●バックナンバー一覧に戻る
「無地」のノートを使うには、ほんの少しの「勇気」が必要なんです。でも、それだけのことなんです。
/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第672号●2023年6月2日(金)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
----------------------------------------
このメルマガは、
「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」
をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。
「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。
それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。
----------------------------------------
%name_sei%さん、こんにちは。
昨日は、いつも持ち歩くスマホくらいのサイズ感の「携帯メモ帳」を、一冊のノートに統合するにはどうしたらいいか? という話でした。
これはツイストリングノートメモサイズを使っていたので、リング径のピッチが同じツイストリングノートにメモサイズを綴じてやれば実現できたわけです。
で、いま、「携帯メモ」をいつも使う「メインノート」に綴じこんで使っているのですが、かなり便利で、いろいろな作業が、うまく統合されていってる感じがあります。
ただ、この「メモ」と「ノート」を統合するというのはツイストリングノートを使っていた当初から、実は何度も試しては挫折していたんですね。
で、なんで挫折していたのか? でもって、なんで今回は挫折していないのか?
というところが問題でして、これは、携帯メモの使い方に一定のルールを定めたのでラクになったんです。
では、それはどういうルールだったか? というと、「タテヨコ両用はあきらめる」というルールだったんです。
それまでは、どうしても「メモ」の縦位置使いを捨てられなかったんです。特にToDoを書くには、複数項目を並べるために縦長の位置でToDoを列挙したかったわけです。
でも、これをあきらめました。そうしたら、実にスムーズに「メモ」と「ノート」が融合できたんですね。
「ああ、そうか、ここか、融合ポイントは、ここだったのか」という感じでした。
で、こういう「心理的な壁」というのは、文具をうまく活用しようとした時に、どうしても出てくるんですね。
「無地のノート」を使う時も、実はかなり大きな「心理的な壁」があったんですね。
それが一体何か? というと、
●文章を書いた一行が歪んだら嫌だ
という恐怖なわけです。
これは前に一度このメルマガでも書いたと思うんですが、この恐怖は意外に大きいんですね。
で、この「一行が歪んだら怖い」という恐怖感があるから、多くの人がバレットジャーナルを使う時に「方眼ノート」を使うわけです。
いや、もちろん、定規を使って「まっすぐな線」でフォーマットを書きたい、キレイなノートにしたい、という人は方眼でもなんでも使えばいいと思うんですよ。
でも、実際にノートテイキングをする、というのは、たとえば、
●講義をノートにまとめる
●打ち合わせの時のポイントをメモする
●読書などのポイントを書き写す
●Youtubeで聞いた話のポイントをメモする
●電話がかかってきた時のポイントをメモする
●はっと思いついたことを記帳する
●内面から湧き出てくる言葉を捕まえて文章化する
●日記として、今日一日の出来事を振り替える
というようなことなんですね。
これらの用途は、ほぼほぼ全て
●急いでメモを取らないと残し損ねてしまう
というような事ばかりなわけです。
正直、そんな時に定規を使ってフォーマットなんて書いてられません。
逆に定規を使ってフォーマットを書きたい場合は、そのためにキチンと時間を取って一か月分のブロックをていねいに書くとかする、のではないでしょうか?
「キチンと時間を取ってフォーマットを書く」
のであれば、実は方眼なんか不要なんですよね。
一か所、キチンと90度の角度をしっかり取れれば、あとは定規を当ててキレイな表組を描けます。
方眼罫にそれほど利便性はないんじゃないかなぁ。
いや、それより何よりです。
もともと、ノートに文字を書くという事は、そもそもがフリーハンドなんですね。
だから、
●線が歪んでいて、何が悪いの?
という話なんですよ。
メモを取る時の8割9割は、
●急いでメモを取らないと残し損ねてしまう
内容なんですね。
だったら、一行が歪んでいても別にいいじゃないですか。
メモして残すことの方が優先度は高いはずです。
表組だって、別に定規なんか使わなくてもいいんですよ。
フリーハンドで、自分なりに「まっすぐ引けた」と思える程度で充分役に立ちます。
この「歪んでいたっていいじゃないか」あるいは「フリーハンドなんだから歪んでるのがあたりまえ」という地平に発想を持って行けさえすれば、無地のノートの利便性はものすごく大きく広がるんですね。
で、これは「歪んだら怖い」という恐怖を乗り越えるかどうかだけなんです。
だけなんですけど、これは確かに、かなり大きな「心理的な壁」だと思います。
乗り越えにくいだろうなぁ、とも思います。
でも、やっぱり、これを乗り越えると、ものすごく快適なんですよ。
ほんの少しだけ「勇気」を出せば、本当に快適な世界が広がっているんです。
ということで、今日の話はここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.672 -了-]---------------
====過去記事一覧====
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm
==過去連載記事などのまとめ==
●文具関連名著42冊のうちのベストテン
●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ!
●「Stationery Book 42」ブックレビュー
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html"
●あっと驚くブラインドタッチの秘密
●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か?
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html
------------------------------------------------
僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、
おともだちにメルマガ登録をおすすめください。
よろしくお願いします!
●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム
https://www.itm-asp.com/form/?810
メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。
●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ
記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ
http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm
いつもお読みいただきありがとうございます。
木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com
バックナンバー一覧に戻る