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「不便である方が都合がいい」という考え方は、意外と大事かもしれません。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第631号●2023年4月22日(土)
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%name_sei%さん、こんにちは。
えー、まえまえから「ノートは手書きに限る」という事を考えていて、手書きのデジタル処理より優位性のある面などを整理した記事なども多々書いてきました。
で、手書きの優位性の、一番のポイントは、
●手書きは書くのにものすごく時間がかかる
ということがありました。
いちばん「言葉」にするのが早いのが「しゃべり」です。この情報発信量はものすごく大きい。
なので、音声入力はかなり効率の良いテキスト入力方式なのです。
そして、つぎに早いのがブラインドタッチによる文字入力で、これら3つの情報発信・入力スピードと比べて各段にスピードが落ちるのが「手書き」なんですね。
じゃあ、「時間単位で文字化するのが一番遅い手書き」にメリットはないか? というと、これがメリットはものすごく高い。
手書きでメモをするというのは、時間がかかる分、抽象度を高めて、内容を吟味要約したうえで、「本当に重要なキーワード」に昇華した上でメモをする、という「情報の超抽象化作業」を必然的に引き起こすんですね。
だから手書きのメモには高い高い価値があるわけです。
実際、デジタル化を推進して、営業マンにノートPCを持たせて営業活動にもれがないようにした企業が、ノートPCで打ち合わせメモなどを取らせると、意外に連絡ミスとかが頻発しやすく、会議や打ち合わせではノートPCを禁止にして紙のノートに戻させたところ、効率が一気にあがった、という話があるんですが、それがこの「手書きは遅いからこそ抽象化が起こり、結果的に効率が良くなる」という手書き特性にあることは疑いの余地はないと思います。
ここのところの「不便である方が都合が良い」という側面をしっかりと把握していないと、本質的な効率化は図れないんですね。
で、最近「これはけっこう良いかも」と思っているのが、
●大きめのバインダーに標準より小さいサイズのメモをバインドする
というやり方です。
少し前に「バインダーによるバレットジャーナル」の方法論を、このメルマガでまとめて連載しましたけど、あのやり方です。
LIHIT lab のツイストリングノートと、ツイストリングノートのメモサイズでやるか、B5、26穴のルーズリーフノートと、ルーズリーフミニでやるか、どっちでやっても良いのですが、思いついたアイディアとかToDoを、メモサイズの用紙に書き込んで、これを下書き的に使って、大判の方のバインダーに挟み込む、というやり方をするんですね。
これを、けっこう続けているんですが、これをやっていると、特定のページにミニサイズのメモ用紙が、どんどんはさみこまれていきます。
それでもバインダーにページめくりが出来る状態でバインドできるので、すべて参照・読み直しができるので、メモとしての実用性は失われないんですね。紙の手帳でやっていると、どうしても発生する「手書きによる転記」というのをかなり減らせるわけです。
で、これは良いなぁと思って使っているんですが、さすがに長く使っていると、重要なページ(良く開くページ)にこそ、メモがたくさんはさみこまれてくるわけです。
そうすると、
●重要なページなのにメモがたくさんはさまっていて、左右を見開き状態で見ることもできない。
●メモが多いのに、再読に不便。
となってくるんです。
これ、けっこう不便なんです。
メインノートに書いた方の情報も、はさみこんだメモも両方とも参照できて便利は便利なんですが、見るたびに余分なページめくりが発生して、イライラし始めます。
でもね。
今日、そういうページにはさまれたメモ用紙を全部外して、内容を精査しつつ、書き写すべき内容をメモ用紙からメインノートの方に転記してやると、これが驚くほどきれいに整理された「ノート」ができあがるわけです。
テーマごとにブロック分けできるし、余分なメモ用紙もバインドされておらず、見開き単位で重要な情報が一覧できて、実に快適かつ利用しやすいメインノートの見開きページが1項目分完成した感じになったわけです。
これもね、やはり「不便である方が都合が良い」という実例だと思います。
バインダーにメモを挟むと「読み直ししにくく」なる。
だからこそ、キチンと転記して整理しようとするし、整理すると実用性が各段に高まるわけです。(もともと再読hする必要のある情報ばかりを綴じこんであるのだから、そもそも有用性の高いページなわけです。)
これが本当にやってみるとものすごく整理されて便利なページになったんですよ。
これは、かなり良いと思っております。
やはり、物事の効率化というのは、単純な情報「量」だけ見ていてもしょうがない、情報を整理した「質」ということが大切なんだ、と分かる出来事でした。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.631 -了-]---------------
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