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「タイピング詐欺」をご存知ですか?

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第555号●2023年2月5日(日) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ---------------------------------------- このメルマガは、 「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」 をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。 「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。 それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。 ---------------------------------------- %name_sei%さん、こんにちは。 このメルマガのネタ探しもかねて、 Googleアラートにさまざまなキーワード登録をしてネットの記事を読むようにしています。 「ブラインドタッチ」 「タッチタイピング」 というキーワードもしかけてあります。 そんなこともあって、時折タイピング関係の記事が出るたびに読んでみたりするのですが、とにかくひどい記事が多いんですね。 最近とくにひどくなってきたのが「キーボードを一切見ないで練習する」という基本の基本が語られない、ということ。 どうにもおかしいなぁと思ってそういう記事の根っこを調べてみると、どうも、タイプ練習ソフトのサービスを提供している会社がお金を出している感じなんですね。いや、表立ってはそういう形にはなっていないのですが。 最後にさらっと「こういう無料タイピングソフトもあるから使ってみよう」と書かれているだけですが。 実際のところはどうなっているのかはよく分かりませんが、 ●カンタン無料を売りに「ゲームタイプのタイピングソフト」にいざなう    ↓ ●スピードで実力を判定し、スピードが上がればそれなりの「レベル認定」をする    ↓ ●タイピングのスピード王座決定戦を全国レベルで行う    ↓ ●タイピングソフトの定期サービスを販売する    ↓ ●企業向けにもサービスを提供する ということをやっているようなんですね。 で。 これねぇ、これで完全なブラインドタッチが身に付けばいいですけど、僕に言わせれば、 ●「見て打ち」しかできない無能者の拡大再生産 でしかないと感じられるのですよ。 いつまで練習しても、キチンとしたタイピングが身に付かない。 でも、このサービス形態だと、そういう人が増えた方が、圧倒的に儲かるわけです。 「もう、3年練習してますけど、まだ完全なブラインドタッチにはなってません」 という人が、それこそ日々量産されるだけですから。 そういう人が増えれば増えるほど「卒業することなく有料サービスを使い続ける」わけで、大儲けができる。 ほぼ詐欺ですね。 本当にブラインドタッチを身に付けようと思ったらローマ字入力で3時間~7時間、キーの使用頻度にあわせたドリル形式で、「一切キーボードを見る事なく」指の動きそのものを学べば、ブラインドタッチは身に付きます。(断言) それを考えると、とんでもない詐欺です。 これね、教育系のサービスに共通するんですが、優れた教育プログラムほど短期間で高い効果が出ます。 なので、利用者が必ず「卒業」するんですね。 でも、卒業するからこそ、利用者は増えないわけです。つねに一定数になってしまう。 そうなると、良いサービスを高価格で提供するしかなくなるわけです。 しかし、教育サービスを有料で提供するなら、利用者が「卒業しない」でいてくれたら、一番良いわけです。 そういうサービスの提供企業は、儲けるために、どうすれば良いか?  簡単なことで「学ぶのに時間がかかって、ずっと身に付かないようにしておく」のが一番なんです。 上記の中で、 ●タイピングのスピード王座決定戦を全国レベルで行う というのがありましたが、これなんか本当にひどいわけです。 人間には「文章を考えるスピード」という制限があるので、それを超えたタイピングスピードなんて意味がまったくないんですね。 もちろん、テキスト入力だけを仕事にしている、というような人には意味があるかもしれませんが、それこそ本当に一部の人でしょう。 文章を考えるより早いスピードで入力してどうすんの、としか思わない。 なので、タイピング修得において、 ●「少しくらいキーボードは見ても良い」ではなく、キーボードは「絶対に見ない」 ●「タッチタイプ」という言葉は使わず「ブラインドタッチ」を使う。 ●「スピードを判定基準にする」のではなく「ミスタイプを絶対に許さない正確性」を優先する ●「日本一のタイピングスピード」ではなく「文章を考えるスピードと一致させる」を目指す ●指の「感覚で覚える」ではなく「伸ばす角度と方向、ホームポジションに戻す動作の徹底学習」を行う。 ●ホームポジションは「できるだけ守る」ではなく「絶対必ず、どんなことがあっても」守る。 ●「学び続ける」ではなく、「期間限定で集中して身につける」 という対立基準があるのだと、良く知って欲しいと思います。 当然、後者の方が実務上、圧倒的なメリットがあります。 ●●●完全な、一切キーボードを見ない「ブラインドタッチ」は7時間で完全修得できる。 です。 これ、本当に正しく知ってもらいたいと思います。 でないと「タイピング詐欺」にあいますよ。 ということで、今日はここまで。また明日。 --------------[KID'S SIGNAL No.555 -了-]--------------- ====過去記事一覧==== https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm ==過去連載記事などのまとめ== ●文具関連名著42冊のうちのベストテン ●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ! ●「Stationery Book 42」ブックレビュー https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html" ●あっと驚くブラインドタッチの秘密 ●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か? https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html ------------------------------------------------ 僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 おともだちにメルマガ登録をおすすめください。 よろしくお願いします! ●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム https://www.itm-asp.com/form/?810 メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。 ●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもほんとうにありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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