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「読みにくいPDF」とかは、読みやすくなる工夫を凝らせば、なんとか読めるものですよ。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第606号●2023年3月28日(火)
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%name_sei%さん、こんにちは。
今日は昨日の続きで、「Wordのアウトライン機能を使って長文を読む方法」を紹介しようかと思ってたんですが、いろいろ考えるに、ちょっと方向性が違うのかな? と思って整理しなおすことにしました。
ポイントは、「ネットの長文をどうやればプリントアウトせずに読めるのか」という話です。
で、考えてみると、いまの時代は昔と違って、デバイス自体が「高速スクロール」機能を備えるようになりました。スマホにせよタブレットにせよ、長い文章を読むときは、画面を指で上方向にフリックしてやれば、画面がサーーーーッと高速でスクロールして流れて行きます。
だから、いまの時代、デジタルのデータを読むということに関してはとても便利になったと言えます。
スマホ・タブレットは、こんな風に「高速スクロール」機能がつきましたし、PCの場合は、そもそもディスプレイがとても大きくなりました。一度に把握できる情報量が格段に増えたので、昔のように、いちいちプリントアウトして読む、などということをしなくても済むようになったわけです。
それでも、時折、読むのに苦労するような書類というものは存在しているように思います。
多分、高速スクロールで流し読みをしても、全体の構造が把握しにくい情報だろうと思います。
全体の話の流れが複雑で、全体で20ページ超ある、くらいのボリュームから、「読みにくい」という感覚は出てくると思います。
で、こういう情報は、仕事上どうしても読まないといけないものなら、まぁ読むと思うのですが、自分に有用だから読んでおいた方が良いという程度の情報が、「なかなか読めない情報」になることはあります。
ここまでくると、やはりプリントアウトして読む、というのは有用になってきます。なので、この場合は、プリントアウトする時に設定ミスなどをすると、一気に大量のミスプリントが発生するという、大変なことになりますから、まず1ページ目だけを出力してみて、レイアウトやフォントサイズ等に問題がないかをチェックしたりする必要は
はあると思います。WordであったりPDFリーダーだったりというアプリの設定機能を熟知して、ポイントを紙に書いて貼りだしておいたりすると失敗を防ぎやすくなるでしょう。
「プリントアウトして読む」のは効果的ですから、それはそれで良いとして、こういう長めのサイズの文書も、プリントアウトせずにてきぱきとPCやスマホ・タブレットで「読める」手法はあるので、僕自身がやっている方法をいくつか紹介します。
1.読書専用フォルダを作る
僕がよくやっているのは、読書専用フォルダです。読むべきだと思ったファイルなどは、ひとつのフォルダにいれてどんどん貯めておくんです。
これは、机の上に本を積んでおいたりする「積ん読」と似てるんですね。この読書専用フォルダを表示する際はファイル名表示にせずにアイコン表示にしたりしてますので、PDFとかWORDデータとかパワポファイルとかのサムネイル表示で書類が分かるようにしています。
どんなファイルでも必ず表紙表示になるかというと、そうでもないのですが、できるだけ表紙が出るように、かなりいろいろな設定をいじくって、表紙のサムネイルが表示できるようにしてあります。
やはり「積ん読」が出来ると多少は読む頻度が上がります。
2.ソフトのサムネイル表示を使う
PDFのリーダーなどなら「サムネイル表示」Wordなら、「表示」メニューの中にある「ナビゲーションウィンド」の「ページ」などを使ってページ位置を意識しながら読んだりします。
少し長めのファイルだと、全体量を把握していないと、どの程度まで読み進めているのかが実感できない時があるので、ざっくりと確認するには良いです。
3.PDFの場合は「しおり」機能がないか確認する
PDFにせよWordにせよ、ファイルによっては「しおり(PDF)」や、「見出し表示(Word)」が、その文書作成者によって付けられていることがあります。
その場合は、ページレイアウトしか分からないサムネイル表示ではなく、意味・構成で目次表示をしてくれる「しおり」や「見出し」を利用します。これが付いていると、読むのは格段にはやくなります。
4.自前で「しおり」「見出し」を付与して読む
これはかなり高度な処理の仕方なのですが、3.の項目で紹介した「しおり」「見出し」を自分で読みたいテキストにつけてしまいます。
上記の3つの手法でほとんど間に合うのでこの最後のやり方は、かなり特殊なのですが、時折こういうことをやっています。
僕の場合は、テキストエディタに読みたいPDFやネット記事の「テキスト」部分だけをコピーして貼りこみ、ポイントとなるブロックの「見出し」をアウトラインの見出し表示に設定していくわけです。
これはWordでもできます。見出しにしたい一行をカーソルで選択表示にしたうえで alt→ホーム(h)→スタイル(L)→見出しスタイルを選択 するだけです。(ファイルを加工することになるので、元のファイルは先に複写保存した方が良いかもしれません)
ま、こんなところでしょうか。
アウトラインプロセッサというと大げさですが、こういう「読みやすくする方法」としても使えるのですよ、という話です。
ということで、今日はここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.606 -了-]---------------
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