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ネジ一個の大きさが違うだけで、大変な目にあった話。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第773号●2023年9月11日(月)
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%name_sei%さん、こんにちは。
今日はちょっと、家の中のメンテナンスで気付いたことをシェアしたいと思います。
実は近々知人が我が家に来ることになっておりまして、それに向けて家の中の掃除とかいろいろやってるんですね。
で、久しぶりに暖かいコーヒーを飲もうとしたら、ちょっとカップがカビ臭くて。
これは一度食器棚を全面的に掃除しないとダメなんじゃない? という話になって、引き出し式の食器棚の皿やらコップやらすべて取り出して、引き出しの中、棚の内外、棚を置いてある棚裏の壁面まで、全面的にチェックしたわけです。
我が家は山の上で涼しくて良いのですが、湿気が多くてカビは生えやすいのですよ。
なので、案の定、食器棚の内側に少~し白カビが発生していたのでアルコールで拭いて一安心となったわけです。
しかし問題はそのあとでした。
棚を戻して、食器を入れて、さぁ元に戻ったぞ、と思ったら、一段だけ引き出しを引き出せないのです。
「え? なんで? 何がひっかかってるの?」
と思ってその段に入っている食器をチェックし、何が引っかかっているかを確認したのですが、何もひっかかっていない。なのに、引き出しが途中で引っかかって動かないんです。
どうも、食器ではなく引き出しそのものが、棚の内部のどこかとひっかかって動かなくなっている感じがしたので、無理やりガンッと引いて、中身が取り出せる隙間を作り、食器をふたたび全て外へ出して、引き出しごと引き抜いてみたのです
なんどか引き出しを抜いたり入れたりしてみて分かってきたのは、引き出しについているスチールのレール自体が途中で引っかかっているようだったのです。
そうして調べてみると、棚側に取り付けたスチールレールの、留めビスの頭が少し飛び出していたんですね。これがひっかかっていたのかと、ドライバーを持ってきてグイグイとねじ込んでいったのですが、どうにも途中までしかビスが入らないんです。
え? どういうこと? と思って、とりあえずビス=ネジ釘を抜いてみて良く観察すると、どうもそのネジだけが、他のネジよりほんの少しだけ大きいのです。
一本だけサイズが違っているのでスチールの留め具のビス穴に完全には入りきらず、ほんの0.5mm程度ネジ頭が飛び出していたんですね。
多分組み立て工程のどこかで、一本だけネジ釘のサイズ違いが紛れ込んだのだろうと思うのです。
長年使っている食器棚ですので、棚全体も気付かないくらいほんの少し歪んで来たらしく、そのせいで、いままでギリギリ通り抜けていたスチールレールが、ネジ頭にひっかかるようになって、引き出しが引き出せない状態になったのだろうと分かりました。
道具箱から適当なサイズのネジ釘を探し出して交換して締め付けてやるとひっかかりはなくなって、無事引き出しはスムーズに使えるようになりました。
しかしそれにしてもです。
たった一本、ほんの少し、1サイズ程度、ネジ釘のサイズが違うだけで、こういう想定外のトラブルに巻き込まれるわけです。
こんな小さなネジのせいで、一度戻した食器をふたたび取り出し、原因解明+ネジ交換をした後に、ふたたび食器を戻したわけで、けっこうな時間を取られました。
DIYとかをやってる人間なので、原因究明もその場で行え、問題解決も即できましたが、人によっては、「とりあえず食器は出したまま、今日は寝ようか」とか「この食器棚、ずいぶん使って古いし、もう使えない感じだから買い換えよう」とかの話になって、次の食器棚がやってくるまで、一段分の食器を家の中のどこかに退避させる、というような判断になる人がいても全然おかしくないと思うわけです。
たった一本のネジ釘のサイズが違うだけで、そういうことになるわけです。
だから僕は最近すごく思うのです。
たとえば「やるべきことリスト」を作る時に「時間見積もりを書いておくべき」とか偉そうに指示してる書籍とかあるわけですよ。
いや、それ予定どおりに行かないこともあるから! って思うわけです。
時間見積することに、そんなに意味があるか? って思う。
そもそも時間見積もりが立てられる課題なんていうのは、実はルーティーンの「作業」であることが多く、あまりそういう「時間見積もりが立てられる程度」の作業ばっかりやってるのは、人として学びや進化、成長がないことなんじゃないかなぁと思うんです。
ちょっと苦手なことにチャレンジしたり、問題の所在が分かっていない事の追求をしたりするのは、それはそれは時間がかかることなのです。
だから時間見積もりができて、その見積どおりに事が運ぶ、ということは、それだけチャレンジのない学びのない課題ばかりをやっている、ということになりかねないわけです。
こういう「想定外」を想定するような態度、発想でいると、とてもじゃないですが、ToDoに時間見積もりを書き込めというテクニックが底の浅いものに見えて仕方ないんです。
思いません?
進化・成長をするためには、チャレンジングな行動に日々取り組んでいかないといけません。
そして、「自分のやったことのない作業は、そもそも時間見積もりなんかできるわけがない」というあたりまえの話に気が付かないとダメだと思います。
ということで、あなたがもしToDoを日々書き込んでいるなら、その課題がチャレンジングかどうか、時間見積もりがでくるかどうかで判断してみてはどうでしょうか。
ということで、今日はビス頭の違いで大きく予定が変わる、というお話でした。
ではではまた明日、お会いしましょう。
--------------[KID'S SIGNAL No.773 -了-]---------------
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