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「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」を観てきました。すごく良かったです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第700号●2023年6月30日(金) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ---------------------------------------- このメルマガは、 「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」 をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。 「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。 それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。 ---------------------------------------- %name_sei%さん、こんにちは。 昨日は映画、「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」を見てきたんですが、今日はその感想をFaceBookに書いたので、それをかいつまんで紹介します。 いやー良かった。特に冒頭15分くらいかな? 超絶カッコよくて無茶苦茶面白かったです。 まず、背景が水彩画風になっている独特の演出があって、そこを主人公たちが動く。 それだけで、これはもうアニメじゃなくて、もうほとんど美術工芸品の世界だなと感じます。 映像表現、ハンパないです。 そこに、前回登場した女性版スパイダーマンであるスパイダーグエンが登場してアクションを披露してくれるわけですが、そもそもこのスパイダーグエンって、そのデザイン画が発表された途端にファンアートが大量に出回ったくらい、大人気キャラクターなんですね。それが主役で映画化されたことはなかったんですが、今回は冒頭がほとんどグエンが主人公。ああ、もともと、キャラクターとしてのポテンシャルが超高かったんだよなぁ。忘れてた。と思って観ていて、グエンが主人公の話が見れただけで、ビックリし、実に嬉しかったのです。 しかも、その後その他のキャラクターが出てきますが、もともとスパイダーマンのファンなのでスパイダーマン2099:ミゲル・オハラや、スパイダーウーマン:ジェシカ・ドリューが出てきただけでもワクワクするのに、その二人のアクションシーンがとても個性的で面白い。この2人が動いてるところを見るだけで「ああ、いいな!」と素直に思ってしまうんですね。すごくいい! 近年、たまに海外の有名監督がヒーロー映画をくさして「あれは映画じゃなくてテーマパークのアトラクションのようなものだ」とか「マスクの方が主人公で役者はヒーローじゃないのだよな」とか「なんでもかんでもCGCGだ」とか否定的なことを言う人がいたりしますが、僕としては、「おまえら、そんなこと言うなら映画業界にいる資格は、全く、一切ないからさっさと消えろ」と言いたくなるんです。 何でかと言うと、ひとつは、CGだって人が作ってる「人間の表現」だから。なんかヒーロー映画やCGを使った娯楽映画を否定する監督とか映画人って、たとえば役者の芝居の方が、CG作ってるクリエイターより偉いとか勘違いしてるんじゃないか?と疑ってしまいます。 CGにせよ、アニメーションにせよ、どちらも生身の人間が生み出している「表現形式」なのだから全然問題ないと思う。何を間の抜けたことを言うとるんやと思うんですね。 特にこの映画の映像表現は無茶苦茶に凝ってるので、そういう思いは強くなります。 もう一つの理由が「ヒーロー映画が映画業界を支え、その売り上げで多様な作品が作られている」という事実があるから。やっぱり大量に稼ぐ映画がないと、芸術的に完成度の高い映画や、リアルな現実を映す社会的意義ある映画とかは作りたくても作れなくなると思うんですよ。だから、映画として質の高いものを作りたいのなら、こういうヒーローものを否定してはいかんと思う。 とくに映画というのは映画館にどれだけ客を呼べるかというのは超重要ですしね。 大きくはそういう話です。 で、僕は1978年に、リチャード・ドナー監督の「スーパーマン」を見て以来、映画というものに関しては、特撮であるとか、CGであるとか、そういう「現実にはない表現手法」を使ってない作品は、有無を言わさず10点か20点マイナスにしようと考えるようになったんです。 この「スーパーマン」を観て、現実にはない想像を超えるような映像を見せてこそ映画なんじゃないの? と考えるようになったんですね。 だから、ヒーロー映画こそ本物の映画なんだと思うんですよ。だから、映画監督は「芸術的に優れた作品を作るのが本来の仕事」と、勘違いしたらダメだと思いますね。やはり、多くの観客が、ビックリするような映像で、しかもみんながあこがれるようなヒーローを作り上げることこそが映画の本質なんだ、と断じたいと思います。 だから、そここそが本道で、それこそが「最低限」映画がやらなくてはならない事だと思うんです。 リアルな現実を、心に染み入る表現で伝えるような作品も素晴らしいと思いますが、こと「映画」に関しては、まず自分がイマジネーションの飛躍をさせると言う努力をしないとダメだと思うんですね。 で、そういう努力すらせずに、本当に、映像表現に凝りまくって、超絶努力をしている作品をけなさないで欲しいなぁと思うわけです。 ぶっ飛んだイマジネーションを掻き立てようとしないのは、単純に映画業界人として単なる手抜きでしかないと、僕は思うんですよね。 見たこともない映像表現を作ろうとしない人は業界追放とかのルールを作っても良いくらいのものだと思うんですがね。 そういう意味で、この「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は、本当に新しい表現を見せつけてくれてるなぁと思う。 ただねぇ。 この映画、物語の「前編」のみの映画でして、「後編」は「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」として公開されることになってるんですね。 で、その公開日が来年3月の予定だったものが、つい先日、再来年に延期されることが決定してしまったんですよねぇ。 うーん、二年も待つのか。内容忘れてしまうわ! と慄然としてるんですが。 やれやれ。 ということで、今日のメルマガはここまで。 ではまた明日。 --------------[KID'S SIGNAL No.700 -了-]--------------- ====過去記事一覧==== https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm ==過去連載記事などのまとめ== ●文具関連名著42冊のうちのベストテン ●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ! ●「Stationery Book 42」ブックレビュー https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html" ●あっと驚くブラインドタッチの秘密 ●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か? https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html ------------------------------------------------ 僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 おともだちにメルマガ登録をおすすめください。 よろしくお願いします! ●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム https://www.itm-asp.com/form/?810 メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。 ●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもお読みいただきありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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