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文具42pdfの内容で、少し追加で注意点を加えたいと思います。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第509号●2022年12月3日(土) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ---------------------------------------- このメルマガは、 「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」 をダウンロードくださった方を中心に毎日発行でお届けしています。 「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載してきました。 過去記事のまとめは、今日の本文のすぐあとにリンク先があります。 ---------------------------------------- %name_sei%さん、こんにちは。 今日はみなさんに、「Stationery Book 42」に関する注意点というか、内容変更についてお知らせしたいと思います。 というのは、個人的にいろいろ試してみて「Stationery Book 42」の中に入っている、 ●ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング 単行本(ソフトカバー) - 2013/12/20 赤羽 雄二 (著) https://amzn.to/3G9r9cS を42冊の中から外した方が良いかな? と考えだしたからです。 代わりに別の書籍を追加することになるかもしれませんが、とにかく「ゼロ秒思考」に関しては42冊から外そうと思います。 理由としては、僕自身が2か月間、毎日10枚ずつ計600枚ほど、実際に「ゼロメモ」を書き続けて、感ずるところがあったからです。 「ゼロメモ」のフォーマット自体にはとても良いところが多々あるのですが、書籍の中には「その考え方はしない方が良い」と思われるところが散見されるのですよね。 なので、外したいと思います。 僕が問題だと思ったのは以下の点。 ●書籍の中で「裏紙」の使用を推奨している点 ●A4用紙にこだわりすぎて、整理・活用フェーズがまったく考慮されていない点 ●筆記具の指定などはしているが、最新の文具動向を見て改良していくという姿勢がない点 ●トータルな活用基準の「考え方」の提示がなく、そのための「システム」として完成していない点 の4点を挙げたいと思います。 この中でも最初の「裏紙の使用」は、本来、ゼロメモが持っている「自分自身の思考に注目できる」というメリットをスポイルするような方法論で、これははっきりと論外です。 「裏紙の使用」を推奨している段階で、「自分の頭を混乱させる要素を拡大している」ということになりますから、なんのために「ゼロメモ」を取っているのか意味不明だと思います。 この点に関しては裏紙の使用を僕はブログで、きつく諫めているという事もあるので、なおさらなんです。 ●「裏紙を使おう!」という思想自体を、この世からなくすことこそ、真の環境保全なのである。こんな基本的な事も分からんのか。 https://kidscomp.exblog.jp/29436707/ このブログ記事にも書きましたが、裏紙を使うというのは、「ゴミ屋敷で暮らそう」と言っているのと同じことで、わざわざ自分の視野に集中を削ぐ情報を敷き詰めるということですから、時間を無駄に使うだけなのです。 問題解決や、現状を打破するブレイクスルー発想がいちばん生まれにくい環境だろうと思います。 なので、「裏紙」を推奨している人の話は、そもそも詰めが甘く、得るところが少ないというのが僕自身の情報判定基準のひとつなのですが、今回もこの基準は正解だったな、と感じました。 あとは、ノート類での鉄則である「再読」を考えていない点。これもかなりの問題です。 ゼロメモのフォーマットは、 1.問題と感じているような事をタイトルとして書く 2.その下に解決策など思いつくことを箇条書きしていく 3.できるだけ何も考えずに4項目程度書き上げる というものです。この考え方とフォーマット自体は非常に良いと思われるので、この形式そのものは、今後も随時活用したいと思うのですが、この「ゼロ秒思考」の著者の赤羽雄二さんは、「何度も同じ事を書いたりするから、頭の中に考え方が定着する」という理由で再読を重視されていないのです。 書きやすさを優先しているから、A4用紙を使うというフォーマットになっていて、それはとても有意義だとは思うのですが、やはりA4サイズは取り回しが不便すぎて事後の再読というのがしにくくてしょうがないんです。そういう意味でちょっと工夫が足りないとも思います。 600枚もメモがたまると、正直何を書いたかも覚えていないし、ざっくりした大分類くらいしか検索の手がかりもないので、本当に事後の活用ができません。 サイズはある程度小さくできるなと、色々試してみましたが、おそらくB6サイズくらいまでは小さくしてもなんの問題もないと思います。 書いたメモの整理も「クリアファイル」を使い、そのクリアファイルにタイトルをつけるためにタッチアップテープを推奨したりしているのですが、これはA4書類の整理は角型二号封筒が一番便利で、すでに数多くのノウハウが書籍で確立されているのだから、そっちを応用すべきです。 角2の封筒ならタッチアップテープなどを使わなくとも、直接タイトルを書き込むこともできますし、もっと細目を封筒に書いておくことも可能です。 クリアファイルは「中が見える」という利点があるので、「分類を決める前の暫定的整理」に使うにはベストなのですが、長期保存を考えるなら角2の封筒にクリアファイルごと入れてしまうのが簡単で効果的なはず。そういう意味でもかなり残念です。 また、A4用紙に、Vcornという筆記具を指定していて、この組み合わせは実に素晴らしいとは思うのですが、すでに筆記具はジェットストリームなどの低粘度油性ボールペンだとか、ブレンのようなエマルジョンインク、あるいは「低重心ペン」などのトレンドが出てきていて、「A4用紙+Vcorn」を選択するより、もう少し実用的なサイズに用紙に最新のペンの利便性を組み合わせた方法論を検討した方が、より実用的なのではないか?と思いました。 また、A4用紙の広い紙面は、もう少し別の使い方もあるので、その意味でも「課題タイトル+4項目の解決案」というフォーマットだけをA4用紙に書くのはちょっと方法論として硬直しすぎなように思います。 総じて、そういう「実用面」での甘さがあるので、この書籍は「文具42」のチョイスからは外させてもらう事にしました。 僕としては、バレットジャーナルの「全体システム」の中に「ゼロメモフォーマット」を組み込んでやると、かなり良いシステムになるんじゃないか? と感じています。 このあたりはまた紹介しましょう。 ということで、 ●「ゼロ秒思考」は「Stationery Book 42」からは外す ということでご了承ください。 やっぱり「裏紙推奨」する人はダメやと思いますわ。申し訳ないけど。 ということで、今日はここまで。 ではまた明日。 --------------[KID'S SIGNAL No.509 -了-]--------------- ====過去記事一覧==== https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm ==過去連載記事などのまとめ== ●文具関連名著42冊のうちのベストテン ●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ! ●「Stationery Book 42」ブックレビュー https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html" ●あっと驚くブラインドタッチの秘密 ●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か? https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html ------------------------------------------------ 僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 おともだちにメルマガ登録をおすすめください。 よろしくお願いします! ●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム https://www.itm-asp.com/form/?810 メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。 ●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもほんとうにありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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