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%name_sei%さん、ドラマティックなコピーの書き方お教えします。
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      [KID'S SIGNAL]  キッズシグナル●第54号●
      葉月(8月) 3日  /  2015年9月15日(火)
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%name_sei%さん、こんにちは。いかがお過ごしですか。

さて、9月になって二週間が過ぎてしまいました。
私は、夏休みに事務所部屋の片づけを始めて、その片づけが、まだ完全には終わっておりません。机を新調し、レイアウトも大きく変更して、床の上に置いていた資料類も本棚に収まってなかなか快適ではありますが。

部屋の片づけをしたのは、これまでに制作してきた制作物の整理も兼ねておりました。特に気に入っている制作物をまとめて、自分のポートフォリオをキチンと作ろうというのが目的です。

また、それと並行して、この春からずっと毎日書いてきたブログをまとめて小冊子PDFにしようとしております。
これがまた、かなりの難作業で書き足したり削ったり、レイアウトを変えたり見出しをつけたりと、予定していた日数をはるかにオーバーしてしまいました。

小冊子PDFはまた、広く公開する予定であります。

そんなこんなをしておりまして、このメルマガの更新が、ずいぶんと遅れてしまいました。まことに申し訳ありません。

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さて、そういう過去の制作物を整理していて思うのは、やはり自分の書いてきた原稿や制作物には、何かしら「ドラマ」があるなぁという実感でした。

「木田君のコピーはドラマティックだね」などと言われたりするのですが、これがなぜなのか?というと、やはりシナリオの書き方を若い時に習っていたというのが大きいのだと思います。

「シナリオ構造論」などを読むと、ドラマを面白くするには「対立」を描けとなっているのですね。主人公と対立する存在が出てくれば、それだけでドラマが始まってしまうわけです。

つまらないドラマは、基本的に登場人物が仲良しこよしで終わってしまっているわけです。

これを販促や広告にどう活用しているかと言えば、ブログなどにも何度か書いたのですが、ようは

・ビフォーアフターを描く

ということに尽きます。

家の改築をエンタテインメント風に見せる番組「大改造!劇的ビフォーアフター」でもそうですが、改装前と改装後の違いが明確だから、その落差が面白いわけですね。改装前と改装後に「対立構造」があって、そのあまりに違う姿に面白みを感じるわけです。

だから、重要なのは、この「改築前の不便さ」を描くという事が大切なわけです。
この考え方は、もっと抽象的に整理すると、

・お客さまの不安に対して「心配ないよ」と安心させるコピーを書く

という事になります。
具体的には「この商品を買う前はこんなに不便だったでしょ?」と確認の一言を声かけしたうえで、「この商品なら、その不便を取り除けます」とメリットをうたう、という事です。
不便と便利を、できるだけセットで紹介しているわけです。

こうすると、やはり「購入前」と「購入後」の対比・対立構造が必然的に生まれるので、印象深い表現になりやすい、という話なんですね。

絵画では、「白い雲の美しい白さを表現するには、雲の影をていねいに観察して描く事だ」という教えもあるようです。
まさに、これこそが、表現することの一番のポイントではないでしょうか。

ということで、商品を印象的にするためにも、「対立」構造について、ちょっと考えてみてはどうでしょうか?

では、本日はこれまで。
お読みいただきありがとうございました。


[了]


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