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「方眼ノート」を使っている人は、ほとんど「方眼罫」を使ってないのだ、という話。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第641号●2023年5月2日(火)
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%name_sei%さん、こんにちは。
このメルマガの読者の方なら、僕が「方眼嫌い」であることをご存知の方もおられるかも知れません。
方眼のノートを使ったことがある方なら、ある程度分かると思うのですが、あれって、本当に使う時には、あまり方眼罫を使わないんですよね。おおむね、方眼罫を使っている人は、「無地」に近い使い方をされてると思います。
なんでか? というと、方眼罫を守って文字を書きつけると、方眼用紙って、メモすらしにくいから、なんです。
理由を説明しますね。
普通、世間に流通している「方眼罫」というのは、おおむね5mm罫なんですよね。
これは多分、表組とかを方眼上で作る時に、5mm単位だと計算がラクになるからだと思うんですよ。2マスで1cmだから、定規をあてて、表を作る時にラクだ、という想定で、5mm方眼なんだと思います。
で、方眼ではなく文章でメモをとるためのノートである、横罫ノートの行幅はどうなっているか? というと、おおむねA罫とB罫しか販売されてません。ちょっと太めの行間のA罫と、少し狭めのB罫です。
このふたつの罫線の幅は、実は、A罫は7mm間隔、B罫は6mm間隔なんですね。たった1mmしか違わないんです。
たった1mmしか違わない罫幅のノートが2種類ラインアップされていて、それでほとんどの需要が賄われている、ということは、おおむね世間の人々がノートに文字を書く一文字のサイズ(文字高)というのは
●5~6mm前後の幅におさまってしまう
という事なんですね。
5.3mmだとか、6.4mmだとかいろいろな大きさの字を書く人がいてるでしょうけど、おおむねA罫とB罫におさまってしまうわけです。
逆に5mm以下の文字サイズで文章を書く人はとても少ない、ということなんです。
これはそもそも筆記具が、そんな小さな文字を書くため用には開発されていないから、ということもあります。
僕もSARASA NANO(0.3mm芯)を使いだして、かなり小さな文字を書くようになってきましたが、一般的な0.5mm芯、0.7mm芯のペンなどでは小さな文字は書くのがかなり辛いんです。
多分、5mm方眼で1行に5mm以下の文字サイズで文字を書くのは、筆記具も限定されるし、ほんとうに行われていないことなんだろうなと思うわけです。
となると、やっぱり5mm行間の方眼ノートというのはどう考えても、
●方眼罫を無視してメモしている
というのが、ごくごく普通の使い方であると言い切って良いと思うわけです。
(もちろん細い文字の書けるボールペンなどで、5mm以下の文字高でメモを取っている人もおられるとは思いますけど、多分やっぱり、それはかなりの少数派でしょう。)
実際、僕が方眼罫のメモ用紙を使ってた時は、この「そもそも1行の幅が狭くて文字が書きにくい」という点に四苦八苦していたんですよ。
4行を無理やり3行に見立てて書く、とかしてました。
5mm以下の文字サイズで文章形式でメモを取る人が多いなら、そもそも方眼罫ではなくて、C罫(行間5mm)というノートだってあることはあるんです。でも、そんなもの文具店で見たことないですしね。
だから、方眼ノートを使っている人は「罫線を無視して使っている」というのは、ほぼ間違いないわけです。
で、そうであるなら、
●それ、別に無地で良くない?
と、僕は言いたいわけですよ。
ということで、この話題、しばらく続きます。
また明日お会いしましょう。
--------------[KID'S SIGNAL No.641 -了-]---------------
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