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「生涯ブラインドタッチになれない仕様」のタイピング練習ソフトが、日本の定番になってしまっているのです。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第680号●2023年6月10日(土)
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%name_sei%さん、こんにちは。
昨日は、市販の「タイピング練習ソフト」の大半が、「その方法で練習したら一生ブラインドタッチにはなれない」という話をしました。
日本人でブラインドタッチが出来る人がものすごく少ないのは、この「間違った練習方法のタイピング練習ソフトが超普及してしまっているから」と断言しても良いくらいです。
「練習すると生涯ブラインドタッチになれないタイピングソフト」
の条件は二つ。
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●画面に出るランダムな単語を入力する
●判定基準が入力スピードである。
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ということです。
もうね、これね、どーーーーーーーーーーーーしようもなくダメダメなんですよ。
絶対にやってはいけない「キーボードのチラ見」を発生させるために設計されているとしか思えない。
どうしようもなくダメな仕様なんです。
考えても見てください。
初学者は、キーがどの位置にあるのかなんて分からないんです。
なのに、パソコンのディスプレイに、ランダムな「単語」を表示して、それをブラインドタッチで打て!と言われたら、そりゃもう、キーボードをチラ見するしかないんです。
それが、時間制限なくゆっくりやるなら、まだ個別のキーの位置を覚えながら練習もできるでしょうけど、判定基準は「入力スピード」なんですよ?
そりゃ、必死になって「チラ見」をするでしょう。
あたりまえじゃないですか。タイピング練習で絶対にやってはいけないのが「キーボードを目で見ること」なんです。
でも、市販のソフトやネットの無料練習ソフトなんかは、9割くらいが、この「やったら生涯身に付かない」タイプのソフトなんです。
こういうのは絶対に選んではダメなんです。
では、どういう練習ソフトが良いのか? というと、あたりまえなんですけど、
●一切キーボードを見なくても、文字を思い通りに打てるように設計されている練習ソフト
です。
キーボードを一切見ずに文字が打てるように設計されているので、キーボードを見ずに文字入力ができるようになります。練習の一番最初から、一切キーボードを見ないのだから、「キーボードを見ずに文字入力ができるようになる」のはあたりまえでしょ? そうでしょ?
この「キーボードを一切見ずに練習できるソフト」というのは、タイピング練習ソフトの中では最低限の必要機能です。こういう練習プログラムがついていないソフトは、悪癖しか身に付かないので絶対に使用しないで欲しいと思います。
で、この「キーボードを一切見ずに練習する」ためには、まず最低限、ディスプレイに「キーボード図」が表示されていて、「どの指でどのキーを打つのか」を明示する、ガイド表示が必要です。
この機能がなければ、それはもう全然役に立たないソフトなので、絶対に使わないでください。
こういう機能がついているタイピング練習ソフトは、探せばまぁまぁ世の中には存在していると思います。
しかし、そういうソフトは、多分、ごくごくマイナーなソフトで1万本も売れていないんじゃないでしょうかね。
言ったら悪いですけど、「絶対にこれで練習してはダメ」と言っても良い仕様の大ヒットPC版タイピング練習ソフトなんて、シリーズ販売実績780万本ですから。圧倒的に「生涯ブラインドタッチになれない仕様」のソフトが売れてるわけです。
ゲーセンで人気だったゾンビを倒すタイピングソフトも販売されたソフトだけで20万本。ゲームセンターで遊びでやった人がどれほどたくさんいたかは、もう全然分からないですけど、ものすごい人数でしょう。
また、寿司の皿に言葉が乗ってくるタイピングゲームは、昨年のゲーム関連のキーワードの1位を獲得していたりします。とにかくすごい人気なわけです。
これらの「大ヒット」がすべて、
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●画面に出るランダムな単語を入力する
●判定基準が入力スピードである。
//////////////////////////////////////
という共通仕様なんですね。なので、「タイピング練習ソフトと言えば、この形」というものが定着してしまった。
ここが我々日本人のものすごく不幸なところなのです。
多分、みんなが「こういうものがタイピング練習ソフトだ」と思い込んでしまったので、もう、そういうタイプのものしか売れなくなっているのが現実なんだと思います。
ああ、悲しい。
---------ちなみに-------------------
こういうソフトで「ブラインドタッチになった!」と主張する人もけっこういてるんですが、かなり怪しい主張だと思ってください。
もし、身近にそういう人がいたら、キーボードに置いた手の上に、タオル等をかけてキーボードが見えないようにして、それでも文字入力ができるかどうか確かめてください。
これができないなら、それは「ニセ・ブラインドタッチャー」です。
できると信じ込んでるだけで、全然できてないという残念な人です。
タオルをかけてもOKという人は超、超、少ないと思います。(調査したことがあります。)
こういう「ニセブラタッチャー」はかなりいてますから、本当に注意してください。
ブラインドタッチャーというのは、キーボードを一切見なくても、思い通りに文字入力できる人の事をいいます。できないならニセモノです。ただ本物を知らないだけです。
この部分の違いは、快適さとか、PCの利用度とか「得られる結果」が圧倒的に、全然、まったく違いますので、正しく理解してくださいね。
------------ちなみに話、おしまい---------
市販のソフトで練習するなら、とにかくまず、PC画面上にキーボード図と、どの指でどのキーを打つのかを示す、指の配置図が表示されているものにしてください。
これが最低限、必要な仕様です。
ということで、今日はここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.680 -了-]---------------
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