように仕掛けられているのです。
ですから、この5つ星評価の多さというのは、その「催眠効果」の表れと思って間違いないでしょう。

で。

ではなぜ僕がこの本に惹かれたか? といいますと、タイトルで「無意識」というものを「無意識さん」と擬人化していたからなんですね。

無意識だって自分なんだから「さん」づけで呼ぶのはおかしいはずなんです。
しかし、その「自分であるはずの無意識を他人扱いする」ことで、自分という存在を客観的に見る力をつけているわけです。

つまり、タイトルから「催眠」の力が働いている、ということになります。

この構造に、ライターを長年やってる僕としては強烈に惹かれたのだろう、というのが読了してからの自己分析です。

というのは、文章を書くというのは、自分の中の「無意識」との対話という側面がかなり大きいからなんですね。
その重要な「芯」になる部分を「無意識さん」と客体化している、というだけで「あ、その手があったか!」と、それこそ「無意識に」惹かれたというわけです。

実用的には、この書籍を読んだおかげで、多少コピーライティング、とくにブログの書き方は多少変わったかもしれません。
ブログの毎日更新を続けていたからこそ、読みたくなったのかも知れません。

ともあれ、これはあくまで僕なりの「読んで得たもの」なのですが、多分おそらく、どんな人でも、自分の意識とのかかわり方が、それなりに整理されるという意味で「得られるもの」がかなりあるのではないかな?と思います。

いや、必ず得るものがあるとは断言はできないんですが。

でも良い書籍ではあると思います。

[了]



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