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「国際規格だからそれを使おう」は功罪あります。頭と体と心の三方向から検討すべきだと思う。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第615号●2023年4月6日(木) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ---------------------------------------- このメルマガは、 「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」 をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。 「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。 それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。 ---------------------------------------- %name_sei%さん、こんにちは。 昨日の話の続きです。 紙のA判とB判の規格についての話。 僕はたまたま、「どうしても体にA判が合わなかった」んですけど、人によっては、こういう「体の感覚」よりも「社会全体で決まっている規格なんだからそれを採用した方が簡単でいいよ」という「頭の判断」でA判しか使わないという人もいると思うんですね。 理屈で考えたら、どうしたってそうなるんですよ。だっていまやビジネスの書類の規格なんてA4一択でしょう。B判なんて、もうどこでもお目にかからない。使ってる方が珍しいという感じになってきてます。 企画書とかでもA4になってしまってますかね。時たま気合の入ったプレゼン資料がA3で作られるくらいかな? でも、やっぱり僕は企画書はB4で見たいと思う。あのサイズが企画書には最適。両手で広げてすっと収まるし、ページめくりもしやすい。それでいて、内容がゆったりと表現されている感じ。 A4だとちょっとチマチマして見にくいし、A3だとページめくりがしにくくて「やめてくれ」という気になってしまう。 とはいえ、もう世間はA4が基準なので、これを変えることはできません。 だから、上手に付き合っていくという感覚でいたら良いかなと思います。 で、企画を立てるとか考えるような「自分基準」の事柄はB判でやって、「人からもらう、人に手渡す」はA判でやるという感じにするのが良いと思います。 このあたり、理屈と頭だけで「なんでもA系列で統一するんだ」とかすると、あまりの収納環境の少なさに悩むことになるでしょうし、体と心だけで「相手も見やすい方がいいだろうから企画書もB4で」とかやると「すみません、今後はA4で出してもらえますか」と、まずダメ出しされるでしょう。 体の感覚の言葉を聞きながら、世間の「基準」もキチンと意識し、その中で自分の仕事ややろうとしてることとかみあう「手帳・ノート」の使い方を考えるのが良いと思います。 でもまぁいまの時代だとノートはA5でしょうねぇ。ちょっとしたA4の書類とか半分折りで挟めたりするし、普通に仕事してると多分すごく便利だと思う。 僕は使わないですけど。サイズ感が一回り大きい感じがちょっと耐えられないので。 で、まえにA4サイズの保管について「角2の封筒」を利用したやり方が良い、という話をしましたが、先日からA4コピー用紙の活用方法をいろいろ考えていくと、やっぱり角2の封筒以外に選択肢はないなと思います。 「クリアファイル」を使う、というのも手なんですけど、あれは「見出し」を書けないのが致命的。 まず普段はクリアファイルとかで整理保存とかして、ある程度の量になったら角2の封筒で本棚とかで整理するのが実用上最適なんじゃないかなぁと思います。なんせ棚とかは日本の尺モジュールで作られてるのがほとんどですから。 で、メートルモジュールとかで作られてる棚とかは高いしでかすぎるんです。そもそも尺モジュールで作られている家とか事務所とかに合わない。 折衷案をさぐると、多分、角2封筒しか選択肢がないんだと思います。 まぁ私見ですが。 10枚以下の資料ならクリアファイルにして、そのクリアファイルが3~5くらいのボリュームでひとつの「ジャンル」として角2封筒に入れてタイトルと中身を封筒に書き、それをA4のファイルボックスなどで活用して、そのファイルボックスを本棚に入れる、というのがA4用紙の管理の決定版だと思う。多分日本においては、他に良い方法はないと思う。コスト的に見合わないだろうし。 ということで、かなり偏見のある見方ですが、A4サイズは「世界標準だけど日本文化と相性悪い」とはっきり分かったので逆に自分なりの整理方法が間違ってなかったという確信に変わりました。 やっぱりそれしか方法がないんだわ。 ということで、今日はここまで。 ではまた明日。 --------------[KID'S SIGNAL No.615 -了-]--------------- ====過去記事一覧==== https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm ==過去連載記事などのまとめ== ●文具関連名著42冊のうちのベストテン ●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ! ●「Stationery Book 42」ブックレビュー https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html" ●あっと驚くブラインドタッチの秘密 ●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か? https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html ------------------------------------------------ 僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 おともだちにメルマガ登録をおすすめください。 よろしくお願いします! ●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム https://www.itm-asp.com/form/?810 メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。 ●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもほんとうにありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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