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~KID'S版「何も分からない人のためのバレットジャーナル入門」(2)ページ番号をつける5~を、お送りします。
■2:ページ番号をつける (5)「インデックス」は「目次」ではなく、「索引」として活用しよう。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第564号●2023年2月14日(火)
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%name_sei%さん、こんにちは。
今日は、KID'S版のバレットジャーナル入門の7回目、インデックスの書き方についてです。
これまでの話の内容をまとめると、
●バレットジャーナルは「ノートに書き貯める(コレクションする)ToDoリスト」である。
●複数の「コレクション」が存在する時には「ページ数をつける」必要が生まれる。
●ページ数をまとめた「目次」さえあれば、コレクションの順番は、どう並んでいても良い。
●目次管理さえできていれば、コレクションの内容はなんでも良い。
というところまできました。
結局バレットジャーナルはノートに手書きという「フォーマット」から離れた方法を使うことで、「自由な量を自由な順番で書き貯める」ことに一番の特性があると思います。
その特性をもっともしっかりと支えてくれるのが「ページ番号と目次」なのだと思います。
さて、その「インデックス=目次」の書き方なのですが、ここにもバレットジャーナル特有の特徴があります。
僕自身は昔から「打ち合わせメモ」「取材ノート」「各種講座などのノート」「読書の抜き書き」などを、スケジュール管理を行う「手帳」とは別に使っていました。
そして、この「スケジュール以外の各種メモを取るノート」には、必ず「ページ番号」と「目次」をつけていたのです。
僕の場合はとにかくできるだけ手間を減らすために、新しくノートに何かを書き込もうとするたびに、「見開き単位」でページ番号を降っていました。
普通は見開きの左右を別ページとして管理するのでしょうが、多少空間に無駄ができても、見開き単位でページを変えることにしていたんです。
そして、ノートの最初の見開きは、目次用に空きを取っていました。最初にノートのページ数分の数字を書き込んで、フォーマットを作っておいて、ノートにいろいろ書き込んでいくうちに、「ページのタイトル」を、その目次の一覧部分に書き写しておくのです。
仕事で取材をした時などは見開き3個(6ページ)分くらい使うこともありましたから、そういう時は3見開き分のスペースをまたぐように矢印を書きこみ、「この範囲は●●の取材内容だ」と分かるようにしていたんです。
つまり純粋にページ番号順のシーケンシャルな「目次」でした。
普通の書籍もそういう「頭から順に降られた番号どおり」に項目がならんでいるのが普通ですから、そうしてたんですね。
なので、バレットジャーナルにおいても、そういう具合にすれば良いだろうと思っていたし、「ロイヒトトゥルム1917ではじめる箇条書き手帳術」で紹介されているインデックスページも、基本はシーケンシャルな「目次」です。
しかし、バレットジャーナルの公式本「バレットジャーナル~人生を変えるノート術~」には、こういうシーケンシャルな目次の書き方は推奨されてないんですね。
たとえば、シーケンシャルなページ順どおりの目次にしてしまうと、ToDoを書き込んだ「デイリーログ=週間予定」のページ数は、21~28、35~38、40、などとページをスキップしていったりすることになります。
そうすると、目次のあちこちに「デイリーログ=週間予定」のページが分散してしまって、逆にページを見つけるのが難しくなるわけです。
なので、
「デイリーログ 21~28、35~38、40」と、デイリーログのみまとめてある一行を書き込んだ方が使いやすくなります。
公式本でのインデックスの書き方は、この書き方を勧めています。
これは僕も「なるほど」と感心したんです。
それから、「コレクション」に関しても「関連するページ」というものが出てきますから、それらをインデックスでまとめて表示した方が使いやすいよ、という提案もかかれていました。
たとえば、ノート運用のルールをメモしておこうと、「ノート運用覚え」というページを作ったとします。
それをメモしているうちに、ノートの活用方法を知りたくなってバレットジャーナルの公式本を読んだり、その他の書籍も読み、その読書メモもノートで取ったとします。その場合、
●ノート活用のルール
P.22 ノート運用覚え
P.28 バレットジャーナル公式本読書メモ
P.33 知的生産の字術読書メモ
というようにテーマごとにページをまとめて記述した方が再利用しやすい、というわけです。
なおかつ、公式本に書かれていて「なるほど!」と思ったのが、「再読する必要を感じた重要項目のみインデックスに書き込む」という考え方です。
メモも取ったし、それなりのページ数が割かれているけれど、再読することはまずない、というような項目も意外に発生するものなのです。
そういうページは、そもそも不要なのですから、機械的にインデックスページに書き込まなくても良いと公式本には書かれています。
これはなかなかの見識だなぁと感心しました。
どちらかというと、目次というより「索引」的にインデックスを構築した方が良いよ、という提案だと思います。
そして、ノートというものは、そういう活用方法を取った方が利用価値は高まると思います。
ということで、やっと「ページ番号」の話が終わりました。
けっこう「ページ番号」で語るべきことは多いと思うんですよ。
でも、しっかりと書かれている書籍もあまり見ないので時間をかけて解説しました。
ぜひ、参考にしてくださいませ。
ということで明日もバレットジャーナル入門、続きます。
ではでは。
--------------[KID'S SIGNAL No.564 -了-]---------------
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