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「コンテンツマーケティング」の正確な定義を少し考えてみませんか?
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      [KID'S SIGNAL]  キッズシグナル●第75号●
      2016年4月8日(金)  /  旧暦:弥生(3月)2日  
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コンテンツマーケティングが流行っています。
とくにWEB業界で。

実際、この「コンテンツの作成」というものを、いろいろな形でお手伝いしてきておりますし、「あれもコンテンツマーケティングだな」「これもそうだよね」と思う事は多いのですが、でも、どうも、このコンテンツマーケティングというのが、僕にはずっと、ピンと来てなかったんです。

なんと言うか、効果のあるものとないものが混在し、しかも、その明確な基準値がはっきりしないまま、世の中に流通してしまってるんじゃないかという気がして仕方ないのですね。

実際、Googleで「コンテンツマーケティング」を検索して、最初に出てくるのは、こんな定義です。

(引用開始)------------------------
●コンテンツマーケティングとは、
見込み客や顧客にとって価値のあるコンテンツを提供し続けることで、興味・関心を惹き、理解してもらい、結果として売上げにつなげるマーケティング戦略のことです。 何度も訪問して購入してくれる優良顧客を育むためには、継続的に訪問したくなるコンテンツ戦略が重要となります。
(引用終了)------------------------

コンテンツマーケティングとは何か? この解説で、わかりますか? 僕は、この解説では、決定的に定義があやふやだと思えて仕方ないのです。
よく分かりません。

この他にも、ネット界隈では、「コンテンツマーケティングは売上げアップにつながるのか?」とか「顧客エンゲージメントの向上」とか「満足度と顧客のロイヤルティを高くする」とか、典型的な「それらしい言葉」が飛び交ってるのですが、それでもやっぱりなんかすっきりしない。

釈然としないまま、いろいろ情報収集をしている時に、あるコンサルタントが「コンテンツを作るには、まず競争力のある商品を作る事。そして、その商品を買うように、逆算して、役立つ情報・コンテンツを設計すること」と言っているのを聞いて「あ、これだ!」と、すべてが一気に見えたように思ったんです。

大事なのは、「逆算」ということなんですね。
まず商品があって、そこへたどり着くように「逆算」したルートが作られていなければ、それはコンテンツ「マーケティング」ではないわけです。
わかりますでしょうか? 帰り着く道がないのなら、それは効果を発揮しないわけです。

実例で考えてみましょう。

たとえば、「指紋認証機能付きのタブレットPC」を商品として売りたかったとします。
この時、ネットにせよ店頭での販売であるにせよ、パンフレットであったり、商品紹介のページというものは作ります。それがなければ、誰も買わないでしょう。何よりどんな商品なのかがさっぱりわからないので、検討のしようがありませんから。

でも、このパンフレットや商品紹介のページの事は「コンテンツ」とは呼ばないのですね。あくまで商材の紹介ツールでしかありません。なぜかと言うと、商品紹介だけでは「興味や関心」を引くことは難しいからです。興味・関心の湧かない情報は、コンテンツとは呼べないわけです。

なので、「指紋認証機能付きのタブレットPC」のコンテンツなら、たとえば「ネット通販する時に液晶画面でパスワードを入力するのは面倒だと思いませんか?」という記事のように、読み手が自分の興味を満たし、関心を持ち得るところまでかみ砕く事が必要で、そこまでかみ砕いてはじめて「コンテンツ」になったという事になるのです。

「ネット通販」「パスワード入力の手間」という利用シーンと「面倒」という困りごと。ここまで課題の提示があった上で「指紋認証機能付きのタブレットPC」を提案すれば、それは「課題の解決策の提案」という事になって、興味や関心を引くことになるわけです。

ですから、「コンテンツマーケティング」を行うというのは、そこまでお客さまの立場を吟味・検討して行うという事で、実はマーケティングとしてはかなり高度な種類のマーケティングなのですね。

そして。

ここが大切な事なのですが、このコンテンツマーケティングは、「逆算」して「帰る道」がなければ、全然効果がないマーケティング手法でもある、という事なんですね。

興味・関心を持って、「コンテンツ」を読んでもらったとしても、その次の「帰り道」である「商品紹介」のようなページ、ツールがなければ、商品の購入検討が行えないわけです。

だから極端な話をすると、「コンテンツマーケティングは、『コンテンツではないツール』がなければ成立しないマーケティングだ」とも言えるわけです。

いまネットではコンテンツを作ってアクセスをたくさん稼ぐような手法が注目を集めているわけですが、コンテンツに「帰り道」がなければ成約にまでは到達しないわけだから、コンテンツマーケティング「だけ」では売り上げが上がったりはしないのですね。

売り上げを上げるためには、興味を持つ段階から、実際に商品を購入くださるまでの全プロセスをキチンと検討して、ちゃんと道が整っているか? 欠けているツール・情報提供の機会はないか? を正確に検証しておかなければなりません。

私がご提案している「ドラマティックパンフ」サービスは、コンテンツの制作という事よりは、より「商品情報」の提供に近いポジションのサービスです。興味・関心を持ってくださった見込み客の方に、本当に安心して購入検討をいただくためのツールを制作する、そのお手伝いです。
効果の高いパンフレットがあれば、コンテンツマーケティングも「通りやすい帰り道」を得て、相乗効果を上げる事でしょう。

興味を持たれた方は、ぜひ検討・お問い合わせください。

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ではまた次回。


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