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スマホにはスマホの、PCにはPCの、紙には紙の「特性を活かした使い方」がある、ということが大事です。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第514号●2022年12月8日(木)
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%name_sei%さん、こんにちは。
えー、じつはまたまた「裏紙を使うな」の話なんです。
ただ、昨日、「そもそも裏紙=ミスプリをするな」という本質にたどり着けたので、今日は「メディア特性を活かした使い方が大切」という話をしたいと思います。
前に、ブラインドタッチにからめて、スマホとPCの役割の違いを紹介したかと思うのですが、たとえばスマホなら日常的な連絡やちょっとしたメモなどが主たる使い方でしょうし、PCなら、大画面ディスプレイをつなげられるという特性を活かして、たとえば表計算ソフトの項目数が膨大なデータを一覧で見る、編集するといったことが、道具の特性を活かした活用方法という事になると思います。
(だからこそ、パソコンにはブラインドタッチが絶対に必要なんですが、それはまた別の話。)
これと同じことで、「紙とPC」というのもそれぞれに役割が違います。
文章を書くにしても、紙で行う作業は、手書きで文章を書くスピードは超遅いので言葉選びがとてもシビアになるからこそ、要約性・抽象度の高い「キーワードでのまとめ」「箇条書きでのポイント整理」などの思い付きを次々に書きつけるのに適しています。
とくに、子供のころから小学校で慣れ親しんできた手書きは、自分の基本的な言葉感覚や無意識領域と良くつながっていて「発想を言葉に集約する」には手書きが最適だろうと思います。
逆に、PCならどんな文章でも手直し自由ですし、前後の入れ替えなどもコピー&ペーストで手軽にできますから、紙の上でアイディアを絞り込んだテーマについて、より細かく、言葉選びや、言い回しの訂正修正をして、表現を細かく整えていくのに向いているわけです。
この辺りは、もうすでに僕の中では鉄板になっていまして、「アイディア出しは紙」「文章の細かい仕上げはPC」という役割分担は、いまや絶対領域に入っています。
で、こういう紙とPCの役割分担を明確にすると、
●ミスプリント用紙を利用した裏紙メモ帳
というものが、いかに「豊かな発想を文章に仕立て上げる」方向と逆方向に向いているかがはっきりと分かると思います。
まず、そもそもミスプリントをする、というのは、「PCの上での練り方が足りない」場合がほとんどです。
また、「読みにくいからプリントして読む」というのはPC上での「読みやすさ向上機能」を理解していないだけのことですから、「メモ帳などにして、使わなければならないような裏紙用紙」が大量発生している事自体を問題視するべきだ、というのは昨日書いたとおりです。
逆にメモ帳などにメモを取る場合というのは、自分の思いついた発想を「キーワード」として一言に集約する作業ですから、その発想を集約していく過程では、「裏紙にプリントされている言葉」などは言葉選択をする場合の集中を削ぐ、実に無駄な存在です。
真っ白な紙であれば、そういう無駄な情報に戸惑わされる心配はないのですから、要約性・抽象度の高い「キーワード選出」には、夾雑物のない、ま新しい、真っ白な紙にこそ書くべきなわけです。
こう考えていくと、「不用意に作ってしまったミスプリ用紙でメモ帳を作ってメモをする」というのは、本質的に絶対にやってはいけないことですし、ましてや「いつも裏紙でメモを取るようにしている」という事は、「ミスプリを大量発生させている無駄バラまき状態を、裏紙メモ帳を作ることで常態化させる、コスト的にも環境的にも最悪手」であることがはっきりと分かるはずです。
「あ、ミスプリしちゃった。まぁいいや、裏紙としてメモしたらいいし」
なんて思ってるやつらは、全員5年くらい牢屋に入れて臭いメシでも食わせて、社会に出てこれないようにしておいた方が世のため人のためになると思う。
ミスプリ出さんように仕事せいや! ですよ。そもそも。
だいたい、「裏紙使いなさいよ」という言い方には、「コストダウンするのがあたりまえ」という無言の押し付け思想がこびりついてるわけですけど、そんなもの、少なくともコピー用紙については、どう考えたってペイしない作業なんですよね。
だって、A4コピー用紙は一枚あたりが0.8円とか0.6円とかのメモ用紙の中で最安値なのですから、もともと超ローコストな記録媒体であり、「気軽にメモできる媒体」として白紙でバンバン活用することにこそ存在意義があるわけです。
これを、ミスコピー用紙の裏を活用したところで一枚あたりの経費削減効果は0.8円とか0.6円にしかならず、しかも、「裏紙による注意散漫環境」でのメモ取りは、メモ取り作業の効率を著しく下げますから、作業効率を上げる要素は低く見積もってもゼロ(本当は完全にマイナス)。
ましてや、わざわざ「ミスコピー用紙をカットして製本して裏紙メモ帳を作る」などという事をしたとすれば、そういう無駄な作業をすること自体がマイナス効果しか生みませんから、裏紙活用にコスト的メリットは、そもそも絶対に生まれようがないのです。(どんな事があっても絶対にメリットはありません。まったく無駄です。ゴミはとにかく早く捨てましょう)
一般的には「裏紙をメモに活用している」と聞くと環境意識が高いかのように思われがちですが、もともと「ミスプリントを大領に発生させる」という事自体が、環境保全にとんでもなく反しているし、ましてやパソコンの機能をしっかりと学習もせずにプリントアウトして「読み捨て」にするなど言語道断です。
ましてや、ミスプリ用紙で、「裏紙を使ったメモ帳」を作る、などという行為には、メリットなどは一切まったく、全然、ちーとも、さっぱりないわけです。
繰り返しになりますが、
●ミスプリントを作るな!
●ゴミはさっさと捨てろ!
がコスト的にもエコロジー的にも最も正しい判断ですし、そう心がける事こそが「紙やPCという媒体が持つ特性」を最大限に活かす、もっともクールな視点である、ということですね。
とにかく、この視点を社会的にも、もっともっと、しっかりと持ってもらいたいと僕は切望します。
●コスト改善・環境保全にもなるからコピー用紙は裏紙を使おう
という、頭の悪い、物事をしっかりと考えない、幼稚で、完全にウソの思い込み思想を、本当にこの社会から廃絶し、一切流通させないように抹殺したいと心から思います。
本当によくないです。
ということで、今日はここまで。
ではまた。
--------------[KID'S SIGNAL No.514 -了-]---------------
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