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たった数分。たった数時間。練習して修得する手間を惜しむと、ろくな事にはならないのですよ。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第518号●2022年12月12日(月)
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%name_sei%さん、こんにちは。
昨日は、トラックポイントキーボードが、「ほんのちょっとした作業」が簡単になるから良い、という話をしました。
対象となるウィンドを切り替えるというのは、各種のホームページ・PDFなどを参照しながら文章を書くためにはかなり頻繁に行わないといけない作業なのですね。
「こっちのこの一文を引用して…」「ここの名称は正確には何だったかな?」「この商品が発売されたのは何年だっけ?」
などなど、本当にチラリと見る程度のことなのです。
そういう作業をできるだけ最小の手順で行いたいときに、キーボードのホームポジションから一切手を離すことなく、マウスカーソルでのウィンド切り替えがひょひょい、と出来るととてもありがたいわけです。
ブラインドタッチ操作によって、
●書きたい文字がディスプレイに自動的に現われる感覚
●Officeアプリの全操作をalt+アルファベットキーで「呪文操作」できる感覚
が身に付いてしまうと、本当に「ちょっとしたことでマウス操作が必要になる」という事自体に大変なストレスを感じるようになってしまいます。
ブラインドタッチの「自動表示感覚」「呪文操作感覚」に関しては、以下のまとめ記事を読んでみてください。
●あっと驚くブラインドタッチの秘密
●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か?
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html
実際、このブラインドタッチの超効率的な操作とトラックポイントキーボードとの相性は抜群で、ブラインドタッチが出来ない人がトラックポイントキーボードを使っても便利でしょうが、ブラインドタッチのできる人がこのキーボードを使うと、それはもう超絶便利になるわけです。
実際に使っている僕からすれば、マウスだとか、トラックパッド(ノートパソコンのキーボード面についている板状のポインティングデバイス)などは、正直できそこないで、そもそも使っている人たちがかわいそうに見えて仕方ない、というくらいのレベルの違いがあります。
たとえば、PCに大画面ディスプレイをつないで、その画面いっぱいにお絵かきソフトの白紙データをドーンと広げたとして、この白紙の下の隅から反対側の上の隅まで、フリーハンドで直線を描こうとしても、「マウス」「タッチパッド」は斜め線一本を描くことができません。
マウスにしてもタッチパッドにしても「長い直線」を描くには、机の面積やタッチパッドのサイズという物理的限界によって、いったん指や手を離して、もう一度線の続き書き始めないといけないからです。
ところがトラックポイントなら、いったん「この方向」と決めた方向にスティックを傾けてやれば、マウスカーソルはずーっとその角度の方向に直線を描き続けることができます。
そもそも操作性に雲泥の差があるんですね。
この操作性の「雲泥の差」について、具体的にデータで示すなら、以下の動画が分かりやすいと思います。
●ThinkPad トラックポイントキーボードでお絵かきしてみた。
https://youtu.be/4NKEux29cQM
この動画は、トラックポイントだけを使って「お絵かき」をしてみた動画なのです。
お絵かきにはアップルペンシルなどの「ペンデバイス」を使うのがあたりまえで、トラックポイントで絵を描くのは意味がありません。操作が遅すぎてペンほどの快適性はないでしょう。
でも、この程度の簡単な絵も、「マウス」や「タッチパッド」では、絶対に描くことはできません。
トラックポイントなら、描くのに時間はかかってしまいますが、思い通りの線がちゃんと描けるのです。
これがトラックポイントの操作性の圧倒的な優位点なのです。
これほどの圧倒的優位性を持っていながら、しかし、トラックポイントはあまり一般的な、ポピュラーな入力デバイスとしては認知されていません。
なぜかと言うと、マウスやタッチパッドは使って1~2分で操作が理解できるのですが、トラックポイントは、操作に鳴れるまでに5~15分必要だからなのです。
店頭でトラックポイントのついたノートパソコンを触ってみても、最初はどうやって操作すれば良いのか、少し悩みます。
少し悩みながらでも15分ほど練習すれば、完全に使いこなせるようになるのに、「よー分からん」と言って理解するのをあきらめる人が大半なのですね。じつにもったいない。
たった数分の「修得の手間」を嫌うから、本当に便利なものが分からなくなる、ということなのです。
これは、ブラインドタッチの修得に実際には7時間以下の短い時間でOKなのに、それを知らず、ただひたすら我流打ちで非効率な操作を繰り返していることと、まったく同じ種類の問題です。
たった数分。
たった数時間。
そのキチンとした修得のための練習に抵抗感を持っていることがいかに損であるか、ということなんです。
ということで、今日のお話はここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.518 -了-]---------------
====過去記事一覧====
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm
==過去連載記事などのまとめ==
●文具関連名著42冊のうちのベストテン
●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ!
●「Stationery Book 42」ブックレビュー
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html"
●あっと驚くブラインドタッチの秘密
●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か?
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html
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