●バックナンバー一覧に戻る
「日本に打ち出の小槌はあります!」と叫びましょう!
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第627号●2023年4月18日(火)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
----------------------------------------
このメルマガは、
「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」
をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。
「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。
それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。
----------------------------------------
%name_sei%さん、こんにちは。
今日は昨日の話の続きから、ちょっと「みんな大好きお金の話」シリーズの5回目になるかな? という話をしたいと思います。
「みんな大好きお金の話」の第一回目で、「銀行がお金を貸すときは、その都度お金を作って渡している」という話はしました。
●【みんな大好き「お金の話」】お金って、どこで生まれているの? というお話。
https://kidscomp.exblog.jp/29969534/
「銀行は、お金を預けている人のお金を他の人に貸している」と考えるのは大きな勘違いで、本当は、その時その時で、その都度借り手が必要としている額を通帳に書き込んで「お金を作って貸している」というのが、本当の姿なのですね。
もちろん、お金に色はついていないので、「お金を預けている人のお金を他の人に貸している」という説明でも話は通用するし、教科書などにも、信用創造と言うと、「預金者のお金を誰かに貸すことで信用を与え(与信)総預金額が増えていくこと」というような説明が載っているらしいのですが、「なぜお金が増えるのか?」の説明としては弱いですよね。
なぜ増えるのか? と言えば「その場で通帳に必要額を書き込むから」なのですから、まずそこから説明しないとわかりません。いちばん重要なポイントは「与信」にありまして、「この人が働けば、ちゃんと返せる」と判断するから、そこで「新たな金額を創造」して貸し付けるわけです。
そしてその人がなぜ返さなければいけないお金を借りるのか? というと、社会に需要があって、その需要を満たすような商売をすれば、儲かって借金が返せると考えるからです。つまりお金が生まれる背景には「需要」があって、それが経済が担保される条件になっているわけです。
経済学の基本は「需要」と「供給」の関係ですから、「需要」をもとに、「お金を生み出す」というのは、まさに理にかなっていることだと言えます。
で。
「みんな大好きお金の話」の第一回では「信用創造:マネークリエイション=money creation」という経済学の用語について、説明し、この信用創造を経済学で「万年筆マネー:fountain pen money」とも呼ぶという話をしました。帳簿の上にペンで金額を書くだけでお金が生まれるのですから、まさに「万年筆マネー」です。
で、このことを、日本人に分かりやすく説明するにはどうしたら良いか? を考えていた時に「打ち出の小槌」と説明する人がいて「ああ、それは分かりやすいかも知れないなぁ」と思ったわけです。
ただ、上にも書いたように「需要」がなければ貸し付けられないので、「無限に小判が出てくる」というイメージのある「打ち出の小槌」で説明するのは問題があるかもなぁと、少し、この言葉を使うことにためらっていたんですね。
でも、ふと気付いたのですが「万年筆マネー:fountain pen money」という言葉における「fountain」って「噴水」のことなんですよね。実はまさに「次々に水が湧いて出てくる」という無限イメージを持つ言葉だったんです。
「ああ、これなら打ち出の小槌と同じイメージじゃないか」
と分かったんですね。
万年筆というものは、それまで羽根ペンとか付けペンとかで、字を何文字か書くたびにインク壺にペンを浸さないと書けないものでした。それがインクカートリッジを内蔵させたことで「次々に湧いて出るようにインクが出てくる」
状態になったわけです。
だから、「fountain=湧き水・噴水」という言葉が冠されたわけです。
なら、日本で「信用創造:マネークリエイション=money creation」を説明するためには「打ち出の小槌」を使っても問題ないな、と思ったわけです。
しかも、調べてみると「万年筆マネー」という言葉を使ったのは、1960年代にジェームス・トービンという経済学者だったという事も分かりまして、より一層「打ち出の小槌」という言い方で良いなと確信にいたったわけです。
ジェームス・トービンというと、投機的な通貨取引に課税するトービン税が有名で、人格的にも高潔なイメージが僕にはあります。また積極財政で経済危機を救ったジョン・メイナード・ケインズの流れを引く方だ、というのも安心できる点です。
そもそも、市場の「需要」は、市民の欲求によって生み出されているわけですから、それに限界はないと判定しても問題はないでしょう。
「みんなが必要としている」という背景があって、お金が生み出されているわけですから、人々の欲求に限りはなく、信用創造を日本人に説明するなら「打ち出の小槌はあるんだ!」という説明で問題はないと僕は考えたし、確信を得ることができました。
日本には打ち出の小槌はあります。
そう考えて問題ないなと判定します。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日をお楽しみに。
--------------[KID'S SIGNAL No.627 -了-]---------------
====過去記事一覧====
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm
==過去連載記事などのまとめ==
●文具関連名著42冊のうちのベストテン
●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ!
●「Stationery Book 42」ブックレビュー
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html"
●あっと驚くブラインドタッチの秘密
●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か?
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html
------------------------------------------------
僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、
おともだちにメルマガ登録をおすすめください。
よろしくお願いします!
●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム
https://www.itm-asp.com/form/?810
メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。
●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ
記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ
http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm
いつもほんとうにありがとうございます。
木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com
バックナンバー一覧に戻る