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今日は僕が使っている、「年に数回しか使わないけどこれしかダメ」と思っているシャープペンシルの話をします。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ [KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第702号●2023年7月2日(日) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ---------------------------------------- このメルマガは、 「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」 をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。 「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。 それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。 ---------------------------------------- %name_sei%さん、こんにちは。 今日はちょっと、なんでもない文房具に関する雑談です。役に立つとかなんとか、そういう話ではないので、お気軽にどうぞ。 で。 知っている方は知っていると思いますけど、世に出回る「消せるボールペン」、あれ、アメリカとか欧米の主たる国とかでは、全然売れてないんですね。 なんでなのか、ご存知ですか? 実は欧米では、ペンで書いて間違えたところは、線をその上から引いたり、黒く潰したりして、「訂正痕を残す」文化だからなんです。知っている方は知ってると思いますが。 そもそも「修正してしまえるボールペン」などというものは、公文書の不正修正を招きかねないという、そういう発想もあるらしいんですね。 で、僕はずいぶん昔に読んだ斎藤孝さんの「三色ボールペンで読む日本語」に、本に直接赤線を引く話があって、その時に「ここが本当に大切なのだろうか? という迷いを振り切って、えいやと決断して線を引くのだ。それが消せないボールペンの良いところです」というような内容が書いてあって(正確な引用でなくて、ごめんなさい。引用方針からはずれますが、要ご容赦)、かなりその考え方に影響を受けているのです。 やっぱり、本に線を引く時は、そういう決断が必要です。 で、この「決断」は、けっこういろいろなところに幅広く展開されまして、たとえば手帳などにメモする時も、多少表現が甘々でも、もう、とにかくボールペンでえいや!と書くわけです。 ちょっと表現がズレてるなぁと思った時は、あとから追加でニュアンスの合ってないところを補正したりもします。 で、なんでもかんでもボールペンを使うし、まちがえたところで線で消したり、黒く塗りつぶしたりで済ませることが増えたので、もう本当にシャープペンシルを使う事はなくなったんですが、それでも本当にごくまれにシャープペンシルを使うことがあります。 それは、相手の都合で、スケジュールの予定が確定しにくい場合などです。 仮確定でメモはしておきたいけど、日付が変わってしまう場合もけっこうある、というような予定。 これはやっぱり、他の確定しているスケジュールと一緒にメモしておかないと困るんですね。 で、そういう時だけシャープペンシルで月間予定表などに「仮予定」を書き込むことがあるんです。本当にまれに、ですけど。 で、そういう時のシャープペンシルに何を使っているかというと、これが驚くなかれ、三色ボールペンのZEBRA「ブレン2+S」だったりするんです。 これ、赤黒ボールペンとシャープペンシルの3機能ボールペンなんですが、実は僕は単にシャープペンシルとしてしか使ってないんですね。 いまや、ボールペンは同じくZEBRAのSARASA NANO シリーズ(0.3mm)しか使ってないので、ブレン2+Sの赤黒ボールペンはまったく不要なんです。 でも実は、僕はこのブレン2+Sのシャープペンシルが好きなので、これを使うんですね。 そもそも3色ボールペンのうち一色が「シャープ」というおまけ的なシャープペンシルなんて、実はシャープリフィルがガタガタ動くわ、メカニカル構造のせいで、筆記具全体の重さのバランスが悪くなるわで、実用に足りるものではないのが普通なんです。 ところがこの2+Sのシャープペンシルは、もともと重心を下げるためにペン軸の先に重りが入っていたりして、ペン全体が低重心ですごく書きやすいんですね。しかも、シャープリフィルがガタガタとガタつくこともかなり減らしているようで、シャープペンの軸も安定してるんです。 で、そもそも3色ボールペンですが、低価格を目指してるらしく値段も500円程度ですし、何より全体がとても軽いわけです。 シャープペンシルで、ある程度書き味の良いもの、重心の低いものというと、どうしても高級志向になって、ペン自体の自重が重くなる傾向にありますし、価格も高級志向で値の張るものがどうしても多いんです。 なのでシャープペンシルで気に入ったものを探すというのは意外にむずかしいんですね。 その意味では、この2+Sは、自重は軽いし、重心は低いし、リフィルブレもないし、かなりお気に入りなのです。 半年ほど前に、SARASA NANOと出会って以来、ボールペンをすべて、これまで使っていたブレンシリーズからSARASA NANOに変えてしまって、実は前に持っていたブレン2+Sもうちの奥さんだったり知り合いだったりに譲ったりしたので、もはや手元になかったんですね。 でも、先日、年に何回あるか分からない「相手都合でスケジュールが確定できない」予定が突然発生して、手元に気に入ったシャープペンシルが存在していないことに気付いて「およよ」と慌ててしまったんですね。 なので、仕方なく先日道具の補給のために買い出しに出てしまうというはめに陥りました。(いやまぁ、他の予定もあったんですがね。 ということで、いまはまたブレン2+Sをいつものノート袋にセットして、安心して日々を過ごしているのです。 ブレン2+Sのシャープペンシルは、ほんと優れていると思います。 良かったらお試しくださいませ。 いちおうリンクを貼っておきましょう。 ●ゼブラ 多機能ペン ブレン2+S 0.5mm 白 B2SAS88-W https://amzn.to/46A0H9F あ、500円もしなかった。343円。安い。 ということで、今日はここまで。ではまた明日。 --------------[KID'S SIGNAL No.702 -了-]--------------- ====過去記事一覧==== https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/index.htm ==過去連載記事などのまとめ== ●文具関連名著42冊のうちのベストテン ●角二の封筒とファイルエクスプローラ。書類管理の基本はこれだ! ●「Stationery Book 42」ブックレビュー https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/hukuro_file.html" ●あっと驚くブラインドタッチの秘密 ●ブラインドタッチ練習ソフト「WEEK」とは何か? https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/blindtouch.html ------------------------------------------------ 僕のメルマガを面白いと感じてくださったら、 おともだちにメルマガ登録をおすすめください。 よろしくお願いします! ●無料メールマガジン[KIDS SIGNAL]読者登録フォーム https://www.itm-asp.com/form/?810 メルマガ・ブログの内容を紹介したい方は、以下のページが便利です。 ●メルマガ:KID'S SIGNAL & ブログ:コトノハコトバ 記事サンプルとメルマガ登録ボタンのページ http://www.kidashigeo.com/kotonohaselect.htm いつもお読みいただきありがとうございます。 木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com

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