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半年で治ると言われる「テニス肘」。しかし、治っていく過程は想定外のことだらけだったのです。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第729号●2023年7月29日(土)
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%name_sei%さん、こんにちは。
昨日は、「テニス肘」のリハビリ運動が玉石混交で、たくさんある情報のどれが本当に役立つのか分からないという話を書きました。
そこで「テニス肘 リハビリ 治った」という、「治った」というキーワードを入れてリハビリ運動の情報を絞った、ということを書いたわけですが、こうして情報を集約して選んだリハビリ運動は、それはそれは、驚くほどの効果がありました。
日々、腕が痛くて、右手でやりたいところを左手で差し替えたり、モノの持ち方を変えて持つようにしたり、日常生活がストレスだらけだったわけです。
それまでにやっていた、五十肩を解消する肩甲骨のストレッチも効果が高くて、肩から肘にかけての痛みはかなり解消していたのですが、肘から手首にかけての痛みは全然解消されなかったんですね。
でも、整形を受診して得た「テニス肘」というキーワードと、効果が得られるだろうと想定した「治った」のキーワードで検索したリハビリ運動は、そのどうしても痛みが減らせなかった肘から手首にかけての痛みを、かなり大幅に減らしてくれたんです。
これはもう本当に劇的だったんですよ。
仮に運動前の痛みを100として、一回その運動をワンセットやると、それだけで痛みが80程度までやわらぎ、この運動を朝昼晩と繰り返しやっていると、痛みの程度は印象的には40とか30くらいまで下がったイメージなわけです。
「テニス肘」というのは、手首から肘につながる筋肉を、骨と接続している「腱」が炎症したり傷ついたりしている状態で、これが治らないと完治とは言えないし、腱はもともと治癒に時間がかかる部位であるらしく、治るまで半年以上かかるわけですから、本当は「リハビリ運動で治った」わけではないんです。
それでも簡単な運動をするだけで、これだけ痛みが減らせるなら、万々歳です。
昨年は10月から腕が痛くなり、肩甲骨リハビリで肩から肘までをなんとかラクにさせたのが11月後半まで。そこからはどうしても痛みを減らせず、整形外科を受診。消炎剤とヒアルロン酸で多少は痛みは抑えられたものの、2週間程度でぶり返し、年末にもう一度受診して同じ注射を接種。
それでも年の瀬が近づいてきたら、また痛みがぶり返してきて、しょうがないので、このメルマガもやすませていただいて、とにかく腕を休ませてみようと、三角巾で腕を吊り(腕を休ませると多少は痛みは減るのです。)大みそかから正月までを、三角巾とともに過ごしていたんです。
で、正月があけて、三回目の整形外科の受診前に、ふと、「テニス肘 リハビリ 治った」検索を思いついたわけです。
十二月まるまるひと月と、年末年始の時期とを、すべて痛みとともに過ごしていたのに、この「テニス肘治ったリハビリ」で痛みが100から30くらいまで、いきなりドスンと落ちたわけです。
結局そのリハビリ運動は、テニス肘が出る人は、体の骨格に歪みが出ていて起きていることが多いから、まず骨格の歪みを正しましょう、というものだったんですね。体が歪んでいるから筋肉が不要に引っ張られて傷つきやすくなっていると。それをそのまま無理をして作業やテニスなどをするから腱が傷んだのだと。
だから骨格の歪みを取る運動をしてやれば、無理に筋肉が引っ張られることが減って痛みもなくなるのだ、というそういう理屈でした。
ま、理屈はどうでも良くて、痛みにさらされている人間からすれば、「こうすれば痛くなくなる」ということが分かれば、それが絶対的な正義なわけです。
そこからはもう、毎日そのリハビリ運動をサルのように一日に何度も繰り返したわけです。骨格の歪みが減れば腱への負担も減るわけで、腕の痛みも、週単位で少しずつ和らいでいったのです。
たとえば、週に二回あるゴミ捨ての日。うちは田舎なので、200メートルほど離れたゴミ捨て場までゴミを持っていかなければならないのですが、それを当初は左手でしか運べなかったものが、左手が疲れたら少しだけなら右手で持てるようになり、右手で持つ時も腕を伸ばすと痛いので、少し腕を曲げて持っていたものが、そのまま伸ばしても痛くなくなり、というように、一週間ごとに、少しずつ回復していくわけです。
回復していくと、可動範囲が広がるので、前と同じような気持ちで日常動作をしてしまうわけですが、そのどこかで限界を超えてしまう時が出て、「あ痛たたたっ」となることが、これまた週に一二度はあるわけです。
可動範囲が広がるたびに、いままでとは違う角度や力の入れ方で痛みが出るようになる。痛みのポイントが、回復に応じて変わるので、そうなってしまうんです。
この「良くなって行くから、痛みのポイントが変わる」というのには、けっこう悩まされましたねぇ。
治ってきてるという実感があって、それはうれしいんですけど、とにかくずっとどこかが痛い。痛い場所が移動しているだけとも言えるんですね。しかも、「この角度だと傷むからそっとやろう」というのは通用しないわけです。そのポイントは、もう痛くないわけですから。で、治った! と思ってムチャをすると、想定外の角度や強度で腕を動かした時にズキっと来たりするわけです。
けっこうこれはやっかいでした。
2月から3月にかけては、ずーっとそういう状態だったんですね。
とは言え、「あいたたた」となる頻度が、週に二回から一回になり、週一回から二週に一回くらいになって、4月の終わりからゴールデンウィークにかけては、少なくとも腕の動きでの痛みは、全然出なくなりました。
10月半ばに痛みが出て、半年なら4月の半ばが元に戻る時期。まさに、半年で、「腕の痛み」そのものは、ほぼ完全と言って良いほどなくなったんですね。
日常動作で、何か作業をしていて、腕が「あいたたた」となることは、なくなりました。
まぁ、ここまでなら、予定通り、ということで万々歳なんですが、
実は、この後もけっこう「テニス肘のその後」には悩まされるんです。
ということで、この続きはまた明日。
ではではまた。
--------------[KID'S SIGNAL No.729 -了-]---------------
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