●バックナンバー一覧に戻る
「大前提」を考えるという事は、ノウハウの本質を考える事だと思いませんか?
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第65号●
2016年2月4日(木) / 旧暦:師走(12月)26日
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
%name_sei%さん、ここしばらく、このメルマガでは旧暦をタイトルに併記してるんですが、そろそろ旧正月のタイミングですね。
「新春」というのは、本来、このタイミングで「ここからは暖かくなってくるよ」という意味だったのだろうと思います。寒さの峠を越したね、という事ですね。
そろそろ「春」なのかも知れません。
さて、前回は、ブラウザのツールとしての使い方について書きました。この件に関しては、また続きを書きたいと思います。
今回はまたいつものマーケティング関連の話題です。
最近思う事が多いのは、団塊の世代と呼ばれる方がたが、昨年あたりで、ほぼ全員企業から退職されて、現場の若手が大変だろうなぁという事です。というのは、「ベテラン」というのは、実はその企業の、かなり後半にわたるノウハウと歴史を習得されたスーパー専門職だったから、です。専門職がどっと辞められたわけですから、現場は大変だろうと思います。
では、ベテランの方々が、何の専門職だったのかというと、その勤めておられた企業の個々の業務の専門職なんです。当たり前ですが。
このベテランの方が経験として蓄積されているさまざまなノウハウや判断基準のようなものが、いかに高度で、繊細であったことか。
私は企業内ではなく、企業外からお手伝いをすることばかりですので、逆に、その個々の業務、会社の内実に通じた対応が、どれだけこまやかであったのかを実感しているわけです。
当然ベテランの方が会社に再雇用されてそのノウハウを維持されている場合もありますし、いろいろなツールで伝達しようとする試みなども数多く行われています。しかし、それでも人づてに直接新入社員に伝えられるわけではありません。すべてを若い方に完全に受け継ぐようにしようと思えば、企業の在り方のどこかに「徒弟制度」でも導入しないと、全人的なノウハウというのは引き継げないだろうと思います。
この「全人的なノウハウ」というものを、さまざまなツールや仕組みなどで再現しやすくするために、意外に見落とされがちなのが、「ノウハウ以前の大前提」の共有なんですね。
どういう事かと言うと、たとえば、営業トーク集があって、「こういう場合には、こういう質問をしてから、このセリフのどちらかを言え」と場合分けまでしてあったとしても、です、実は、そのトーク集以前に、時候の挨拶をするとか、話の聞き方の基本的なルールを知らないとか、そういう「常識」的な知識・ノウハウが新人の側に欠けていたりするのです。
あるいは業界の常識であったり、その得意先独特の文化に気を使うなどなど。
実はそういう「大前提」こそが本来の「ノウハウ」の本質であったのだと言っても過言ではないくらいです。
ここで大切なのは、
●ノウハウを支えている、「大前提」とは何なのか?
という事。どんな状況を前提にして、営業行動が構築されているのか? あるいはどんなお客さまの「心情」を前提にして、セールストークが構築されたのか?という事。
この部分をキチンとシミュレーションし、明文化しておくことが大事なのですね。
「言わなくてもわかるだろう」というような「前提条件」は、ついつい省略されがちです。そして、前提条件が省略されているツールは、少し環境が変わっただけで効果がガクンと落ちてしまいます。その「前提条件」が明文化され、ツール内に盛り込まれていないと、何のための情報なのかがわからなくなって伝達効果が落ちるのです。
ところが、この「大前提がどうなっていたんだ?」と確認するというのは、実は社内の人間だけでやっていると、なかなか見えてこなかったりするものなのですね。
いつも行われている事は、当たり前の出来事であって、そこに疑問をさしはさむという必要性を感じなくなっていたりしますし、「なぜなんだろう?」と思いながらも、他部署の事だから突っ込んで聞いていなかった、などという事が起こります。
こういう時に外部のスタッフを活用することはとても効果的なんですね。
完全に外の目、素人の目、部外者の目で、そのノウハウや仕組み、あるいは商品特長について検討しなおすことができるからです。
そういう意味で、販売促進に関するツールは外注に出すというのが、けっこう大事な要素だろうと思います。
社内文化を知らない外部の人間に、自社のノウハウを説明するという事自体が、「ノウハウの客観視」になるからなんですね。
・販促ツールを作る。
・広告を企画する。
・新しいメディアで発信する。
そういう必要が出た時は、ぜひとも「外部の人間をスタッフに加える」という事を選択肢のひとつに加えてください。
それだけで、制作するツールの効果や精度が、グンと上がる可能性が出てきます。
もし、そういう機会があるなら、ぜひ、私にお声をかけてください。あなたの企業の「大前提」をしっかりと確認させていただきます。
KID'S COMPANY では、「大前提」を確認した上で、あなたの企業メッセージを的確に伝える「ドラマティックパンフ制作サービス」をご用意しています。
●「ドラマティックパンフサービスのご紹介」
http://www.saturn.dti.ne.jp/~kids/company/dramapf.pdf
もし、あなたの企業の「本質」を的確に伝えたいなら、ぜひご検討ください。きっとお役に立つはずです。
お問い合わせは
●受付フォーム
http://www.saturn.dti.ne.jp/~kids/company/response.htm
または携帯:090-8523-4204
まで。
では、また来週。
------------------------------------------------------------------------
●メルマガ読者限定:最新の制作物紹介(ポートフォリオページ)
http://www.saturn.dti.ne.jp/~kids/company/portfolio/
●KID'S SIGNAL バックナンバー はこちら
http://www.saturn.dti.ne.jp/~kids/company/kidssignal/
●おかげさまで金賞受賞!
http://www.saturn.dti.ne.jp/~kids/company/prize.htm
●KID'S COMPANY 木田茂夫が提供するサービス一覧
http://www.saturn.dti.ne.jp/~kids/company/service.htm
バックナンバー一覧に戻る