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急に「ルパン三世」の話が書きたくなったので書きます。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第653号●2023年5月14日(日)
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%name_sei%さん、こんにちは。
このメルマガでは、エンタメの話はほんの時たま、年に数回するかしないか、なんですけど、今日は急に「ルパン三世」のことを書きたくなったので、ちょっとだけ書いてみたいと思います。
というのは、この連休中に、あの「オタキング」ことアニメ等サブカルの評論を中心にやってる岡田斗司夫さんが、アニメ「カリオストロの城」の考察動画をフルバージョンを無料放送で流していたからなんですね。
なかなか見ごたえのある放送だったので、それはそれで面白かったんですが、僕としては「岡田さん、それは宮崎駿を神格化しすぎだよ」とか思ったのでちょっと書きたくなってしまいました。
まずですね、僕は、そもそも「ルパン三世」という「漫画」のファンだったんですよ。モンキー・パンチさんの原作ですね。
で、岡田斗司夫が「カリオストロの城の解説をするためには、まず原作の紹介と解説をしなくちゃしょうがないんだけど、果たして原作を読んだことがある人がいるのか? って思うんですけど」と最初に言っていて、いや、確かに岡田斗司夫のファンだと「ルパン三世」の原作は知らないよねぇって思うんです。
ま、簡単に言うとアメリカのカトゥーン雑誌のMADとかに影響された画風の、とても個性の強い作家さんだったわけです。ストーリーも数ページだったかな?14ページくらいはあったのかな? とにかく一話完結で、ちょっとしたひねりのあるお話があって、おしまい、という感じ。ルパンはあくまで「悪党」であって、スタイリッシュな、殺しもいとわない泥棒なわけです。
この絵柄にせよ、ストーリーにせよ、それはいろいろあって、わざとそういう絵柄と内容を演出として作り上げていたわけなんですけど、これが「大人のアニメ」としてテレビで放映されたわけです。
でも時間帯は日曜の19:30ですよ。
そもそも、この時間帯で「大人のアニメ」が成功するわけないんですよね。大人も子供もみんな集まって見る時間なんだから。放映時間に無理があったとは僕は思う。
それで視聴率的に大爆死です。ちょっとエロいという程度の「大人向け」でしかなかったんですけどね。そここそが避けられた理由でしょう。「日曜8時の大河ドラマのその前に子供と見るテレビ」としては、「ちょっとだけエロい大人向けアニメ」が選ばれるわけがない。
そもそも、スポンサーの意向で、「モノを盗む」「殺しをする」という原作要素は封印されてたんですから。
で、じゃあ内容はどうだったか?というと、初期の1話~4話くらいまでは、僕にとってはべらぼうに面白かったんですよねぇ。破格。チョー面白かった。
ざっくりムチャな言い方をすれば、「アニメで作ったフィルムノワール短編映画」という感じでした。
フィルムノワールというのは犯罪映画とか暗黒映画とか言われるもので、明確な定義があるわけじゃないですけど、たとえば殺し屋が主人公だったり、そういう「裏」の世界の人間模様とかが暗いタッチで描かれたりするジャンルなわけです。一般的には第二次大戦後のアメリカのハリウッドで流行ったスタイルらしいですけど、「フィルムノワール系統」の映画は、ずっと連綿として作られ続けてますし、なんかそういうのが僕はすごく好きだったわけですよ。
ちょっとハードボイルド的な映画のテイストとかそういうのもあるわけで。
そういう世界の面白さを期待してたら、まさにそれ。
で、いまでも「ルパン三世」のテレビ版の第一シーズンは、そういう層に無茶苦茶に受けてます。
でも視聴率的に大爆死でしたからね。
そこで、テコ入れが行われるわけです。
うーん。ちょっと書こうと思ったら、超長くなってしまった。これ、かなり長くなってしまうなぁ。
とりあえず、今日はここまでにします。
ものすごく説明がたくさん必要なことに、いまごろ気付いてしまった。
ということで、続きはまた明日。ではでは。
--------------[KID'S SIGNAL No.653 -了-]---------------
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