●バックナンバー一覧に戻る
「声優」という特殊な仕事と、「吹き替え」という独特の世界について、ちょっと感想を語ります。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第693号●2023年6月23日(金)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
----------------------------------------
このメルマガは、
「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」
をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。
「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。
それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。
----------------------------------------
%name_sei%さん、こんにちは。
昨日は、「声優」さんの話で、声だけの演技というものは、普通のお芝居とはまた全然違うものなのだ、というお話をしました。今日はその「声優」さんのお話です。
声優と俳優はまったく異なる仕事なのだ、ということを知っていると、意外な人の才能を見つけたりして面白いものです。
たとえば、アニメ映画などで、有名タレントや俳優さんとかが「ゲスト声優」として出演することがあります。
自分が子供を持つまで、「アンパンマン」などの子供向けアニメは見る気もなかったのですが、子供向けアニメ映画などを見ると、そういう意外な才能を発見したりして面白く感じたりするものです。
また、海外ドラマの日本版も、僕自身は字幕で実際の演じている俳優さんの声で映画を楽しむのが好きだったのですが、子供ができると吹き替え版にして一緒に見るようにしたりもします。
そういうこともあって、最近になって意外なタレントさんの才能を知る機会がいろいろあったのですが、その中で印象的だった方に、上戸彩さんと宮迫博之さんの二人がいます。
この二人、「声優」の仕事が、やたらとうまいのです。
上戸彩さんの場合は、女優としては正直「ダイコン」の方なんじゃないかな? という印象があったのですが、それがたまたま「ズートピア」というアニメで声優として主演をされていて、これがとても良かったんですね。
だから、そもそも、少し強調を効かせたお芝居というもの自体が「地」の方なのかな? と思います。
「もともと向いている」というのは、世の中あるんだよなぁと感じさせる人でした。
そういう「もともと向いている」という種類とは違って「声の演技とは何か?」を正しく理解して演じている俳優さんもおられます。
それが実は宮迫博之さんなんですね。
宮迫さんは、僕の好きな「アベンジャーズ」のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で、「ホークアイ」こと弓矢の名人クリント・バートン(ジェレミー・レナー)を演じておられます。
この吹き替え演技が、実に抜群にうまかったんですね。
「ホークアイ」というキャラクターは、もともと「殺し屋」であった過去を持つ男が、正義の側の仕事をするようになる、という精神的に少し複雑な設定を持っているのです。
宮迫さんは、この「複雑な感情」というものを、声優の方たち特有の「大げさな演技」に陥ることなく、自然な声のトーンのまま演じておられるんですね。
これは本当に抜群にうまかった。
近年、所属していた吉本との関係が悪くなって事務所を退所された関係で、ホークアイの担当声優を降板されたわけですが、このホークアイとしての宮迫博之という役者に関しては、本当に残念で仕方ありません。
社会的に問題のある行動を起こしたとか、そういう事で評価が左右されたりするものですが、表現に関する巧拙というものは、そういう社会規範とは連携させずに判定すべきなんじゃないかなぁと、いつも思います。
楽しんでいた作品世界の質がドンっと落ちてしまうというような事が、社会規範などの作品世界とは無関係な基準に左右されると、僕は少し理不尽な気持ちに陥ってしまうんですね。
いや、まぁ判定基準というものはいろいろですから仕方ない部分の方が大きいとは思うんですけどね。
ともあれ、子供を持つまで、「洋画は字幕で」という人だったので、子供を持って初めて「吹き替え」の世界を知ったというちょっと「ニワカ」の意見なので、まぁ判定精度としては浅い話だと思ってください。
ただ、翻訳の精度という意味では、実は「字幕」は文字数に制限もあるし、かなり翻訳に制限のかかる手法なのですが、「吹き替え」というのは文字数的には余裕があるため、逆にかなり原作の持っているニュアンスや意味を取りこぼしなく伝えていることが多い、というのも、吹き替え版を見るようになって知ったのでした。
これも思っていたこととはちょっと異なる映画体験でしたね。
アマゾンプライムなどの、サブスクリプションを契約されている方は、気に入った映画などを吹き替えと字幕の両方で楽しむと、その世界がよりいっそう深く楽しめたりしますよ。
ということで、今日はここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.693 -了-]---------------
====過去記事一覧====
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm
==過去連載記事などのまとめ==
●文具関連名著42冊のうちのベストテン
●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ!
●「Stationery Book 42」ブックレビュー
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html"
●あっと驚くブラインドタッチの秘密
●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か?
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html
------------------------------------------------
僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、
おともだちにメルマガ登録をおすすめください。
よろしくお願いします!
●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム
https://www.itm-asp.com/form/?810
メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。
●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ
記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ
http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm
いつもお読みいただきありがとうございます。
木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com
バックナンバー一覧に戻る